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年度 2024年度 開講部局 森戸国際高等教育学院
講義コード 8B420701 科目区分 専門教育科目
授業科目名 言語文化教育研究法
授業科目名
(フリガナ)
ゲンゴブンカキョウイクケンキュウホウ
英文授業科目名 Research Methods of on Language and cultural education
担当教員名 西條 結人
担当教員名
(フリガナ)
サイジョウ ユウト
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 金7-8:教K209(森戸),教K210(森戸)
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義・演習、板書多用、ディスカッション、学生の発表 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 22 : 語学教育
学問分野(分科) 01 : 日本語圏
対象学生 全学生
授業のキーワード 研究倫理、アカデミックスキル、研究デザイン、オーサーシップ 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 この授業では、卒業論文、卒業研究の完成に向けて、初年次・基礎教育や専門教育でこれまで学んできた知識や技術を振り返りながら、言語・文化・教育に関する研究の進め方と方法を学びます。前半(第1回から第9回)は研究活動を行うための基本姿勢・研究を行う際の留意点について、後半(第10回から第15回)は研究の方法論、研究計画の立て方、研究発表の仕方について学んでいきます。特に、日本語学、異文化コミュニケーション、日本語教育学の分野を研究するための態度・姿勢、卒業論文等の研究活動の基盤となる知識と研究能力を習得することを目指します。
具体的な授業の到達目標は次の2点です。
(1)学習・研究活動の基盤となる姿勢や、研究活動に必要な倫理観を身に付けることができる。
(2)言語・文化・教育の3つの分野に関する研究を遂行するための基礎的な知識や技術を獲得し、自身の研究活動に生かすことができる。 
授業計画 第1回 オリエンテーション、「勉強」と「研究」の違い
第2回 研究活動のための基本姿勢と基本的な考え方
第3回 研究倫理と社会的責任
第4回 文献を探す、図書館を活用する
第5回 論文を読む①:論文の読み方
第6回 論文を読む➁:論文を読むことの意義
第7回 レポート・論文を書く①:レポート・論文作成の基礎
第8回 レポート・論文を書く➁:レポート・論文の適切な引用の方法
第9回 読んだ論文を整理してまとめる
第10回 研究のための思考法
第11回 研究の方法論:量的研究と質的研究
第12回 研究計画を立てる①:目的と先行研究
第13回 研究計画を立てる➁:研究デザイン
第14回 研究の構想を発表する①
第15回 研究の構想を発表する➁、まとめと総括

中間時にレポートと、コース後半にプレゼンテーション発表を課します。 
教科書・参考書等 【教科書】
教科書は指定しません。プリント配布します。
【参考書】
教科書には指定していませんが、研究の準備をするときやレポートの書き方を知りたいときの文献をいくつか紹介します。

(1)研究の基本的な姿勢・態度、レポートや論文に関する文献
・二通信子、大島弥生、佐藤勢紀子、因京子、山本富美子(2009)『留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック』、東京大学出版会.
・浜田麻里、平尾得子、由井紀久子(1997)『大学生と留学生のための論文ワークブック』、くろしお出版.
●「レポート作成上の注意」(広島大学作成)
●「研究倫理案内」(広島大学作成)
※●印の資料は「広島大学 学生情報の森もみじ」からダウンロードすることができます。

(2)研究の方法に関する文献
・佐藤望編著(2020)『アカデミック・スキルズ:大学生のための知的技法入門(第3版)』慶應義塾大学出版会
・本田弘之、岩田一成、義永美央子、渡部倫子(2019)『日本語教育学の歩き方:初学者のための研究ガイド』、大阪大学出版会 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
授業での課題の指示等に従って、大学図書館が所蔵している文献や、ウェブサイト等を積極的に活用し、予備知識を得てから講義に臨んでください。講義後には配布資料等を見返す時間を確保して、内容の整理をするとともに自分なりの考えをまとめるようにしましょう。 
履修上の注意
受講条件等
・この授業は、言語学、教育学、日本語教育学などに関心をもつ留学生を主な対象とした授業です。
・このシラバスに書いてあるような内容に関心のある一般学生も受講することができます。ただし、受講希望者が多い場合は、受講をお断りすることがあります。
・全体の講義回数の3分の1以上欠席した人は成績評価の対象外とします。 
成績評価の基準等 ・授業・課題への取り組み 60%
・中間レポート 20%
・最終プレゼンテーション 20% 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
担当教員の海外大学での日本語科目担当や研究指導等の日本語教育分野における実務経験を生かすとともに、この科目の対象学生が主に留学生であることから、留学生のこれまでの日本語・日本文化学習の経験と教育内容を関連させながら授業を進めていきます。 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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