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年度 2024年度 開講部局 教養教育
講義コード 55013001 科目区分 領域科目
授業科目名 環境観と環境問題[旧パッケージ]
授業科目名
(フリガナ)
カンキョウカントカンキョウモンダイ
英文授業科目名 Nature-views and environmental issues
担当教員名 淺野 敏久
担当教員名
(フリガナ)
アサノ トシヒサ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 月1-4:総K110
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心
必要に応じて,MoodleとTeamsを利用したオンラインでの双方向授業に対応します。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 23 : 人文学
学問分野(分科) 12 : 地理学
対象学生
授業のキーワード 人間,文化,価値観,環境と市民,環境をめぐる政治と経済,時間スケールと空間スケール
CN: SDGs 
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育での
この授業の位置づけ
人間が蓄積してきた知識がどのようにして生まれ,育ってきたのか,その根本の考え方は何であるのかについて,文化的・社会的・自然科学的な視点を踏まえながら,専門分野の枠を超えて共通に求められる知的な技法を学ぶことを目標とする。
領域科目(人文社会科学系科目群) 分類:人類学・地理学・歴史学
【※この授業は,2018年度以降入学生が履修し,単位を修得した場合は「領域科目」となりますが,2017年度以前入学生の場合は「パッケージ別科目」となります。2017年度以前入学生は,「領域科目」としては履修できませんのでご注意ください。】 
学習の成果1.各学問領域について,その形成過程と発展過程及び現代的な課題について説明できる。
2.複数の学問領域にまたがる歴史的,現代的課題について,多角的な視点から説明できる。 
授業の目標・概要等 古典的な環境論である環境決定論を紹介しつつ,それが19世紀から20世紀初めにかけて,盛んに取り上げられた背景と,その思想の功罪にふれる。さらに20世紀以降,決定論が徹底的に批判される一方,いかなる環境観(たとえば生態学的な環境観)が示され,常識化していったのかを説明する。さらに講義の後半では,「コモンズの悲劇」を切り口として,人間環境会議や地球サミットなど,地球環境問題への国際的な取り組みや,各国・地域の事情や相互の利害関係を紹介し,これらの議論や出来事の中から読み取れる現代の環境観を考える。 
授業計画 第1回:はじめに(自己紹介,講義の全体概要および注意事項)
第2回:環境論(風水思想と景観/「環境問題」とは)
第3回:環境論(決定論)
第4回:環境論(可能論)
第5回:環境論(生態学的環境論)
第6回:環境論(小まとめと討議)
第7回:和辻哲郎の風土論
第8回:風土論の挫折と再生
第9回:森林帯文化論:照葉樹林文化論
第10回:森林帯文化論:ブナ帯文化論
第11回:「地球環境問題」という問題
第12回:コモンズの悲劇
第13回:地球サミットからSDGs(1)
第14回:地球サミットからSDGs(2)
第15回:14回目までの講義の予備(各回時間内に終わらないので後に押した分を補うための時間)

期末レポートを課します。 
教科書・参考書等 参考書:適宜指示する。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
講義ごとに課題を出します。内容は各講義のまとめや簡単な作業です。講義の動画もアップする予定なので,動画を見て講義を振り返ってください。 
履修上の注意
受講条件等
各回の課題は基本的に記述式のレポートのようなものです。それなりに負担になると思います。講義を聞きながら解答を考えるか講義後に動画で復習しつつ解答を考える必要があります。 
成績評価の基準等 毎回の課題を50%,期末レポートを50%とします。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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