年度 |
2025年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻心理学プログラム |
講義コード |
WMC30100 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
福祉心理学特論(福祉分野に関する理論と支援の展開) |
授業科目名 (フリガナ) |
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英文授業科目名 |
Advanced Studies in Welfare Psychology: Support Theory and Applications in Social Welfare Area |
担当教員名 |
小畠 啓子 |
担当教員名 (フリガナ) |
コバタケ ケイコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 セメスター(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(前) 集中:教K104 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面 |
講義・演習中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
大学院生 |
授業のキーワード |
福祉現場で生じる問題と背景,福祉現場での社会心理的課題と支援,虐待, SDG_03 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標 1. 福祉現場において生じる問題及びその背景について説明できる。 2. 福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援方法について説明できる。 3. 子ども虐待問題に対する十分な理解と、ニーズのない当事者とも“子どもの安全”という視点を中心に必要な支援技法について説明できる。 4.高齢者虐待に対する十分な理解と,家族,施設職員への必要な支援について説明できる。 5.医学的背景を持つ障害児・者,そして認知症について十分な理解と,家族への必要な支援技術について説明できる。 6.福祉分野の専門家として必要な際に保健機関や医療機関への連携が必要なことを踏まえ、一定程度の医学知識(精神医学を含む)を備え,基本的な内容について家族や地域の支援者に説明できる。 7. 福祉分野に関わる公認心理師の実践について概説ができる。
授業の概要 福祉現場は,被虐待児,障害児・者,高齢者など社会的に養護が必要な人々の重要なサポート資源である。そうした福祉現場の支援対象者の虐待構造,障害種・程度ならびに家族力動などを医学的・心理社会的背景や課題を含みながら実践事例などを活用して学習する。また,福祉現場で必要な直接支援としての心理支援方法について体験的かつ実践事例を通して学ぶ。さらに,福祉現場において生じる問題及びその背景を,福祉現場で働くスタッフのメンタルヘルス対応ならびに福祉分野から保健医療・教育・司法などの関連分野との連携の実際について基礎的知識を習得する。 |
授業計画 |
第1回 福祉をめぐる現状と課題 児童相談所について 第2回 児童虐待の理解 現状 虐待防止法 被虐待児の心理的特徴等 第3回 被虐待児の支援 処遇 心理療法 家族支援 第4回 社会的養護の課題と支援 児童養護施設等の現状 家族・地域との共生共生 第5回 障害児・者の現状や福祉制度 第6回 障害の特徴や心理社会的課題 心理的支援の実際 第7回 障害児・者の家族,地域支援 障害受容 障害者虐待 心理アセスメント 第8回 高齢者の現状 心身機能の特徴 心理的支援 第9回 認知症の理解と支援 アセスメント 第10回 高齢者介護と虐待 福祉制度について 第11回 ミニレポート ディスカッション準備 第12回 発表とディスカッション① 第13回 発表とディスカッション② 第14回 発表とディスカッション③ 第15回 まとめとレポート |
教科書・参考書等 |
福祉心理学 公認心理師スタンダードテキストシリーズ17 ミネルヴァ書房 ISBN 978-4-623-08627-6 ¥2400 |
授業で使用する メディア・機器等 |
配付資料, 映像資料, moodle |
【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
キーワードを参考に事前学習をしておくと理解の助けになります。 |
履修上の注意 受講条件等 |
公認心理師必須科目 |
成績評価の基準等 |
1. 福祉現場において生じる問題及びその背景について説明できる。 2. 福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援方法について説明できる。 3. 子ども虐待問題に対する十分な理解と、ニーズのない当事者とも“子どもの安全”という視点を中心に必要な支援技法について説明できる。 4.高齢者虐待に対する十分な理解と,家族,施設職員への必要な支援について説明できる。 5.医学的背景を持つ障害児・者,そして認知症について十分な理解と,家族への必要な支援技術について説明できる。 6.福祉分野の専門家として必要な際に保健機関や医療機関への連携が必要なことを踏まえ、一定程度の医学知識(精神医学を含む)を備え,基本的な内容について家族や地域の支援者に説明できる。 7. 福祉分野に関わる公認心理師の実践について概説ができる。 上記到達目標について最終レポート(60%)を課し,授業中のミニレポート(40%)と合わせて最終評価を行う。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
公認心理師および臨床心理士の教員による、福祉領域に関する心理学的支援に関する講義を行う。 |
メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |