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年度 2025年度 開講部局 工学部
講義コード K7315030 科目区分 専門教育科目
授業科目名 微生物学II
授業科目名
(フリガナ)
ビセイブツガクII
英文授業科目名 MicrobiologyII
担当教員名 藤江 誠
担当教員名
(フリガナ)
フジエ マコト
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月3-4,水3-4:工113
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
対面, オンライン(オンデマンド型)
基本的には対面講義を行う。対面講義が実施できない場合は、オンライン講義(オンデマンド形式等)で実施する予定。期末試験については、可能な場合は対面形式(講義室で問題紙を読み、解答用紙に記入)で実施する。 
単位 2.0 週時間 4 使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 02 : 生物工学
対象学生 工学部第三類生物工学プログラム  令和5年度入学生及び過年度生
授業のキーワード 微生物、真核微生物、分類、培養、増殖、滅菌、発酵 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
・第三類専門科目の専門細目分野「基礎生物科学」に属し、微生物レベルの基礎的・応用的知識と理解を深める。
・この授業の前提となる科目:微生物学I、生物化学I、生物化学II、酵素化学、基礎化学実験
・この授業と合わせて履修することが望ましい科目:生物工学実験I
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
生物工学プログラム
(知識・理解)
・生物工学及び生命科学の基礎および応用知識の修得(到達目標C・講義科目) 
授業の目標・概要等 工業的に利用・制御する微生物は多種多様であり、まったく未知の微生物を取り扱うこともしばしばある。微生物の有効利用のためには、その特性を十分理解することが必須である。本講義では微生物の特性を総括的に理解することにより、どのような微生物が存在し、人類とどのように関わるかについて講義する。
本講義では、微生物を取り扱うための基礎知識を習得するとともに、種々の微生物の取り扱いのセンスとその利用方法を学習することを目標としている。

(1) 生物の特質を理解する。
(2) 微生物の特質を理解する。
(3) 微生物の取り扱い方法・同定方法を理解し、実践できる。
(4) 微生物の種類・分類を理解する。真核微生物にも着目する。
(5) 真核微生物の主たる工業利用方法について、理解する。
(6) 微生物と医科学の関わりについて理解する。


 
授業計画 第1回 微生物学の基礎概念
第2回 滅菌・殺菌、化学物質による増殖の制御
第3回 生物の基本的な分類体系
第4回 顕微鏡の原理、微生物の細胞の構造
第5回 微生物の培養方法(栄養、培地、酸化還元、ATP生産)
第6回 窒素・リンの循環と独立栄養細菌による生態系
第7回 微生物の増殖の基礎概念
第8回 微生物の増殖の制御(抗菌剤・抗生物質)
第9回 抗生物質に関する解説
第10回 真核微生物の分類 I(分類体系)
第11回 真核微生物の分類 II(菌類と藻類)
第12回 真核微生物の工業利用
第13回 宿主と寄生体の相互関係 I  (植物と微生物)
第14回 宿主と寄生体の相互関係 II (動物と微生物)
第15回 臨床微生物学

試験:講義期間中に、中間試験、またはレポートを課す予定である。
   最終回の講義終了後に期末試験を行う。
小テスト:理解度確認のために適宜に行う。


・授業計画は必要に応じて、順番・内容を変更することがある。
・板書やプリント以外に、講義中に口頭説明した内容についても学習が必要である。
 
教科書・参考書等 教科書:微生物学 -地球と健康を守る- 坂本順司著 裳華房 (ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4785352165 ) 2500円(税別)
体系的で適量の知識を学ぶのに適している。入手をすすめる。

参考書:Brock 微生物学 オーム社 (ISBN4-274-02488-1) 18000円(税別) 絶版で入手困難。
学習意欲の高い学生には、本書(あるいは英語の原書)の精読をすすめる。

講義では必要に応じてプリント(あるいは電子ファイル)を配布するが、あくまでも補助資料である。 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, 配付資料, 映像資料, Microsoft Teams, Microsoft Stream, moodle
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,必要な場合は映像をオンデマンドで配信する。 
授業で取り入れる
学習手法
小テスト/ クイズ形式
予習・復習への
アドバイス
・必要な図・資料を配布して講義を行う。配布プリントや小テストについて十分に復習すること。 
履修上の注意
受講条件等
最初の2回の講義において、生物工学実験Ⅰに関連した微生物の一般的な取り扱い方法を解説するよ予定である。初回講義からの受講が望ましい。 
成績評価の基準等 出席: 講義は全回の受講が前提である。全回数の2/3以上を受講していない場合は、原則として単位を認定しない。
受講確認: 各回の講義への出席(あるいはオンデマンド講義のビデオの視聴記録)、及び、各回の講義で実施する小テスト等の指定の日時までの提出、の両者をもって該当回の講義を受講と認定する。過度の遅刻は出席と認定しない。
期末試験(50%程度)、レポートまたは中間試験(30%程度)、平常点(小テスト等の答案内容、積極的な質問等を考慮、20%程度)により100点満点で評価し、60点以上を合格とする。

※ 対面での試験が可能な場合は、期末試験は対面形式(講義室で問題紙を読み解答用紙に記入)で実施する。
 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ moodleを用いて、講義内容に関して受講者が質問を行う作業を課す予定である。その他の質問等は随時受け付ける。 
その他 小テストやレポート等の提出物で、公開された書籍、WEB情報、AI等が作成した文章等の過度の引用、あるいは、他の学生の提出内容のコピーと判断される解答等は、採点対象外とするので注意すること。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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