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年度 2024年度 開講部局 人間社会科学研究科博士課程前期人文社会科学専攻人文学プログラム
講義コード WMBB2501 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 歴史文化論演習A
授業科目名
(フリガナ)
レキシブンカロンエンシュウA
英文授業科目名 Seminar on History and Culture A
担当教員名 中村 平
担当教員名
(フリガナ)
ナカムラ タイラ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 火9-10:文A152
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習・ディスカッション・学生の発表・フィールドトリップ。討議の結果決まった論文(英語を含む)を読み、担当者が報告し、全員で討議する。 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 5 : 大学院基礎的レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 14 : 文化論
対象学生
授業のキーワード 広島(中国地方)、文化交流、植民主義、記憶、歴史経験 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等  広島県と中国地方から東アジアとの関係の歴史と文化の諸相に分け入り、そこで生きた人びとの歴史経験を想像する試みをフィールド・トリップという方法を交えながら進めたい。また、ポストコロニアルという視角についても精読・学習する。フィールド・トリップサイトのプランは以下。
①近瀬戸内海の島嶼の歴史と文化交流。
②軍都や移民送り出し地域としての広島。被爆を含めたアジア・太平洋戦争の記憶と歴史経験。
自らの問題関心が押し広げられることを、参加者同士の触発され合う関係性のなかで培っていく。なお本クラスは、「歴史文化論講義A」と連動して行うため、基本的に「講義」も履修すること。聴講も歓迎する。 
授業計画 第1回 ガイダンス・自己紹介
第2回 近代日本とアジアの人‐物の交流①
第3回 近代日本とアジアの人‐物の交流②
第4・5・6回 フィールド・トリップ(周防大島など)
第7回 広島とアジアをめぐる近現代史
第8回 アジア・太平洋戦争の歴史と記憶①
第9回 アジア・太平洋戦争の歴史と記憶②
第10回 『ポストコロニアル理性批判』①
第11回 『ポストコロニアル理性批判』②
第12・13・14回 フィールド・トリップ(呉港、宇品港エリア)
第15回 まとめ・レポート形式について

自分なりの問題意識の輪郭を形づくれるよう、たがいに努力しましょう。参加者の志向と進度・討議により、上の計画通りに進まない可能性があります。 
教科書・参考書等 Morimoto, Takashi. 2002. History of fishermen's community: a case study of Okikamurojima Island in the Seto Inland Sea, Kobe: Mizunowa.
Takashi Fujitani etc eds. 2001. Perilous Memories: The Asia-Pacific War(s). Duke University Press.
Sodei, Rinjiro. 2000. Were We The Enemy? American Survivors of Hiroshima, Perseus.
Lisa Yoneyama. 1999. Hiroshima Traces: Time, Space, and the Dialectics of Memory, University of California Press.
空辰男1994『加害基地 宇品:新しいヒロシマ学習』汐文社
G・C・スピヴァク2003『ポストコロニアル理性批判』月曜社
呉叡人「台湾ポストコロニアルテーゼ」(『受困的思想:臺灣重返世界』台北:衛城、2016年所収)
ほか、参加者の問題意識の意向を討議して決定する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト・報告担当者が用意するハンドアウト・映像 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
決まったテキストを事前に読んでくること。報告担当者は十分に準備すること。 
履修上の注意
受講条件等
できるだけ「歴史文化論講義A」と同時に履修してください。 
成績評価の基準等 授業での発表と報告(60%)、レポート(40%) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 初回に、フィールド・トリップの日程の確認をしますので、必ず参加してください。また自分なりの関心の所在や問題意識を話して、方向性を討議調整します。 
その他 コロナの状況次第では、オンライン授業の可能性もあります。第一回はオンラインで行います。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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