広島大学シラバス

シラバスTOPへ
English
年度 2024年度 開講部局 医系科学研究科博士課程前期
講義コード TB206301 科目区分 専門的教育科目
授業科目名 成人看護方法学教育演習
授業科目名
(フリガナ)
セイジンカンゴホウホウガクキョウイクエンシュウ
英文授業科目名 Methodology of Education for Chronic Care & Family Nursing
担当教員名 森山 美知子
担当教員名
(フリガナ)
モリヤマ ミチコ
開講キャンパス 開設期 1年次生   前期   通年
曜日・時限・講義室 (通) 集中
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、ディスカッション、学生の発表 
単位 1.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 6 : 大学院専門的レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 04 : 保健学
対象学生 博士課程前期学生
授業のキーワード 介入研究、アウトカムリサーチ、疾病管理、プライマリケア、健康経営、家族看護、スペシャリティ領域に応じた看護, SDGS_03 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 授業目標は以下に示すが、専門看護師(慢性疾患看護)コースの関心のある特論や演習を行っても良い。
<授業の目的>
 疾病管理及び質改善に必要なアウトカム・リサーチの手法を身につける。
<学習目標>
1.疾病管理及び質改善について、アウトカム・リサーチ及びアウトカム・マネジメントの手法を学ぶ。
2.ベストプラクティスの提供に向けたEBM/EBNの展開方法について学ぶ。
3.疾病管理/質改善に必要なITの活用と倫理及びデータマネジメントについて学ぶ。
4.研究を基に医療の質の向上を図る方法論について学ぶ。 
授業計画 【第1回】
 1.オリエンテーション
 2.アウトカムリサーチとアウトカムマネジメントについて
 (1)アウトカムマネジメントの展開方法
 (2)アウトカムリサーチの展開方法
 (3)アウトカムリサーチとアウトカムマネジメントの関係
【第2回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)の展開方法(1)
 ・質視標(Clinical Indicators)の設定/アウトカム指標とプロセス指標の設定の仕方
 ・質指標について、診療ガイドラインの活用方法
【第3回】
 ベストプラクティスの提供(1)
   EBM/EBNについて(ガイドラインから質指標を抽出)
【第4回】
 ベストプラクティスの提供(2)
   EBM/EBNについて(質指標を介入デザインに組み込む)
【第5回】
 ベストプラクティスの提供(3)
   EBM/EBNについて(介入プログラムを考える)
【第6回】
 ベストプラクティスの提供(4)
   EBM/EBNについて(介入プログラムを考える)
【第7回】
 文献検索と文献検討(1)
 ・選択する看護領域に関する介入研究について調べる。
【第8回】
 文献検索と文献検討(2)
 ・調べた文献の研究デザイン等についてディスカッションする。
【第9回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)の展開方法(2)
 ・研究デザインの構築:実験研究及び準実験研究の組み方
【第10回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)のデータ分析(1)
 ・統計学的手法の理解とデータ解析の実際
【第11回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)のデータ分析(2)
 ・統計学的手法の理解とデータ解析の実際
【第12回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)の展開方法(3)
 ・研究計画書の作成/倫理申請書の作成
【第13回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)の展開方法(4)
 ・研究に当たって考慮する点(フィールドの開拓、データ収集方法、データ管理等)
 ・介入プログラム、介入パスウェイ、役割分担表の作成
【第14回】
 アウトカムリサーチ(介入研究)の結果のプレゼンテーション(1)
 ・研究結果を組織の管理者にアピールすると想定
【第15回】
 作成したもののプレゼンテーション 
教科書・参考書等 選択した研究・実践領域によって必要図書を推薦する。
<テキストブック>
・アン・ワジョナー:アウトカム・マネジメント. 日本看護協会出版会, 2003.
・森山美知子:慢性疾患管理-ディジーズマネジメントとケースマネジメント. 中央法規
・厚生省健康政策局研究開発振興課医療技術情報推進室監修:わかりやすいEBM講座.
 厚生科学研究所 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料 等 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
関心のある特論や演習を選択した場合は、それに準ずる。
第1回~第15回 アウトカムマネジメントの該当部分を読む。
第2回~第6回  EBMの文献を読む。
第12回~第14回 研究計画書の作成 
履修上の注意
受講条件等
英語で履修する学生には英語で授業を行う。日本語で履修する学生には別の時間を設定し、日本語で授業を行う。
遠隔の学生はオンライン(teams)で参加する。
 
成績評価の基準等 <評価>
○授業貢献度(討議) 60%
○課題の達成度(レポート)     30%
○プレゼンテーション        10%
<課題>
 関心のある領域を選定し、勤務していた病院の、特定の疾患/症候群等のアウトカムを改善することを想定して、(1)その疾患/症候群のベストプラクティスを診療ガイドラインや文献から学び、(2)その病院の実態を推測の範囲で分析し、(3)その臨床アウトカムやQOL、その他のアウトカム(財政、在院日数等)を改善するためのアウトカム・リサーチ(介入研究)の研究計画書を作成する。
レポートのまとめ方
(1)日本看護科学会誌及びAPAスタイルを用いること。(A4、ページ数は指定しない)
(2)研究計画書と同じ書き方をする。倫理申請書の書き方・研究計画書の書き方は授業中に示す。
I 目的
(ここに問題提起分、何を行うのか、を述べる。)
II 研究方法
(対象疾患、新しい介入法の説明、評価指標、分析方法、倫理的配慮等について記述する。)
締め切り:7月31日 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
看護師としての臨床経験、行政経験(厚生労働省)、ベンチャー企業の経験あり。これらの経験を生かした研究指導が可能 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
シラバスTOPへ