年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科専門職学位課程実務法学専攻実務法学プログラム |
講義コード |
PA304101 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
刑事訴訟法1 |
授業科目名 (フリガナ) |
ケイジソショウホウ1 |
英文授業科目名 |
Semiar of Criminal Procedure I |
担当教員名 |
堀田 尚徳 |
担当教員名 (フリガナ) |
ホッタ ヒサノリ |
開講キャンパス |
東千田 |
開設期 |
2年次生 前期 セメスター(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(前) 木3-4 |
授業の方法 |
講義・演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義形式及び演習形式を併用する。具体的な授業の方法については、担当教員が【第1回】の授業において詳細に説明する。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
01
:
法学 |
対象学生 |
2年次生 |
授業のキーワード |
刑事訴訟法、捜査 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
【授業前半の目標】 受講者は、①刑事訴訟法における重要基本概念及び制度の意義(定義)・趣旨・要件・効果を、条文上の根拠を示しながら文書又は口頭で他者に対して説得的に説明できるようになる、②刑事訴訟法における解釈上の諸問題(基礎レベル)を、判例(裁判例)及び学説を示しながら文書又は口頭で他者に対して説得的に説明できるようになることを目指す。 【授業後半の目標】 受講者は、具体的な事例の中から刑事訴訟法上の問題点を抽出し、法的に解決する過程を、文章又は口頭で他者に対して説得的に説明できるようになることを目指す。 期末試験では、第1に、事例から基礎的なレベルの法的問題点を的確に抽出し、当該事例に対して法的解決を導く能力を備えているか否かを試す。法的解決を導く際には、理由付けと共に適切な規範を定立すること、及び単なる事実の抽出のみならず評価を付して当てはめを行うことが求められる。第2に、基本に立ち返って法的解決を導く能力を備えているか否かを試す。これまでに考えたことがない問題であっても、関連する条文・制度の内容を正確に思い出した上で、現場で自分なりの解釈論を展開し、当てはめを行うことが求められる。 【授業前半の概要】 刑事訴訟法を初めて学ぶ者(あるいはそれに近い者)を対象として、法曹養成過程を経る際に必要となる法的知識・理解のうち、捜査段階に関する事項(捜査の端緒、任意捜査と強制捜査との区別、被疑者に対する身体拘束、供述証拠の収集・保全、捜索・押収、検証・鑑定・領置、被疑者の防御活動等)について講ずる。受講者は、この授業を通じて、3年次に開講される「重点演習刑事法1」「重点演習刑事法3」を履修する際に必要な法的知識・理解を得る。 【授業後半の概要】 授業前半の履修者を対象として、頭に入っている(はずの)法的知識・理解を使って具体的な事例(数百文字程度の長さ)を刑事訴訟法の観点から解決するための力を身に付けさせるものである。授業で扱う事例は、主に捜査段階において生じる刑事訴訟法上の問題点(解釈上のものに限られない)のうち、重要なものを含んでいる(捜査の端緒、任意捜査と強制捜査との区別、逮捕・勾留、捜索・差押え、接見交通権等)。受講者は、この授業を通じて、授業前半において得た法的知識・理解(独学に委ねられた範囲を含む)を実際に使えるレベルで身に付けるための訓練をすると共に、3年次に開講される「重点演習刑事法1」「重点演習刑事法3」を履修する際の土台作りをする。 |
授業計画 |
【第1回】総論 Point 0: ガイダンス(担当教員の自己紹介、予習・復習の仕方及び参考文献についての詳細な説明) Point 1: 刑事訴訟法の目的 Point 2: 刑事訴訟法の基本原理 Point 3: 刑事手続の関与者、刑事手続の全体像
【第2回】捜査① Point 4: 捜査法総論 Point 5: 捜査の端緒 Point 6: 任意捜査と強制捜査との区別
第3回【第3回】捜査② Point 7: 被疑者に対する身体拘束その1~総論~ Point 8: 被疑者に対する身体拘束その2~逮捕~ Point 9: 被疑者に対する身体拘束その3~被疑者勾留~
第4回【第4回】捜査③ Point 10: 被疑者に対する身体拘束その4~逮捕・勾留に関する諸問題~ Point 11: 供述証拠の収集・保全その1~被疑者に対する取調べ~ Point 12: 供述証拠の収集・保全その2~第三者に対する取調べ~
【第5回】捜査④ Point 13: 捜索・押収その1~総論~ Point 14: 捜索・押収その2~令状による捜索・差押え~ Point 15: 捜索・押収その3~令状によらない捜索・差押え~
【第6回】捜査⑤ Point 16: 検証・鑑定・領置 Point 17: その他の捜査手法~強制採尿・強制採血・写真撮影・ビデオ撮影等~ Point 18: 被疑者の防御活動その1~被疑者が捜査の適法性を争うための手段~
【第7回】捜査⑥ Point 19: 被疑者の防御活動その2~黙秘権~ Point 20: 被疑者の防御活動その3~弁護人選任権・接見交通権~ Point 21: 捜査の終結・起訴後の捜査
【第8回】まとめ兼後半への橋渡し
【第9回】演習授業のガイダンス
【第10回】捜査の端緒に関する基礎問題
【第11回】任意捜査と強制捜査の区別に関する基礎問題
【第12回】逮捕・勾留に関する基礎問題
【第13回】令状による捜索・差押えに関する基礎問題
【第14回】令状によらない捜索・差押えに関する基礎問題
【第15回】接見交通権に関する基礎問題 |
教科書・参考書等 |
宇藤崇ほか『リーガルクエスト刑事訴訟法〔第2版〕』(有斐閣、2018年) その他の参考書等については、担当教員が【第1回】の授業において詳細に説明する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
担当教員が、【第1回】の授業において詳細に説明する。なお、【第1回】の授業に対する予習は不要である。 |
履修上の注意 受講条件等 |
本講義の前半は、各科目の実施方法の「1(2)知識、理論の獲得」、「2(1)教員からの対話中心」に相当します。成績評価は、「基本、原則の正確な理解」を基に行います。 本講義の後半は、各科目の実施方法の「1(4)応用力の涵養」、「2(4)論述能力の涵養①設問分析力」、「2(4)論述能力の涵養④文章作成力」に相当します。成績評価は、「原則、修正、例外等の思考の型、枠組みの理解」、「①文章、理論の正確な理解ができる」、「④適切な文章表現ができる」を基に行います。 |
成績評価の基準等 |
中間試験45% 期末試験:45% 小テスト:10% |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
前半は旧「刑事訴訟法1」(2年次1T)、後半は旧「刑事訴訟法1演習」(2年次2T)と対応する授業である。旧「刑事訴訟法1」(2年次1T)を再履修する者はこの授業の8回前半まで、旧「刑事訴訟法1演習」(2年次2T)を再履修する者はこの授業の8回後半から出席すること。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |