年度 |
2024年度 |
開講部局 |
医系科学研究科博士課程前期 |
講義コード |
TB068213 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
保健科学特論2(質的研究) |
授業科目名 (フリガナ) |
ホケンカガクトクロン2(シツテキケンキュウ) |
英文授業科目名 |
Advanced Lecture on Health Science 2(Qualitative Research) |
担当教員名 |
森山 美知子,加古 まゆみ,岡村 仁 |
担当教員名 (フリガナ) |
モリヤマ ミチコ,カコ マユミ,オカムラ ヒトシ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
1年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 水11-12:保301 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
5
:
大学院基礎的レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
04
:
保健学 |
対象学生 |
医系科学研究科博士課程前期 |
授業のキーワード |
質的研究、哲学的基礎、エスノグラフィー、事例研究、フェノメノロジー、エスノメソドロジー、フォーカスグループインタビュー、Grounded Theory Approach、 質的帰納的分析、混合法 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
【授業目標】質的研究について、量的研究との哲学的違い、歴史的発展を踏まえた上で、基礎理論に基づいて構築された質的研究法の方法論について理解を深める。また、質的研究方法論およびデータ分析の実際を学ぶ。 【到達目標】 1.質的研究の哲学的基礎及び歴史的発展について理解する。 2.代表的な哲学的基礎理論から構築された方法論について理解する。 3.研究疑問・研究課題の追究に適した方法論の選択について理解する。 4.質的研究におけるサンプリング方法とサンプリング方法の妥当性について理解する。 5.代表的な方法論におけるデータ収集方法について理解する。 6.収集したデータの分析方法および妥当性・信頼性の確保について、量的研究と比較して その類似性と相違性を理解する。 7.質的データの分析結果の記述について学ぶ。 8.トライアンギュレーション及び混合法について学ぶ。 9.研究結果の活用方法について学ぶ。 " |
授業計画 |
第1回 Introduction(森山美知子) ・質的研究方法の展開(概論) ・研究疑問の構築と研究疑問の追求に適した方法論の選択、サンプリング ・質的研究のトランスレーション
第2回 質的研究の哲学的基礎、質的研究の歴史的発展(オンライン)(山田富秋)
第3回 質的研究の哲学的背景(加古まゆみ)
第4回 質的研究方法の実際(エスノグラフィー)(森山美知子)
第5回 質的研究法の実際(事例研究)(オンライン)(野口麻衣子)
第6回 臨床の現象を哲学的視点からとらえる①(オンライン)(西村ユミ)
第7回 臨床の現象を哲学的視点からとらえる②(オンライン)(西村ユミ)
第8回 質的研究方法の実際(フォーカスグループインタビュー)1(オンライン)(安梅勅江)
第9回 質的研究方法の実際(フォーカスグループインタビュー)2(オンライン)(安梅勅江)
第10回 質的研究方法の実際(Grounded Theory Approach)(オンライン)(山本美智代)
第11回 質的データの分析結果の記述(岡村仁)
第12回 質的研究方法の実際(Mixed Method)(オンライン)(成田慶一)
第13回 質的研究Reporting Guideline 信用可能性等(森山美知子)
第14回 質的データ分析ソフトの活用 まとめ(森山美知子)
第15回 質的研究方法の実際(エスノメソドロジー)(山田富秋)
【課題】 ①YouTube:ミニ動画講義シリーズを自宅で視聴する。 京極慎吾『質的研究の初心者入門シリーズ』(全12回) https://www.youtube.com/watch?v=YaU0ZMj-tFY ②毎回のレクチャーのミニレポート 「レクチャーで学んだこと」を、A4 半ページから1枚以内にまとめて翌週の授業開始時間までにMoodleに提出してください。 最初の行に、学籍番号、氏名 を記載してください。 ③関心のある質的研究の論文(英語・日本語:学術雑誌に出版されたもの)を選択し、SRQR又はCOREQを用いてレビューする。 (A4のレポート(2枚程度)にまとめて提出:記載方法は授業中に提示) 締め切り 1月29日(水)
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教科書・参考書等 |
・ホロウェイ・ウィーラー著,野口美和子監訳:ナースのための質的研究入門-研究-方法から論文作成までー第2版,医学書院,2006 ・谷津裕子:Start Up質的看護研究,学研メディカル秀潤社,2010 ・北素子,谷津裕子:質的研究の実践と評価のためのサブストラクション,医学書院,2009 ・ジュリエットコービン,アムセン・ストラウス著 操華子,森岡崇訳:質的研究の基礎ーグラウンディッド・セオリー開発の技法と手順ー,医学書院,2012 ・山田富秋:フィールドワークのアポリアーエスノメソドロジーとライフソトーリー,せりか書房,2011 ・Marlene Zichi Cohen,DavidKahn,Richard H.Steeves著,大久保功子訳:解釈学的現象法による看護研究ーインタビュー事例を用いた実践ガイドー,日本看護協会出版会,2005 ・Janice M. Roper,Jill Shapira・麻原きよみ,グレッグ美鈴訳:看護における質的研究 エスノグラフィー,日本看護協会出版会,2003 ・安梅勅江:ヒューマン・サービスにおけるグループインタビュー法ー科学的根拠に基づく質的研究法の展開ー,医歯薬出版株式会社,2001 ・萱間真美:質的研究のピットフォールー嵌らないために抜け出るためにー,医学書院,2013 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
参考書、配付資料,PC |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
授業概要に示す。 |
履修上の注意 受講条件等 |
・外部講師を含め、すべて水曜日 午後6時~7時半で行います(大学の講義日程通り)。 ・外部講師の多くはオンランになりますが、教室に来れる方は教室に来てください。 ・外部講師のため、授業は基本的に日本語となります。しかし、英語で受講する場合は、別の時間を設定して、英語で授業を行います。 ・遠隔の学生のみオンライン(teams)で参加ください。 |
成績評価の基準等 |
・毎回のレクチャーで学んだこと(ミニレポート)75% ・関心のある質的研究論文のレビュー(レポート) 25% |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
臨床・実務経験があり、質的研究の実施経験の豊富な教員、著作が豊富にある教員が担当する。 |
メッセージ |
質的研究のそれぞれの方法論の第一人者を集めました。質の高い内容を学ぶことができます。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |