年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻心理学プログラム |
講義コード |
WMC31000 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開 |
授業科目名 (フリガナ) |
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英文授業科目名 |
Support Theory and Applications in Forensics and Criminology Area |
担当教員名 |
神門 一途 |
担当教員名 (フリガナ) |
シンモン カズト |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 セメスター(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(前) 集中:教K208 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
臨床心理学実践・研究コースの院生 |
授業のキーワード |
犯罪・非行と司法,犯罪・非行臨床,矯正,再犯防止への支援,施設にはらむ危険,犯罪理論,動機付け面接,被害者と内省,罪を償うということ,施設と社会内資源の連携 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標 1.犯罪や非行をした者について、犯罪や非行に至る原因を見立てる視点を説明できる。 2.犯罪心理の分析、再犯・再非行のリスク評価の視点を説明できる。 3.矯正・更生のための指導・助言、処遇プログラムについて概説できる 4.必ずしも援助を求めていない当事者との信頼関係を築く方法を説明できる 5.家庭内対立関係のある当事者や保護者への関与の在り方の留意事項を説明できる。 6.当事者に関わる関係者に対する助言・支援について説明できる 7.犯罪被害者等に対する相談援助において留意すべき事項について説明できる。 8.犯罪や非行の防止に関する地域社会への情報提供において,留意すべき事項を説明ができる。 授業の概要 本授業では,公認心理師が働く5領域中のひとつである司法・犯罪分野に特化した内容を中心に取り上げる。司法手続のほか,本分野に位置付けられる機関や施設の役割について学習するほか,人間はなぜ犯罪・非行を起こすのかについて理解を深める。また,犯罪・非行からの立ち直りについても考察を深めていく。 |
授業計画 |
第1回 犯罪・非行と司法 第2回 司法・犯罪分野に位置付けられる機関や施設 第3回 施設にはらむ危険性⑴ 第4回 施設にはらむ危険性⑵ 第5回 犯罪理論⑴ 第6回 犯罪理論⑵ 第7回 犯罪・非行のアセスメント⑴ 第8回 犯罪・非行のアセスメント⑵ 第9回 矯正教育と立ち直り支援 ~ 内省と償い 第10回 動機付け面接 第11回 社会内での資源との連携 第12回 犯罪・非行の未然防止のための活動 第13回 今日的犯罪の理解 第14回 司法・犯罪分野に係る機関や施設等で働くということ 第15回 まとめ |
教科書・参考書等 |
特になし 事前に資料を配付する予定。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
パソコン,プロジェクター,スクリーン,DVD(事前に使用DVDの動作確認要) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
臨床心理学の観点から,「なぜ,人は犯罪・非行を起こすのか」を念頭に置いて,授業に参加していただけたらと思います。 |
履修上の注意 受講条件等 |
公認心理師必須科目 |
成績評価の基準等 |
評価の観点 1.犯罪や非行をした者について、犯罪や非行に至る原因の予測ができる 2.犯罪心理の分析、再犯・再非行のリスク評価ができる 3.矯正・更生のための指導・助言、処遇プログラムについて概説できる 4.必ずしも援助を求めていない当事者との信頼関係を築く方法を説明できる 5.家庭内紛争など対立関係のある問題における当事者や子どもへの中立的な立場での関与ができる 6.当事者を取り巻く保護者,学校教師,職場雇用主等更生に不可欠な関係者に対する助言・支援について説明できる 7.犯罪被害者等に対する相談援助の情報提供ができる 8.犯罪や非行の防止に関する地域社会への情報提供ができる 上記到達目標について最終レポート(60%)を課し,授業出欠,受講態度,発表姿勢(40%)と合わせて最終評価を行う。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
長年に渡る法務技官(心理),少年鑑別所首席専門官,少年鑑別所長としての実務実績をもとに,司法・犯罪分野に関する理論と実践について講義する。 |
メッセージ |
特殊な分野での臨床心理学を,一緒に学びましょう。この分野の機関や施設の必要性について理解を深め,この分野で働くことに興味を持っていただけますと嬉しいです。 |
その他 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |