年度 |
2025年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K8861010 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
海洋・海事工学概論 |
授業科目名 (フリガナ) |
カイヨウ・カイジコウガクガイロン |
英文授業科目名 |
Instrumentation oceans and Maritime Engineering |
担当教員名 |
陸田 秀実 |
担当教員名 (フリガナ) |
ムツダ ヒデミ |
開講キャンパス |
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開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 月1-4:工116 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
対面, オンライン(同時双方向型), オンライン(オンデマンド型) |
講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
4 |
使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
10
:
総合工学 |
対象学生 |
輸送システムプログラムの学生および海洋・海事分野に関心のある他プログラムの学生 |
授業のキーワード |
海洋・海事,船舶,航海,海運・物流,DX,GX,海上交通,海上安全,海洋リモートセンシング,海洋ガバナンス,海上セキュリティー,波浪情報・海洋計測など. |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 我が国の貿易貨物量の99%以上を担う船を主な題材として、アジア(特に、経済発展の著しく、国策として海洋・海事分野を強化しているインドネシアを核としたASEAN諸国)を中心とした国際社会と深い関わりのある海洋・海事分野における幅広い教養と専門知識を概説する。適宜、実務的な実習(練習船に乗船実習など)の機会も提供する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
アジア(特に、経済発展の著しく、国策として海洋・海事分野を強化しているインドネシアを核としたASEAN諸国)と世界で活躍する海洋・海事分野を担うグローバル人材に必要な幅広い教養と専門知識・技能を獲得しつつ、「海の平和利用と持続的発展」に資する能力を養う。具体的な授業の目標は,以下の通りである.
●海洋文明・文化・歴史を理解し、有史以来そして将来における人々と海との関わりを説明できる。 ●基本的な船の推進/運動機構を理解し、省エネ化・自動運航に関わる技術を説明できる。 ●基本的な船の構造を理解し、船体構造に関わる数値シミュレーション技術を説明できる。 ●船の建造に関わる設計・生産技術や海上物流の仕組みを理解し、工場や物流のDX化等の最新の取組を説明できる。 ●海洋・海事に関わる近未来を見据えた取組を説明でき、操船制御、通信インフラ、モニタリング等、様々な要素技術に関する知識を説明できる。 ●安全・安心かつ持続的な海洋空間の平和利用に向けて、現状の課題を理解し、主体的に対応策を考える事ができる。 |
授業計画 |
第1回 船の基本と仕組みを学ぶ前に 第2回 船の抵抗・推進と省エネ化 第3回 船の運動の基礎と自動運航への取り組み 第4回 船の材料と軽量化 第5回 船の構造と強度 第6回 船の設計・生産技術とDX 第7回 船の溶接・接合と高性能化 第8回 船の装備と計測制御・モニタリング技術 第9回 海上交通の観点から見る海上輸送の安全 第10回 海洋リモートセンシング 第11回 海洋の観測と監視 第12回 全国港湾海洋波浪情報網「ナウファス」について 第13回 船舶搭載型ADCPを用いた日本海と瀬戸内海の海潮流特性 第14回 船舶の発達と海運業の変遷 第15回 船で運ぶ
毎回,約90分(15分✕6本)のビデオコンテンツを視聴する.視聴後はレポート提出がある. |
教科書・参考書等 |
講義資料を配布する。また、参考図書も必要に応じて紹介する。教材やテキストは、可能な限りweb等で入手可能なもの、または講義内での配布を行うこととする。各回に関係する論文、資料等を必要に応じて紹介する。参考文献は、英語を基本とし、可能な限りweb等で入手可能なもの、または講義内での配布を行うこととする。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
テキスト, 映像資料, Microsoft Teams, moodle |
【詳細情報】 |
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授業で取り入れる 学習手法 |
ディスカッション, 小テスト/ クイズ形式, 授業後レポート |
予習・復習への アドバイス |
日頃から,船舶・海上輸送・海洋・環境・国際情勢に関する知識・情報,最新の工学技術などに興味・関心を持ち,海洋・海事分野の一般的なスキルを付けつつ,問題意識を持つと良い. |
履修上の注意 受講条件等 |
解説は日本語である.但し,資料は日本語・英語版(日英併記,テロップ付き)となる.補足資料として,日本語版を紹介する場合もある.本科目はグローバル人材教育の一環で実施するため,英語で専門を学ぶ良い機会と捉えると良い. |
成績評価の基準等 |
各回ごとに、レポート・小テスト70%、コンテンツ終了時の課題20%、学習態度・取り組み姿勢10%とする。但し,評価状況に応じて,適宜,変更する事もあり得る.なお,レポートの遅延・不正は厳正に取り扱う. |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
輸送システムプログラムに配属された学生は,必ず履修すること.輸送システムプログラムの学生が学ぶべき導入科目と位置付けている.本格的に専門基礎科目および専門科目を学ぶためのエッセンスを網羅的に概説した科目である. |
その他 |
アジア(特に、経済発展の著しく、国策として海洋・海事分野を強化しているインドネシアを核としたASEAN諸国)と世界で活躍する海洋・海事分野を担う幅広い教養と専門知識を備えたグローバル人材を養成するために、以下の到達目標を設定する。
●科学・人文・社会の視点から、海洋・海事に関わる総合的な知識を習得し、海の平和利用と持続的発展について多面的に物事を考える能力および倫理観の養成。 ●海洋・海事に関わる工学的諸問題に興味を持ち、自発的かつ継続的な情報収集能力の養成。 ●海洋・海事のエンジニア・研究者として必要な基礎知識の理解と習得。 ●海洋・海事に関わる専門知識とそれらを合理的に問題解決に応用できる能力の養成。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |