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年度 2025年度 開講部局 総合科学部総合科学科
講義コード ASS26001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 現代法政策論演習
授業科目名
(フリガナ)
ゲンダイホウセイサクロンエンシュウ
英文授業科目名 Seminar in Modern Legal Society
担当教員名 辛嶋 了憲
担当教員名
(フリガナ)
カラシマ リョウケン
開講キャンパス 双方向 開設期 3年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 水7-8:東千田M204講義室
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
対面, オンライン(同時双方向型)
演習中心、学生の発表。発表が中心であるため、原則、対面(東千田キャンパス・M204講義室)で行います。対面での参加について、やむを得ない事情がある場合には、メールで事前にご連絡ください。 
単位 2.0 週時間 2 使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 01 : 法学
対象学生
授業のキーワード 法学、憲法学、公法学、判例研究、人権、統治機構、SDGs_03・05・10・16 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
総合科学プログラム
(知識・理解)
・当該の個別学問体系の重要性と特性、基本となる理論的枠組みへの知識・理解
(能力・技能)
・自らの研究成果をレポートや論文にまとめ、ゼミや研究会等で発表し、質問などにも回答できる能力・技能
(総合的な力)
・柔軟な発想と構想力のもとに、課題を考察するために必要な知識・理解と能力・技能を組合せ、主体的に研究する能力 
授業の目標・概要等 ■授業の概要
 本演習では、公法学に関するトピックを受講者に報告してもらい、受講者全体で議論・検討します。具体的には、受講者の問題関心を踏まえ重要判例集などに掲載されている近年の判例を検討したいと考えております。
 ①報告担当者は授業前に報告資料・レジュメを作成し、②授業では報告資料に基づき報告し、③受講者全体で質疑応答・議論という流れで進めます。
■授業の目標
 本演習を通して、法学に関する基礎的知識を身につけてもらいます。
 その上で、報告準備・報告を通して自分の問題関心を法学的に言語化する能力を身につけ、議論を通して、一つの問題を多角的検討することができるようになってもらいます。 
授業計画 第1回 イントロダクション(報告の割振、報告準備の方法など)
第2回 平等原則に関する最新判例報告
第3回 信教の自由に関する最新判例報告
第4回 思想・良心の自由に関する最新判例報告
第5回 幸福追求権に関する最新判例報告
第6回 プライバシー権に関する最新判例報告
第7回 表現の自由に関する最新判例報告:総論的内容
第8回 表現の自由に関する最新判例報告:ヘイトスピーチなど
第9回 経済的自由権に関する最新判例報告
第10回 生存権に関する最新判例報告
第11回 学問の自由・教育を受ける権利に関する最新判例報告
第12回 労働の権利に関する最新判例報告
第13回 税制度に関する最新判例報告
第14回 司法権に関する最新判例報告
第15回 まとめ

試験・期末レポートは特にございません。 
教科書・参考書等 ■教科書:教科書については特に指定しません。
■参考書:以下の文献は購入する必要はありませんが、近年の憲法の教科書の一例を紹介します。 講義のみならず、予習・復習の際に、図書館などで下記の参考文献等を読むことにより、憲法学、現代社会の問題に対する理解をより深めることができます。

<専門的な教科書>
 芦部信喜・高橋和之[補訂]『憲法[第8版]』(岩波書店、2023年)
  佐藤幸治『日本国憲法論[第2版]』(成文堂、2020)
  高橋和之『立憲主義と日本国憲法[第6版]』(有斐閣、2024年)
  大石眞『憲法概論Ⅰ:総説・統治機構』(有斐閣、2021)
  大石眞『憲法概論Ⅱ:基本権保障』(有斐閣、2021)
 渡辺康行・宍戸常寿・松本和彦・工藤達朗『憲法I 基本権』(日本評論社、2023年)
 渡辺康行・宍戸常寿・松本和彦・工藤達朗『憲法II 総論・統治』(日本評論社、2020年)
 毛利透・小泉良幸・淺野博宣・松本哲治『憲法I総論・統治[第3版]』(有斐閣、2022)
 毛利透・小泉良幸・淺野博宣・松本哲治『憲法Ⅱ人権[第3版]』(有斐閣、2022)
 安西文雄・巻美矢紀・宍戸常寿『憲法学読本[第4版]』(有斐閣、2024年)
  長谷部恭男『憲法[第8版]』(新世社、2022)
 松井茂記『日本国憲法[第4版]』(有斐閣、2022年)
 辻村みよ子『憲法[第7版]』(日本評論社、2021年)
 市川正人『基本講義 憲法[第2版]』(新世社、2021年)
 渋谷秀樹 『憲法[第3版]』(有斐閣、2017年)
 只野雅人・松田浩[編]『現代憲法入門』(法律文化社、2019年)
 神野潔・岡田順太・横大道聡[編]『教養憲法』(弘文堂、2018年)

<判例教材>
 長谷部恭男・石川健治・宍戸常寿[編]『憲法判例百選I、II[第7版]』(有斐閣、2019年)
 木下昌彦[編集代表]『精読憲法判例[人権編]』(弘文堂、2018年)
 木下昌彦[編集代表]『精読憲法判例[統治編]』(弘文堂、2021年)

<法学入門書>
 道垣内弘人『プレップ法学を学ぶ前に[第2版]』(弘文堂、2017年)
 田中成明『法学入門[第3版]』(有斐閣、2023年)
 早川吉尚『法学入門』(有斐閣、2016年)
 長谷部恭男『法律学の始発駅』(有斐閣、2021年)
 山田晟『法學[新版]』(東京大学出版会、1964年)
 田中英夫『実定法学入門[第3版]』(東京大学出版会、1974年)
 西田真之『「法のカタチ」から考える法学の基礎』(ミネルヴァ書房、2020年)
 宍戸常寿・石川博康『法学入門』(有斐閣、2021年)
 村中洋介ほか『嫌いにならない法学入門[第2版]』(信山社、2023年)
 三上威彦[編]『法を学ぼう』(信山社、2020年)
 
授業で使用する
メディア・機器等
テキスト, 配付資料, Microsoft Teams
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
ディスカッション
予習・復習への
アドバイス
・予習:毎回、担当者に判例報告をお願いいたします。報告担当者以外も、該当判例等をしっかりと読んで議論に参加できるようにしてください。
・復習:毎回、扱った判例や資料を再度自身で読み、理解を深めてください。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 報告の内容、普段の議論への参加などを総合的に判断します。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 憲法学に限らず、一つの判例・テーマを、その前後の複数の判例や理論的な側面から、多角的に検討・議論する楽しさを養っていきましょう。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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