年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科専門職学位課程実務法学専攻実務法学プログラム |
講義コード |
PA343225 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
知的財産法2 |
授業科目名 (フリガナ) |
チテキザイサンホウ2 |
英文授業科目名 |
Intellectual Property Law 2 |
担当教員名 |
板倉 集一 |
担当教員名 (フリガナ) |
イタクラ シュウイチ |
開講キャンパス |
東千田 |
開設期 |
2年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 金5-6 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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授業計画に示されたテーマおよび内容について、事前に配布されるレジュメに沿って、教科書や参考書により予習していることを前提に基礎的な知識及び主要論点について、講義及び受講生に対する質疑応答による双方向授業を組み合わせて進める。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
7
:
大学院発展的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
01
:
法学 |
対象学生 |
2年次生 |
授業のキーワード |
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教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 選択必修【d展開・先端科目】 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
【目標】特許法について基礎的知識を習得するとともに、主要論点について判例規範を中心に理解し、説明できるようになることを目標とする。 【概要】知的財産法は、特許法、実用新案法、意匠法、商標法、著作権法、不正競争防止法等の総称であり、客体である情報の保護法である。授業では、知的財産の体系、特許法の目的、発明、特許の 要件、発明者、職務発明、特許権の取得手続、審判、審決取消訴訟、特許権の効力とその制限、特許権の利用、特許権の侵害(文言侵害・均等侵害・間接侵害)、抗弁、特許権侵害に対する救済について主要な論点を分析し、検討する。 |
授業計画 |
1.知的財産法の概要,特許法の目的及び特許取得手続 2.特許権の客体及び特許の要件(1):発明の要件、発明の種類及び特許の要件(産業上の利用可能性) 3.特許の要件(2):新規性、新規性喪失の例外及び進歩性 4.特許の要件(3):先願、拡大先願、出願書類記載要件及び特許を受けることができない発明 5.特許件の主体(1):発明者、特許を受ける権利、冒認出願及び特許権移転請求権 6.特許権の主体(2):職務発明の意義、要件及び相当な利益請求権(小テスト) 7.特許権の取得手続:出願、出願公開、審査請求、補正、査定、登録及び異議申立制度 8.審判・審決取消訴訟:審判の目的、意義、種類、内容、審決取消訴訟の手続,審理範囲及び拘束力の及ぶ範囲 9.特許権の効力と利用:特許権の効力、専用実施権及び通常実施権 10.特許権の効力と制限(1):国内消尽論 11.特許権の効力と制限(2):国際消尽論(並行輸入)及び特許権の効力が及ばない実施 12.特許権の侵害(1):特許請求の範囲の解釈及び直接侵害(文言侵害、均等論)(小テスト) 13.特許権の侵害(2):間接侵害(リサイクル行為) 14.特許権の侵害(3):特許の無効の抗弁、包袋禁反言及び先使用権 15.特許権の救済手段:差止請求、損害賠償請求及び損害額の算定のための特則等 |
教科書・参考書等 |
1)テキストは、高林龍『標準特許法[第8版]』(有斐閣、2023年)、小泉直樹・田村善之編「特許判例百選[第5版]」(有斐閣、2019年)を使用する。 2)参考書として、中山信弘『特許法[第5版]』(弘文堂、2023年)を挙げておく。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料、TKCに提示するレジュメ |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
詳細はTKCを参照すること。 |
履修上の注意 受講条件等 |
本講義は、「1(4)応用力の涵養」、「2(2)双方向の対話中心」及び「2(4)論述能力の涵養 ①設問分析力、②制度選択力、③論理構成力、④文章作成力」に相当する。 成績評価は、「原則、修正、例外等の思考の型、枠組みの理解」、「法的思考の確認、三段論法の確認」及び「①文章、理論の正確な理解ができる、②制度を一覧して比較できる、③論理構成を比較し選択できる、④適切な文章表現ができる」を基に行う。 |
成績評価の基準等 |
TKC「レポートの出題」欄を利用して記述式小テストを2回実施する(各10%で合計20%),期末試験(80%)を総合評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
2年次配当科目だが3年次も受講可能。令和3年度以前入学者は3年次配当科目。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |