年度 |
2024年度 |
開講部局 |
森戸国際高等教育学院 |
講義コード |
8B420401 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
音声学・音韻論講義 |
授業科目名 (フリガナ) |
オンセイガク・オンインロンコウギ |
英文授業科目名 |
Lectures on phonetics and phonology |
担当教員名 |
石原 淳也 |
担当教員名 (フリガナ) |
イシハラ ジュンヤ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 水9-10:教K209(森戸) |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
22
:
語学教育 |
学問分野(分科) |
01
:
日本語圏 |
対象学生 |
全学生 |
授業のキーワード |
音声学入門、音韻論入門、IPA、日本語音韻論、通時態 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
言語の最も基本的な単位である音声について理解を深めた上で、日本語や他の言語においてどのような音声がどのような規則に基づいて使用されているのかを学ぶ。また、IPAを用いた表記の方法、調音、聴き取り、音素表記の訓練も行う。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション : 音声学、音韻論とはなにか 第2回 音の物理、生理学 : 音の物理的性質、調音器官、聴覚器官 第3回 調音 : IPA、調音位置と調音方法、有声性、VOT 第4回 子音1 : 破裂音、摩擦音、破擦音 第5回 子音2 : 鼻音、流音、その他の音類 第6回 母音 : Cardinal Vowels、日本語の母音、英語の母音 第7回 超分節素性 : アクセント、イントネーション、モーラと音節 第8回 音韻論イントロダクション : 日本語の「ん」、対立と体系 第9回 音韻論の基礎 : 音素、異音、相補分布、音韻体系、弁別素性、Binary Features 第10回 日本語の音韻体系1 : 音節構造、特殊音素 第11回 日本語の音韻体系2 : 日本語の母音体系、子音体系 第12回 音韻体系と言語学習 : 転移と干渉、音声教育 第13回 歴史音韻論1 : 音韻変化、ハ行転呼、正書法 第14回 歴史音韻論2 : 外来語の音韻、比較言語学 第15回 まとめ
期末試験を実施。 |
教科書・参考書等 |
moodleを使って適宜ハンドアウト、資料を配布する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
プロジェクター |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予め課題が与えられた場合を除き、予習や予備的な知識は必要としない。 授業中に投げかけられた問題に真剣に取り組み、その中で言語学的な考察の方法を学ぶこと、そして、その過程の中で得 られた結論、知識の新鮮さに驚きを感じること sense of wonder ないしserendipityのようなものを得ることが重要。予習 が必要ない分、授業後、moodleにあげられたハンドアウトを見ながら、しっかり授業の復習をしておくこと。 |
履修上の注意 受講条件等 |
・本授業は、音声学、音韻論、言語学、日本語教育学などに関心をもつ留学生を主な対象とした授業であるが、本シラバスにあるような内容に関心のある日本人を含む一般学生も受講することができる。ただし、状況によっては、受講をお断りすることがある。 ・受講者は森戸で実施するプレースメントテストでレベル3以上であること。 ・ 受講希望者は以下のフォームに必要事項を記入し、受講許可を得ること。 https://forms.office.com/r/RYdtJtxu4k |
成績評価の基準等 |
・授業への貢献 40% ・課題 20% ・試験 40% |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
日本語学習者に対し適切に説明が行えるように、特に日本語教育で問題になりがちな言語事実について言語学的、音声学的な解釈、解説を行う。 |
メッセージ |
授業中に色々な質問をします。諦めずに考え続けること。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |