年度 |
2024年度 |
開講部局 |
森戸国際高等教育学院 |
講義コード |
8B420301 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
言語学講義 |
授業科目名 (フリガナ) |
ゲンゴガクコウギ |
英文授業科目名 |
Lectures on linguistics |
担当教員名 |
石原 淳也 |
担当教員名 (フリガナ) |
イシハラ ジュンヤ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 月9-10:教K308(森戸) |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
22
:
語学教育 |
学問分野(分科) |
01
:
日本語圏 |
対象学生 |
全学生 |
授業のキーワード |
言語学入門、基礎日本語学、言語類型論 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
言語学的観点から日本語や他の言語の言語事実を分析することによって、言語学の基礎的な知識、考え方を身につけ、日本語文法の大まかな姿をとらえることを目標とする。 |
授業計画 |
第1回 イントロダクション 動物と人間のコミュニケーション 第2回 言語の基本的な性質 : 対立と体系、二重分節性、文に見られる階層 第3回 品詞 : 品詞とは何か 第4回 品詞、形態論 : 品詞と形態、語形成 第5回 形容詞 : 文法範疇としての形容詞、日本語の形容詞の特徴 第6回 名詞、格、動詞 : 活用とは何か、格フレームと関係節の構造 第7回 動詞、格 : 動詞の意味と格フレーム 第8回 態 : 日本語における受動態、使役 第9回 結果相 : 日本語における結果を表す構文(いわゆる「完了」構文) 第10回 テンス・アスペクト : テンス・アスペクトとは何か、日本語、英語におけるテンス・アスペクト 第11回 論理学 : 命題論理学、様相論理学、日本語におけるモダリティ、なわ張り理論 第12回 語用論 : 発話と文の違い、発話の力、発話行為 第13回 日本語の助詞 : 助詞とは何か、助詞の機能と分類 第14回 日本語の言語類型論的統語論 : 言語類型論から見た日本語の統語論的特徴 第15回 まとめ
期末試験を実施。 |
教科書・参考書等 |
教科書は使用しない。Moodleで適宜ハンドアウトを配布する。 「初級を教える人のための日本語文法ハンドブック」庵ほか スリーエーネットワーク 「よくわかる言語学入門」 町田健 バベルプレス 1995 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
プロジェクター |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予め課題が与えられた場合を除き、予習や予備的な知識は必要としない。 授業中に投げかけられた問題に真剣に取り組み、その中で言語学的な考察の方法を学ぶこと、そして、その過程の中で得られた結論、知識の新鮮さに驚きを感じること sense of wonder ないしserendipityのようなものを得ることが重要。予習が必要ない分、授業後、moodleにあげられたハンドアウトを見ながら、しっかり授業の復習をしておくこと。 |
履修上の注意 受講条件等 |
・本授業は、言語学、日本語教育学などに関心をもつ留学生を主な対象とした授業である。 ・森戸で実施するプレースメントテストでレベル3以上であること。 ・ 受講希望者は以下のフォームに必要事項を記入し、受講許可を得ること。 https://forms.office.com/r/RYdtJtxu4k ・本シラバスにあるような内容に関心のある日本人を含む一般学生も受講することができる。ただし、状況によっては、受講をお断りすることがある。 |
成績評価の基準等 |
・授業への貢献 40% ・課題 20% ・試験 40% |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
韓国南ソウル大学、広島大学で日本語教育に携わってきた経験をもとに、日本語教授者として学習者に対し適切に説明が行えるように、特に日本語教育で問題になりがちな言語事実について言語学的な解釈、解説を行う。 |
メッセージ |
授業中に色々な質問をします。諦めずに考え続けること。建設的な質問も歓迎します。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |