Global Peace Leadership Program-先輩からのメッセージ5-
大智 みらいさん(教育学部・2021年度入学)
留学先:チャナッカレ大学(トルコ共和国)
留学期間:2022年9月から2023年6月まで
高校三年間を終えて大学に入学してすぐに私が思ったことは、「このままでは四年間もあっという間に過ぎてしまう」ということでした。振り返れば高校生活はあっという間で、一瞬で過ぎた三年間を思うと、「この大学生活の四年間は絶対に有意義なものにしたい」と思っていました。留学へ行きたいと強く思っていたわけではありませんでしたが、とにかく何か夢中になれるものはないかと思い、GPLPの説明会に参加しました。そこで聞いた先輩方の発表や、質疑応答での同学年の人の熱意が私にはとても眩しく感じられて、「こういう人たちになりたい」と思い、GPLPに応募しました。
GPLPに応募する!と決めてから、私の第一希望はずっとトルコでした。私は教育学部の第三類・日本語教育系コースに在籍しており、特に日本で生活する外国の方や、共生社会に関心がありました。また、私がGPLPに応募したいと思ったのと同じ頃、出入国在留管理局に収容中のスリランカ国籍の方が死亡するという事件があり、「共生社会とは何だろう」と考えることが多くなりました。高校の時に、教科書で「トルコには様々な人種が共に暮らしていて、宗教も多様である」という一文を読んだことを思い出し、そしてそもそも「トルコへ行く」という選択は未知にあふれていて面白そうで、トルコへの留学を即決しました。

実際に行ってみると、小さいものから大きいものまで様々なカルチャーショックがありました。印象深いものはいくつもありますが、私は皆さんにトルコの人の優しさを紹介したいです。トルコ語を少しでも話せば「上手だね!」と褒めてくれ、話せなくても「ゆっくりでいいよ」とフォローしてくれました。トルコは日本に負けず劣らず「おもてなし文化」の国であり、私が積極的にトルコに関わろうとすればするほど皆が温かく歓迎してくれ、政治について学んだり断食を経験してみたり、本当に色濃い一年間となりました。もちろん、言葉も分からない外国人ゆえに理不尽な扱いを受けることもありますが、それでもずっと日本で日本語を使って生活していた人間にとって、言語も文化も異なる環境で出会った人々の優しさは想像以上に深い感動を与えてくれるものでした。
滞在中には大きな地震も起こり、その動揺の中で隣国の人への差別的な発言を聞くこともありました。「多文化共生について知りたい」と、なんとなくのイメージで渡航した私ですが、自分の持っていたイメージの甘さや、思ったよりもずっと複雑な現実を突き付けられることになりました。しかし、その厳しい現実を知ってこそ、やはり私は「外国人と日本人の垣根がなく、全員が本当に安心安全に暮らす社会」を考えたいと強く思いました。そして、この留学がそれを考える本当のスタートになったのではないかと感じています。
私が今回の留学で後悔をしていることがあるとすれば、それは「しない理由」を考えることが多かったという点です。頑張ったこともたくさんありますが、それと同じくらい、「よくわからないから」「怖いから」「行っても意味がないから」と、いつも「しない理由」を探していたように思います。皆さんが留学をするときは、もちろん安全を最優先にしたうえで、自分の興味があることや成長のチャンスにどんどん飛び込んでほしいと思います。
最後になりますが、本当に様々なことを学んだ留学でした!

