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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻マネジメントプログラム
講義コード WMF04800 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 マネジメント特講(経済人類学)
授業科目名
(フリガナ)
英文授業科目名 Special Seminar in Management
担当教員名 松村 圭一郎,松嶋 健
担当教員名
(フリガナ)
マツムラ ケイイチロウ,マツシマ タケシ
開講キャンパス 東千田 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 火13:東千田第4演習室, (前) 火14:東千田ミーティングルーム4-2
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義とディスカッションが中心です。基本は対面で実施する予定。詳細は開講時に指示します。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 04 : 経営学
対象学生
授業のキーワード 経済人類学、会社、デザイン、コミュニティ、価値 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 経済人類学は、経済という人間の営みを現場でのフィールドワークによってあきらかにするとともに、人類史的な幅広い視野から考察する学問分野です。この授業では、「会社」「デザイン」「コミュニティ」「価値」という経済学や経営学のトピックにもなりうるテーマについて、人類学的な視点から考察している本を紹介しながら、議論を進めていきます。それらの研究は、この世界が直面しているさまざまな問題を考えることにもつながります。これまでの「あたりまえ」をのりこえるためのあらたな視野の獲得を目指しています。 
授業計画 第1回 イントロダクション:人類学から世界をみる
第2回 経済人類学とはなにか?
第3回 「会社」を人類学する1:なぜソニーはアップルに負けたのか?
第4回 「会社」を人類学する2
第5回 「会社」を人類学する3
第6回 「デザイン」と人類学1:なぜデザインが人類学とつながるのか?
第7回 「デザイン」と人類学2
第8回 「デザイン」と人類学3
第9回 「コミュニティ」をデザインする1:コミュニティとは何か?
第10回 「コミュニティ」をデザインする2
第11回 「コミュニティ」をデザインする3
第12回 人類学から「価値」を考える1:何が価値を生むのか?
第13回 人類学から「価値」を考える2
第14回 人類学から「価値」を考える3
第15回 まとめ:経済を人類学から考える意味 
教科書・参考書等 以下の参考図書のなかから必要な箇所をとりあげる。
ジリアン・テット『サイロ・エフェクト:高度専門化社会の罠』文春文庫, 2019.
アルトゥーロ・エスコバル『多元的世界に向けたデザイン:ラディカルな相互依存性、自治と自律、そして複数の世界をつくること』BNN, 2024.
デヴィッド・グレーバー『価値論:人類学からの総合的視座の構築』以文社, 2022. 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第3回~第5回:事前に『サイロ・エフェクト』から抜粋した配布資料を読み、授業後、疑問点や考えたことをメモして次の授業でのディスカッションの準備をする。
第6回~第8回:事前に『多元的世界に向けたデザイン』から抜粋した配布資料を読み、授業後、疑問点や考えたことをメモして次の授業でのディスカッションの準備をする。
第9回~第11回:事前に『多元的世界に向けたデザイン』から抜粋した配布資料を読み、授業後、疑問点や考えたことをメモして次の授業でのディスカッションの準備をする。
第12回~第14回:事前に『価値論』から抜粋した配布資料を読み、授業後、疑問点や考えたことをメモして次の授業でのディスカッションの準備をする。 
履修上の注意
受講条件等
とくに経済人類学の基本的な知識などは必要ありません。 
成績評価の基準等 授業のディスカッションへの積極的参加(60%)と最終レポート(40%)により評価します 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 現在、人類学はビジネスの現場でも注目を集めています。とくに人類学的思考と関係が深いデザイン思考は企業の現場でも重視されています。ぜひこの機会に人類学のおもしろさにふれてみてください。
 SDG_08, SDG_09 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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