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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻マネジメントプログラム
講義コード WMF02000 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 企業とコミュニケーション
授業科目名
(フリガナ)
キギョウトコミュニケーション
英文授業科目名 Communication Systems Management
担当教員名 奥居 正樹,秋山 高志
担当教員名
(フリガナ)
オクイ マサキ,アキヤマ タカシ
開講キャンパス 東千田 開設期 2年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 集中
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
原則対面とする。コロナ等によりオンライン(同時双方向)に変更することもあるため、詳細は履修確定後に連絡する。
講義中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 24 : 社会科学
学問分野(分科) 04 : 経営学
対象学生
授業のキーワード  
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 本講義では企業における職場内でのコミュニケーション・システムに関する理論を理解することを目的とします。
コミュニケーションとは、メッセージの送り手と受け手との間で伝えるべき内容(コンテンツ)を様々な手段(チャネル)を用いて伝達することです。職場では従業員間で情報の伝達や意見の調整しながら事業活動を円滑に進めるのですが、そこでコミュニケーションが効果的に交わされなければ齟齬や誤解などが生じてしまいます。そこで、この講義では職場におけるコミュニケーションに焦点をあて、そのメカニズムや諸外国との違いについて検討する。
この講義を通じて到達すべき目標は以下のとおりとします。
・組織内コミュニケーションの概要とその理論について、日本企業の事例とともに説明できる。
・日本人のコミュニケーションスタイルと受理社会との関係性について、事例を用いて説明できる。

 
授業計画 第1回 1.オリエンテーション 講義概要の説明
第2回 2.コミュニケーションをめぐる4つの視点
第3回 3.組織内におけるコミュニケーションに関する議論
第4回 4.文化に対する視点の多様化(1)
  文化とコミュニケーションの関係性
第5回 5.コミュニケーションの場と背景
  コンテクストに関する議論
第6回 6.意味の二重性
  意味におけるテクスト・コンテクストのバランスについて
第7回 7.文化に対する視点の多様化(2)
  Hofstedeの議論を中心に検討する
第8回 8.日本人の利益獲得方法(1)
  受理社会と能理社会の違いについて
第9回 9.日本人の利益獲得方法(2)
  受理社会から能理社会へ移行する日本社会に関する議論
第10回 10.日本人の利益獲得方法(3)
  受理社会と能理社会にみるコミュニケーションスタイルの違い
第11回 11.日本人の利益獲得方法(4)
  受理と能理の比率について、今後の推移に関する議論
第12回 12.日本的経営に関する議論
  日本的経営とコミュニケーションスタイルとの関係について
第13回 13.コミュニケーションと可視化について
  見える化に関する議論
第14回 14.人脈について
  受理社会と能理社会における人脈に対する考え方の違いについて
第15回 15.まとめ
  日本的経営とコミュニケーションの関係性について、ケーススタディを元に検討する

(1)学期末試験の実施:あり
(2)小テストの実施:なし
(3)発表レジュメの提出:あり
   ・回数:最大14回、履修生の数に応じて決めます。
   ・分量:A4で6枚~8枚程度
   ・内容:講義資料の要約、テーマに即した事例の紹介と説明、設問に対する回答
 
教科書・参考書等 以下の教科書を使用します。
田中健滋(2012)『日本人の利益獲得方法』新曜社
併せて事前に配布する講義資料・論文等に沿って講義を進めます。
参考書は講義テーマに合わせてその都度紹介いたします。
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 必要に応じてパソコン、パワーポイント、映像資料を使用します 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
必ず事前に配布する資料を読み込み、関連資料を自分で収集してディスカッションに臨んでください。また事前に読み込む資料が多いことや作成するレジュメの量も多いことをあらかじめ理解したうえで履修してください。

 
履修上の注意
受講条件等
2024年度マネジメントプログラム入学者は、履修単位にならないことに留意すること(重要)。 
成績評価の基準等 成績評価は下記3項目を総合的に関して判断します
レジュメ発表 30%
ディスカッションへの参加 30%
期末試験 40%

 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
日本でメーカーの事業部門で勤務経験を持つ教員が、米国で過ごした少年期での経験を踏まえて、コミュニケーションの伝え方の違いや行動様式 · 組織化原理の違いについて解説します 。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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