年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻人間総合科学プログラム |
講義コード |
WMJ61401 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
世界経済体制論 |
授業科目名 (フリガナ) |
セカイケイザイタイセイロン |
英文授業科目名 |
The Theory of Global Economic System |
担当教員名 |
李 東碩,山崎 修嗣 |
担当教員名 (フリガナ) |
イ トンソク,ヤマザキ シュウジ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 木1-4:総A810 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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演習中心、ディスカッション、質疑応答 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
03
:
経済学 |
対象学生 |
大学院生 |
授業のキーワード |
価値形態論、世界経済体制論、世界重層化論、3部門間拡大再標識論、排除型格差社会化、生存権 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 現段階において、富の世界一極集中化と排除型格差の世界化が一層加速しているメカニズムを捉えることで、21世紀の人類が直面している格差問題を学際的に取り組む総合科学部の専門教育の目標に迫る。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
情報革命に伴う世界経済体制の転換過程、つまり、産業革命後の世界工業経済体制との連続性と断絶性を捉えるために、富塚良三の 『経済原論』(簡略版)を使って、19世紀の K.マルクスの『資本論』の基本概念とその現代的変容を解説する。その上で、21世紀に入って、なぜ、99%対1%といった不平等が世界規模で同時進行しているかを、生産財・消費財・公共財の3部門間の拡大再生表式でもって検証する。本授業を通して、現段階の世界経済構造と世界統治形態を総合的に捉えることができる。 |
授業計画 |
第1回 6/13(対面) オリエンテーション:現段階世界経済体制をどう捉えるか 「はしがき」、序説
第2回 6/20(対面) 序章、第Ⅰ編「資本の生産過程」序章・1章:商品 第3回 6/20(対面) 2章:貨幣
第4回 6/27(オンライン) 3章:資本 第5回 6/27(オンライン) 4章:資本の蓄積過程 第6回 7/4(オンライン) 5章:本源的蓄積 第7回 7/4(オンライン) 第Ⅱ編「資本の流通過程」1章:資本の循環 第8回 7/11(オンライン) 2章:資本の回転 第9回 7/11(オンライン) 3章:社会的総資本の再生産と流通 第10回 7/18(オンライン) 第Ⅲ編「資本の総過程」1章:剰余価値の利潤への転化、コピー① 第11回 7/18(オンライン) 2章:利潤の平均利潤への転化、3章:資本蓄積と利潤率の変動、コピー➁ 第12回 7/25(対面) 4章:商業資本と商業利潤、5章:利子生み資本と信用 コピー③ 第13回 7/25(対面) 6章:土地所有と地代、7章:所得とその源泉 コピー④ 第14回 8/1(対面) 総括:3部門間拡大再生表式論① 第15回 8/1(対面) 総括:3部門間拡大再生表式論➁
試験なし |
教科書・参考書等 |
富塚良三(簡略版)『経済原論:資本主義経済の構造と動態』、有斐閣、2012年 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
参加者希望者は事前に6月9日までに、私のメール(dslee@hiroshima-u.ac.jp)にその希望を送ってください。また、最初の授業は、6月8日ではなく、6月15日です。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
テキストの予習が必要であり、質疑・応答には積極的に参加すること。 |
履修上の注意 受講条件等 |
レジュメは、授業の前日である水曜日午後5時までに、dslee@hiroshima-u.ac.jp(件名:世界経済体制論)に送ること。 対面とオンラインを併用する授業なので、毎回シラバスを確認した上で参加してください。 |
成績評価の基準等 |
レジュメ報告(70%)+質疑・討論の参加度(30%) |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
21世紀資本論に向け、各自で新しい概念をつくってほしい。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |