広島大学シラバス

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年度 2025年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L6028000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 スマート酪農科学演習
授業科目名
(フリガナ)
スマートラクノウカガクエンシュウ
英文授業科目名 Practice of Smart Dairy Science
担当教員名 黒川 勇三,鈴木 直樹,杉野 利久,担当教員未定
担当教員名
(フリガナ)
クロカワ ユウゾウ,スズキ ナオキ,スギノ トシヒサ,タントウキョウインミテイ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   集中
曜日・時限・講義室 (前) 集中
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
対面
演習中心、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 酪農を中心として,農業と食料生産に興味と熱意のある学生
授業のキーワード 酪農,乳牛, スマート技術,ビッグデータ解析,センシング,動物福祉 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 広島大学生物生産学部附属農場で,乳牛の自動化された飼養管理システム,各種自動化システムを体験し,そこから得られるビッグデータの利活用を考え,乳牛管理の近未来を創造することを目標とします。 
授業計画 広島大学生物生産学部附属農場は,搾乳ロボット,哺乳ロボット,自動換気システム,乳牛行動センシングなどを導入した国内唯一の大学附属施設です。スマート酪農科学演習では,本学部の施設を有効活用し,農学・情報科学系学生がそれらシステムによる乳生産や乳牛管理を体験し,各種自動化システムから得られるビッグデータの利活用法や情報科学の社会への応用などを,講義や実習,討論を通じて学びます。また,動物の福祉やSDGsなどの視点も取り入れ,次世代の酪農システムを考える機会を受講生に提供します。
※授業計画は様々な感染症等の拡大状況や天候不良等の理由により,開講の中止や内容の一部変更,日程の変更等があります。

9月16日(火)
 午後 西条駅に集合する(バスで農場へ送迎)
    ガイダンスと農場見学,酪農概論,課題研究の説明
9月17日(水)
 午前 搾乳ロボットによる乳生産管理
    哺乳ロボットによる哺育管理
 午後 画像技術の基礎と応用:3次元画像識別は人の目に変わるか?
    センシング技術の基礎と応用:
     センシングツールは牛の健康変化を人よりも先に発見できるか?
9月18日(木)
 午前 ビッグデータ解析Ⅰ:各種自動化機器から得られるデータ
    ビッグデータ解析Ⅱ:ビッグデータ解析で乳牛の未来を予測できるか?
 午後 ビッグデータ解析Ⅲ:生きた乳牛は予測通りにはならない?
    課題研究験発表の準備
8月20日(金)
 午前 班ごとに課題研究発表会(質疑応答を含む)
 午後 昼頃解散し,西条駅へ(バスで送迎)


受講態度,課題発表,演習後のレポートで評価します。演習中の集団行動で,周囲の人の安全と健康にかかわる規則を守れない受講者は,不可となる可能性があります。

この演習を通して,次世代の酪農システムを講義と体験を通して学び,考えます。酪農を中心として,農業と食料生産に興味と熱意のある受講生を希望します。 
教科書・参考書等 配布資料 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, 配付資料, Microsoft Teams, moodle
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション, 授業後レポート
予習・復習への
アドバイス
乳牛の一生(生まれてから乳生産を行いその使命を終えるまでのプロセス)、よく起きる病気などについて、興味をもつことで、乳牛管理におけるデジタル化の意義を理解することができると思います。 
履修上の注意
受講条件等
●受講人数:20名程度
 希望者が定員を上回る場合は,低学年の学生(1,2年生:本演習の体験をその後の自大学の授業で生かす可能性の高い)から選抜します。例年、定員以上の受講希望者がありますので,受講が認められた方はキャンセルには慎重になってください(受講を認められなかった希望者へのご配慮をお願いします)。事前に自分の予定と演習の日程を調整した上でお申し込みください。
●傷害保険:事前に学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険(財団法人日本国際教育支援協会)相当の傷害保険に加入してください。
●集合日時:令和7年9月16日(火)13時までにJR西条駅前(南口のロータリー)に集合してください。大学が準備したバスで農場までお送りします。昼食は集合時間までに済ませておいてください。なお,演習最終日)は昼頃にバスでJR西条駅前までお送りします。
 注)広大生は, 13時20分までに生物生産学部玄関前に集合してください。演習最終日の8月19日(金)は学部で解散します。
●受講経費:1万円(※大学負担)
●実費:2日目および3日目の昼食代(2000円程度)を現地で徴収します。また,集合場所(JR西条駅前)までの旅費,宿泊費(宿泊費の一部を大学で補助する予定です),朝食代および夕食代は,別途自己負担です。
●宿泊場所:東広島市内のホテル(ビジネスホテル)に宿泊していただく予定です(宿泊費の一部を大学で補助する予定です)。ホテルから農場まではバスで送迎いたします。朝食および夕食(大学生協食堂等)は各自でとっていただきます。
●持参物:医療保険証,マスク(ただし,作業中は別途作業用不織布マスクを配布します),体温計,作業以外の時に着る動きやすい服(虫対策のため半ズボンやスカート等は不可),帽子(サンバイザー不可),水に濡れたり汚れたりしても構わない靴(サンダルやヒールのある靴は不可),雨具(カッパ),筆記用具,洗面用具,タオル,身の回り品等。作業用のつなぎ及び長靴はこちらで用意します。
※持ち物の詳細については受講者が確定し次第,個人宛にメールで案内しますので,常時連絡の取れるメールアドレスを正確に記入してください。また,その際につなぎ及び長靴のサイズの確認と海外渡航歴の確認をしますので、必ず返信してください。メールでの連絡の際には必ず氏名と所属大学を明記してください。
●注意事項:
①様々な感染症等の拡大状況,災害の発生や天候の状況(台風等)によっては開講の中止や内容の変更もあります。
②授業の直前の時期に体調不良になったときは,授業開始前に必ず下記の問合せ・連絡先まで連絡してください。体調不良の原因や状況によっては、出席をご辞退いただく場合があります。
③家畜伝染病(口蹄疫)の予防措置のため,演習日前の2週間以内に海外渡航を予定しておられる方については受講を認めない場合がありますので,受講を申し込まれる前に問い合わせてください。特に演習日前の2週間以内に口蹄疫発生地域(中国・韓国等)からの帰国を予定されている方は受講できません。帰国がこれらの期間より前であっても,海外で使用した衣服や靴を農場内に持ち込むことはできません。さらに,本演習前に国内の家畜農場や家畜関連施設(食肉センターを含む)に立ち入られた方またはその予定のある方も事前にご相談ください。
④演習中は決められた場所以外への出入りはできません。演習期間中の移動は送迎バスを利用します。
⑤広島大学構内(農場を含む)および宿泊施設は全面禁煙です。
●欠席・遅刻の通知方法:やむなく欠席・遅刻する場合は1週間前までに所属大学学生係および広島大学生物学系総括支援室まで必ず連絡をしてください。
【問合せ・連絡先】
・ 広島大学生物学系総括支援室
   〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4  TEL:082-424-4323
E-mail: sei-gaku-sien@office.hiroshima-u.ac.jp
・ 広島大学大学院統合生命科学研究科 准教授 黒川 勇三
   〒739-0046 東広島市鏡山2-2965  TEL:082-424-7973
E-mail: yuzokuro@hiroshima-u.ac.jp 
成績評価の基準等 受講態度,課題発表,演習後のレポートで評価します。演習中の集団行動で,周囲の人の安全と健康にかかわる規則を守れない受講者は,不可となる可能性があります。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ この演習を通して,次世代の酪農システムを講義と体験を通して学び,考えます。酪農を中心として,農業と食料生産に興味と熱意のある受講生を希望します。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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