年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
55019002 |
科目区分 |
領域科目 |
授業科目名 |
環境と開発[旧パッケージ] |
授業科目名 (フリガナ) |
カンキョウトカイハツ |
英文授業科目名 |
Environment and development |
担当教員名 |
土谷 彰男 |
担当教員名 (フリガナ) |
ツチヤ アキオ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 月1-4:総K314 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心(テキスト、スライド、レポート)、広島市内の法学部生で西条まで通えない人はオンデマンド可(テキストを読んでレポートをメールで提出する) |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
03
:
自然環境 |
対象学生 |
全学部1年次生以上、何年生でも可、学部不問 |
授業のキーワード |
先住民、大航海時代、ブラジル発見、サトウキビの時代、リオ遷都、ペドロ2世、コーヒーの時代、カフェコンレイチ共和政、バルガス体制、ポピュリズム、軍事政権、労働者政権、マナウス無関税地区、アマゾン入植、牧場開発、森林伐採、ダイズ、気候変化、カーボンソース、土壌栄養塩、ケイマーダ、フラグメント、サバンナ化、地球環境サミット、PPG7、国際機関、NGO、州政府、コショウ移民、ジュータ移民、アグロフォレストリー、植林、LBA ODS-13 Acao contra mudanca global do clima, ODS-15 Vida de ecosistemas terrestres |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 領域科目(自然科学系科目群) 分類:自然環境・社会基盤 【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 |
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学習の成果 | アマゾンの環境問題・SDGsを現地目線で理解する。桁違いの広大な自然とその伐採・火入れ・牧場化・農場化を知って、その背景や影響がわかるようになる。日経プラス9などの経済番組を見て、資源国・新興国の裏事情がわかるようになる。出稼ぎブラジル人の気持ちがわかるようになる。 |
授業の目標・概要等 |
過去50年間のアマゾン開発と環境破壊、保全への転換と形骸化、持続的な森林利用の模索に入る前に、先住民の暮らし、植民地時代、独立後の500年の歴史を知るのが先になる。土地制度、ブーム経済、イギリスによる経済支配の影響が大きいためである。また、アマゾンの自然環境、人々の暮らし、動植物も紹介する。その後、アマゾンの開発と保全、セラード開発、国際機関・NGOの支援、州政府の役割を説明する。アマゾン開発の口火を切った日本人移民の奮闘、アグロフォレストリーの展開も紹介する。最後に、1990年代後半に始まった国際的なアマゾンの環境研究の成果と課題を概説する。 |
授業計画 |
第1回 開発か保全か、遠いブラジル・近いブラジル、ブラジル概観 第2回 先住民インデイオ、大航海時代、ブラジル発見、パウブラジル・砂糖の時代、奴隷制、オランダの時代 第3回 植民地、金の時代、重商主義経済 第4回 独立、帝政、コーヒーの時代、奴隷制廃止、帝政から共和政へ、テネンテイスモ 第5回 バルガス革命・エスタードノーボ、ポピュリズム、クビチェッキ、軍事政権、アマゾン開発 第6回 第二共和政、ハイパーインフレ、レアルプラン、新自由主義、環境保全政策、BRICS経済、保全の形骸化、右翼政権、ブラジル経済、ブラジル社会、日伯関係 第7回 アマゾンの地質、土壌、水文、気候 第8回 アマゾンの植生、生活、動物、樹幹利用植物、種子オイル利用植物、ヤシ、果樹、非木材利用の森林農業 第9回 ゴムの時代、開発の波、アマゾンの保全とセラードの開発、開発の問題点 第10回 国際機関の保全、NGOの保全、州政府の開発と保全、持続的利用の拡大 第11回 日本人移民、移民の先駆者、戦後移民・移住地の拡大、コショウとジュータ 第12回 Asflora、Hands、エンリッチメント植林 第13回 IPCC、COP、京都メカニズム、カーボンオフセット、REDD+ 第14回 アマゾン研究の成果と課題、アマゾンの環境研究、大気圏の変容、カーボンシンクからカーボンソースへ、森林の変容 第15回 開発と保全、学術分野からの助言
毎回穴埋め的なレポート・期末試験。
マイケル・サンデル教授の白熱教室ではないが、現代社会の難題の一つを紹介することで、教養がついた気になる。 |
教科書・参考書等 |
テキスト:「ブラジルとアマゾン 収奪の歴史から持続可能な開発の時代へ(土谷・田中)」2023年、デザインエッグ、253頁 通販Amazonで税込2970円 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
適宜、紙の資料を配る。レポートの問題と解答用紙は毎回紙で配る。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
図書館に電子図書がある:Amazonia and Global ChangeとInteractions between Biosphere, Atmosphere and Human Land Use in the Amazon Basin。胸がいっぱいになる。 TV GloboのAna Maria BragaのMais voceとRenata VasconcellosのJornal Nacionalで今のブラジルの様子がよくわかる。 |
履修上の注意 受講条件等 |
日テレの「おはよん」を見ると遅刻しない。10時ごろ、Horario de merenda(おやつの時間)がある。 |
成績評価の基準等 |
レポート(50%)、期末試験(50%)。レポート(穴埋め・選択形式が中心)は講義を聞きながら回答して、授業終了時に提出する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
教養科目なので文系理系不問。America latino, participe! 世界史が好きな人、商社に就職する経済学部の人、Manausのホンダに関心のある工学部の人、学校の先生になる人、気候学・環境科学・農学系の人、SDGsに関心のある人、出稼ぎ労働者の多い東海・北関東、海田の人は来てください。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |