Global Peace Leadership Program-先輩からのメッセージ1-
國井 奏さん(工学部・2017年度入学)
留学先:大連理工大学(中国)
留学期間:2019年9月から2020年1月まで
応募しようとしたきっかけ
大学には留学制度は数あるものの外国語の資格取得を含めた留学にむけてのアプローチは個人にゆだねられることがほとんどです。しかし,GPLPは留学前に指定の科目の履修を課しているため,留学準備・留学中に必要な語学力や知識を十分に身につけられると思ったのが応募を決めたきっかけです。加えて,広島県外出身のため平和についてふれる機会が少なく,平和について考えることを軸においた本プログラムに魅力を感じました。
仲間との活動
プログラムの学生で一緒に授業を受ける機会も多く学生間の仲は非常に良いと感じています。学内外問わずしばしば集まり,留学やイベント,セミナーなどの情報交換をしています。また,最近では2期生などからもSNSを通じて情報交流があり,熱意をひしひしと感じています。そういった周りの努力や話に刺激を受け,私自身もより一層の研鑽が必要だとモチベーションになっています。
留学生活について
留学期間中に印象深かったことは様々な国籍の人と交流できたことです。私が生活したのは大学内の外国人留学生専用の寮で,世界各地から年齢・性別問わず様々な国籍や人種の人々が生活する環境でした。
国・地域それぞれに特有の文化や習慣があり,それだけ生活スタイルがあります。時には日本人の生活スタイルからすると受け入れ難いようなこともあり不満を感じることもありました。しかし,そういったことを含めて様々な国の人々と交流することで,日本にいてはふれることのない文化や価値観,考え方を見たり知ったりすることができた=異文化交流ができたことは貴重な経験だと心に残っています。
また,メモなどで記録に残すことを意識することが大事だと感じました。留学というのは日々新しいこととの出会いです。勉強においても新たな単語・文法・式など新しいものにあふれています。それらをその場限りのものとして処理するのではなく,ノートや日記にまとめることを強くすすめます。学んだことは日々見返すことでしっかりと定着していき,思い出は次々と上塗りされていく記憶のなか,日々の思い出や経験・その時の感情をいつでも振り返ることができ,貴重な財産となるでしょう。
(写真は食事に行った際に同席になった方々と。左端が筆者。)
最後に
大学生活において常に意識してほしいことは"大学は就職予備校ではない"ということです。大学というのは学ぶところであって,大卒という肩書を得るための場所という認識には違和感を覚えます。世界に目を向けると,大学という環境では自主的かつ意欲的に取り組むことを日本よりも顕著に求められます。
大学入試を乗り越え大学生になった現在,大学生活での目標や意気込みが少なからずあると思います。その意欲をもとに自分から行動を起こすことを意識し,さまざまなことを経験していってほしいと思います。

