年度 |
2024年度 |
開講部局 |
ライティングセンター(大学院) |
講義コード |
8A001004 |
科目区分 |
専門的教育科目 |
授業科目名 |
論文英語修辞学I |
授業科目名 (フリガナ) |
ロンブンエイゴシュウジガクイチ |
英文授業科目名 |
English Rhetoric & Writing Scientific Papers I |
担当教員名 |
河本 健 |
担当教員名 (フリガナ) |
カワモト タケシ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 火5-6:オンライン |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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オンライン講義 |
単位 |
1.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
5
:
大学院基礎的レベル
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学問分野(分野) |
21
:
社会人基礎 |
学問分野(分科) |
06
:
グローバリゼーション・国際協力 |
対象学生 |
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授業のキーワード |
英語論文、科学論文、アカデミックライティング、コーパス |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | |
授業の目標・概要等 |
本授業では、Move分析に基づく科学論文の構成と書き方のポイントについて学ぶ。合わせて、ライフサイエンス辞書コーパスを使って英語表現を見つける方法についても学ぶ。理系向け。 授業は日本語で行います。 |
授業計画 |
第1回 関連論文を分析して学ぶ 関連論文から学ぶべき主なポイントは、 ・分野の特徴に基づく論文の構成 ・論理的なストーリー展開、特に、「直接的な因果関係・つながり」の強さ ・特有の英語表現:AI翻訳では、出てこない頻出英語表現 ・教材となる論文を見つける 第2回 論文特有の構成を学ぶ 第2回 論文の構成要素の基本形は、Introduction, Materials & Methods、Results, Discussionである。これらは頭文字を取って、IMRaDと呼ばれる。 背景にある科学論文の歴史や、アカデミックライティングの基本である。序論・本論・結論との関係を学ぶ。 IMRDは、論文では見出しと使われることが多い、実際の論文を分析する。 第3回 英語的な論理展開を学ぶ(1) 英語の論理展開が、日本語とどのように異なるのか。また、どのように書くべきなのかを、「主張・因果関係・つながり」の以下の点を中心に学ぶ。 学んだことを、実際の論文で確認する。
第4回 英語的な論理展開を学ぶ(2) 英語の論理展開が、日本語とどのように異なるのか。また、どのように書くべきなのかを、「タイトルのキーワード・ABT構造・パラグラフ構造」の以下の点を中心に学ぶ。 学んだことを、実際の論文で確認する。
第5回 MoveとStep 多くの論文で共通に使われているストーリー展開がある。これは、Introduction, Materials & Methods、Results, Discussionの各セクションをどのように書くかである。 Sectionは複数のMoveから成り、各Moveは複数のStepから成ることを学ぶ。Resultsの書き方は、分野によって少し異なるが、共通する部分も多い。典型的なパターンや分野ごとの特徴について学ぶ。 学んだことを、実際の論文で確認する。 第6回 論文特有の英語表現を学ぶ 論文で統計学的によく使われるキーフレーズを、Move→Step→Phraseに分けて分析したので、その特徴を示す。 学んだことを、実際の論文で確認する。 第7回 文法力とコーパス 母語でない英語で論文を書くためには、文法力が決定的に重要である。必要な範囲で完璧に文法力を身につける方法を学ぶ。 ライフサイエンス辞書(http://lsd-project.jp/ja/index.html)は、誰でも自由に使えるオンライン辞書です。その中になる英語共起表現検索は、論文執筆のための強力なツールとなります。
第8回 まとめ 学んだことを、総合的に振り返って、議論する。 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回
試験なし、レポートあり |
教科書・参考書等 |
【教科書】 無し 【参考書等】 ライフサイエンストップジャーナル300編の「型」で書く英語論文 〜言語学的Move分析が明かしたすぐに使える定型表現とストーリー展開のつくり方、河本健/石井 達也 (著)、羊土社 トップジャーナル395編の「型」で書く医学英語論文〜言語学的Move分析が明かした執筆の武器になるパターンと頻出表現、河本健/石井 達也 (著)、羊土社 ライフサイエンス英語表現使い分け辞典第2版:河本健/大武博編(羊土社) ライフサイエンス英語動詞使い分け辞典:河本健/大武博著(羊土社) ライフサイエンス英語類語使い分け辞典:河本健編(羊土社) ライフサイエンス論文作成のための英文法:河本健編(羊土社) ライフサイエンス辞書(https://lsd-project.jp) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回:手本となる論文を探そう。 第2回:手本となる論文を選んで提出して下さい。選んだ論文の構成を分析してみよう。 第3回:選んだ論文のIntroductionの論理を、観点を分けて分析しよう。 第4回:選んだ論文のIntroductionの論理を、観点を分けて分析しよう。 第5回:選んだ論文のMoveとStepを分析しよう。 第6回:選んだ論文の英語表現を分析しよう。 第7回:ライフサイエンス辞書を使ってみよう。 第8回:論文を書こう。 |
履修上の注意 受講条件等 |
パソコンを使用します。 (受講定員10名) |
成績評価の基準等 |
課題提出や授業への積極的な参加などを総合的に勘案する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
授業は日本語で行います。いくつかの内容を組み合わせながら平行して行います。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |