年度 |
2025年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
11044001 |
科目区分 |
平和科目 |
授業科目名 |
国際平和への記憶学 |
授業科目名 (フリガナ) |
コクサイヘイワヘノキオクガク |
英文授業科目名 |
Memories Studies Towards International Peace |
担当教員名 |
VAN DER DOES LULI |
担当教員名 (フリガナ) |
ファン デル ドゥース ルリ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 月5-8:オンライン,総K210 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面, オンライン(同時双方向型), オンライン(オンデマンド型) |
授業は主としてオンラインで行い、対面のワークショップ1〜2回を含む。連絡事項は、MOMIJIとMoodleの掲示板に掲載する。毎週のリフレクションとしてコメントシート(授業内容に基いたオンライン質問票)提出によって出席とみなされる。 授業では、講義、演習、パワーポイント・動画使用、ディスカッションを用いる。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
|
学問分野(分野) |
21
:
社会人基礎 |
学問分野(分科) |
02
:
平和教育 |
対象学生 |
学部生 |
授業のキーワード |
SDG_01/03/04/05/07/08/10/11/16/17 記憶学 平和学 社会心理 言説・表象 実証研究 原爆・被爆体験 復興と再生 アイデンティティ メディア AI ポピュリズム 世界遺産 資料館・博物館 ツーリズム |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 平和課目として開講する。 |
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学習の成果 | グローバルな社会の分断の傾向を分析すると、記憶操作の影響が浮かび上がる。多領域横断型の新たな学問領域である「Memory Studies (記憶学)」は、個人や集団の多様な思考活動や行動に影響を与える「記憶」について、実証的に考察するための、理論と手法を提供する。本講座では特に、社会心理を反映するまなざし(視点)と語り(言説)の分析手法を学び、「記憶」が、集団間の意思疎通や世論の動きに影響する機序について、国内外の時事問題を事例に説明する力を養う。さらに、対人関係や社会生活における課題において、偽情報・誤情報を見抜き、柔軟な対応ができる思考力・判断力・問題解決能力を醸成する。 |
授業の目標・概要等 |
本授業では、「記憶」が過去の事象の記録に留まらず、常に変化し、個人や集団社会の現在の行動・態度や未来の意思決定に与える影響とその仕組みを、国際摩擦と相互依存、戦争・紛争と和解、大衆文化、メディアとAIなど、多様な分野の事例で考察する。記憶学の基礎的な知識と方法論を習得し、時事問題の報道に見られる「記憶」の攻防の機序を説明し、自分や周囲の「記憶」を分析して身近な課題の解決に援用する力を養う。 |
授業計画 |
第1回 講義の概要と「Memory Studies」の導入 第2回 国際平和に影響する「記憶」とは 第3回 ことば・文学と記憶 第4回 国民の記憶はどう構築されるのか 第5回 戦争の記憶と国際関係 第6回 更新する記憶と記録・展示の課題 第7回 記憶と復興〜ヒロシマ被爆遺跡学習 第8回 変化するアイデンティティと記憶 第9回 大衆文化と記憶 第10回 記憶とメディア、AI 第11回 記憶の忘却と継承 第12回 越境する記憶 第13回 記憶の「場」とツーリズム 第14回 記憶学の実証的研究手法 第15回 まとめ
平和を考えるレポート(40%)と、期末レポート(40%)を実施予定。記述・口述試験は行わない。
授業の進捗状況や、特別企画導入により、授業計画の講義の順番が変わる場合もあります。 |
教科書・参考書等 |
各授業の教材資料は、必要に応じて配布する。特に教科書の指定はないが、参考図書として次にあげる図書を読み、レポートにも活用してほしい。①広島大学文書館 編(2006)「広島から世界の平和について考える」、現代史料出版 ②Olick, Vinitzky-Seroussi, & Levy(2011)「The Collective Memory Reader」、Oxford大学出版、③フック、桜井ほか(2016)「戦争への終止符」、法律文化社。④山田、岡本 (2021)いま私たちをつなぐもの 拡張現実時代の観光とメディア、弘文社。⑤Gabriel A. Radvansky (2017) Human Memory、Routledge. |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト, 配付資料, 音声教材, 映像資料, Microsoft Teams, Microsoft Stream, Microsoft Forms, Zoom, moodle |
【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料)パワーポイント, インターネット接続環境は必須。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, 小テスト/ クイズ形式, PBL(Problem-based Learning)/ TBL(Team-based Learning), フィールドワーク/ アンケート調査, プロジェクト学習, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
1−15回の授業を通じて、授業で学んだことを普段の生活の中で実践することで理解を深めて頂きたい。例えば、NHKや民間放送のニュースのウェブサイトで、各講義のキーワードを使って関連記事を検索し、「記憶」が個人の生活や社会にもたらす影響や、世論を形成し社会を動かす機序について考察していただきたい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
講義は日本語で行う。日本語の映像の他、日本語字幕付きの他言語でのオリジナル映像や資料を使用することがある。 |
成績評価の基準等 |
平和を考えるレポート(40%程度)、最終レポート(40%程度)、毎回の講義に基づいてオンラインで回答するコメントシートの提出(20%)により、総合的に評価する。なお、平和を考えるレポートと期末レポートの未提者には単位が与えられない。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
主担当およびゲストスピーカーは、UN, OECDを含む国際機関、国内外の官公庁、報道機関等での実務経験や共同研究の経験を有する。 |
メッセージ |
広島は、原爆体験の「記憶」と80年間向き合い、絶望、貧困、焦土からの物理的、精神的、社会経済的復興を経て、恒久普遍の平和を希求する現在に至りました。その歩みを分析すれば、「記憶」が社会心理と個人や大衆の行動に与える多大な影響を読み取ることができます。本講義で得た知識とスキルを活用して自分や周囲の「記憶」を考察し、柔軟で国際的な視点を養い、身近な問題においても、平和の構築に取り組む力を身につけてください。 |
その他 |
平和を考えるレポートの提出は必須課題です。レポートの提出期間は以下のとおりです。 第2ターム開講科目 --> 6 月 30 日~7 月 14 日 第3ターム開講科目 --> 10 月 27 日~11 月 10 日 夜間開講科目 --> 教員の指示による ※詳細はもみじTopを参照:https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/learning/kyouyou/post_1.html 【受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |