年度 |
2024年度 |
開講部局 |
人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻心理学プログラム |
講義コード |
WMC28000 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
教育分野に関する理論と支援の展開 |
授業科目名 (フリガナ) |
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英文授業科目名 |
Support Theory and Applications in Educational Area |
担当教員名 |
石田 弓,田村 典久,上手 由香,波光 涼風,尾形 明子 |
担当教員名 (フリガナ) |
イシダ ユミ,タムラ ノリヒサ,カミテ ユカ,ハコウ スズカ,オガタ アキコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 通年 |
曜日・時限・講義室 |
(通) 集中:教A617 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、ディスカッション、学生の発表 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
6
:
大学院専門的レベル
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学問分野(分野) |
24
:
社会科学 |
学問分野(分科) |
06
:
心理学 |
対象学生 |
臨床心理学実践・研究コースの大学院生 |
授業のキーワード |
公認心理師,スクールカウンセラー,学校心理臨床 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
●本授業の目標は,心理学分野における研究の遂行に必要な専門知識や研究方法等を習得することである。それにより,修士論文作成のための研究を進める。具体的には,受講生各自の発表や進捗報告にともなう討議,および個別的な指導を通し,研究動向の把握,リサーチクエスチョンの設定,関連論文の読解,研究計画の立案,研究方法の設定,データの収集,データの分析,結果の解釈,発表方法の習得等,専門領域研究の遂行に必要な知識及び技能を順次習得する。 ●授業の到達目標 学校教育分野における心理的支援は,わが国では臨床心理士を中心とする「スクールカウンセラー」によって行われてきた。スクールカウンセラーは,学校という組織や学校を含む地域のなかに入り込み,児童生徒や保護者に対するカウンセリングや教職員の後方支援など多様な支援を行っている。本講義では,学校教育分野における諸問題に対する心理的支援に関して,公認心理師に求められる基本的なスクールカウンセリングの知識や理論,および技法を修得することを目標とする。 ●授業の概要 わが国における学校教育分野に関する心理臨床(学校心理臨床)の歴史やスクールカウンセリングの独自性・専門性について概説した後,児童生徒や保護者に対する直接的な支援のあり方や,児童生徒の指導・支援にあたる教職員の後方支援のあり方に関する基礎的知識や理論について講義を行う。また,不登校やいじめ問題,発達障害などに対する心理的支援の実際や,学校内における協力体制の構築や他機関との連携のあり方の実際についても講義を行う。さらに,学校に関わる事件や事故,自然災害など緊急事態における支援(緊急支援)あり方についても具体的に説明する。 |
授業計画 |
第1回 わが国におけるスクールカウンセリングの歴史と現状 (石田 弓) 第2回 スクールカウンセラーの役割や資質能力 (石田 弓) 第3回 スクールカウンセラーの独自性と専門性および職業倫理 (石田 弓) 第4回 児童生徒に対する心理的支援に関する理論と実際 (石田 弓) 第5回 保護者に対する心理的支援に関する理論と実際 (石田 弓) 第6回 教職員に対する後方支援に関する理論と実際 (石田 弓) 第7回 中間のまとめと振り返り(学生の発表) (石田 弓) 第8回 不登校に対する心理的支援の実際 (石田 弓) 第9回 いじめ問題に対する心理的支援の実際 (尾形 明子) 第10回 発達障害に対する心理的支援の実際 (尾形 明子) 第11回 校内における協力体制(協働) (尾形 明子) 第12回 他機関との連携 (尾形 明子) 第13回 緊急支援に関する理論と実際(事件・事故) (尾形 明子) 第14回 緊急支援に関する理論と実際(自然災害) (尾形 明子) 第15回 全体のまとめと振り返り1(学生の発表) (尾形 明子) 第16回 全体のまとめと振り返り2(学生の発表) (尾形 明子)
レポート課題 |
教科書・参考書等 |
授業中に資料を配付する。参考書等に関しては適宜紹介する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,パワーポイント |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
スクールカウンセリングでは,公認心理師や臨床心理士などが行う心理的支援のなかでも,特に応用的な知識や技能が求められるため,本授業だけで十分に学べるものではない。したがって,予習・復習として自分自身でもスクールカウンセリングに関連する文献や事例論文などを読み,積極的にイメージを膨らませてほしい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
公認心理師必須科目 将来,公認心理師や臨床心理士の資格を取得し,学校教育分野における心理的支援を行いたいと考えている学生を主な対象として講義を進めていく。 |
成績評価の基準等 |
最終のレポート課題(50%),毎回の授業に対する積極的な参加(ディスカッション)(50%) |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
臨床心理士・公認心理師の資格をもつ教員の指導の下、学校心理臨床に関する心理面接(カウンセリング)等に関する講義や演習を行う。 |
メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |