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年度 2024年度 開講部局 教養教育
講義コード 11029001 科目区分 平和科目
授業科目名 放射線と自然科学
授業科目名
(フリガナ)
ホウシャセントシゼンカガク
英文授業科目名 Science and Radiation
担当教員名 高橋 徹
担当教員名
(フリガナ)
タカハシ トオル
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月1-4:総L201
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
オムニバス方式による講義。
主に対面で実施する。 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 1 : 入門レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 06 : 物理学
対象学生 平成29年度以降入学生(平成28年度以前生は履修できません)
授業のキーワード 放射線 自然科学 
教職専門科目   教科専門科目  
教養教育での
この授業の位置づけ
平和科目 
学習の成果自然界に存在する放射線、人工的に生成される放射線について、その種類、性質、応用、人体への影響等について、科学的な知識を身につけることができる。
原子力など、放射線のの利用と人類の将来について考察するための基礎知識を得ることができる。 
授業の目標・概要等 分野:理工学,分科:物理学となっているが,物理学,天文学,生物科学,地球惑星科学などにわたる,学際的内容である。
自然界に存在する放射線、人工的に生成される放射線について、その種類、性質、応用、人体への影響等について、科学的な知識を身につける。
単に存在する,しないではなく,定量的な考え方が重要でることを強調する。
複数の教員による放射線の科学的応用の解説を通じて放射線の多様な面を学ぶ。
これらを通して科学的知識・技術の発展と平和のあり方について考察し,理解を深める。 
授業計画 オリエンテーション
放射線の基礎I 
放射線の基礎II
福島原発放射線測定の実際
放射壊変を用いた年代測定の基礎と分析法
低温物理と放射線
素粒子原子核実験
放射光を用いた物性研究
オクロ天然原子炉
加速器の話
放射線の生物への影響
加速器の医療応用
X線,ガンマ線天文学
環境における放射線
まとめ

各授業毎に,担当教員が小テスト等を課しそれを集計する。
期末試験は行わない。

授業の計画の詳細は,学期前に担当教員のスケジュールによって確定するため,変更がある。第1回の授業時に計画の詳細を資料として配布する。 
教科書・参考書等 なし,各教員が必要により資料を配付する
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料,映像(ビデオ/PC/) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
オムニバス講義なので,個々の回の内容は担当教員のスケジュールによって入れ替わるが,このような内容となる。
第1回:授業の方法計画について説明する。
第2回:放射線の基礎ついて学習する。
第3回:放射線の応用とともに,福島第一原子力発電所の事故を取りあつかう。
第4回:福島原発放事故の際の放射線測定の実際について解説する。
第5回:放射線の考古学への応用。ニュースなどでもよく聞くので,検索して調べておくと良い。
第6回:低温における物性現象について解説する。
第7回:放射線を利用した素粒子宇宙研究についてその基礎を解説する
第8回:夢の光と呼ばれる放射光を使った物性研究について解説する。
第9回:自然現象として核分裂が起こった実例。Webなどで調べておくと良い。
第10回:放射線発生装置として非常の応用範囲の広い加速器の話である。
第11回:放射線が生物にどのように影響するか。生物科学の見知から開設する。
第12回:放射線の応用について最も身近と考えられる医療応用について解説する。
第13回:天文学においても放射線は有用なツールであり,その実際を学ぶ
第14回:身の回り,生活環境における放射線について解説する。
第15回:講義全体のまとめを行う。質問したいこと,分からなかったことを考えておくと良い。 
履修上の注意
受講条件等
高校等における履修科目や文系・理系をとわない。
平和を考えるレポートの提出が単位認定の必須条件である。 
成績評価の基準等 各回に課す小テスト(50%)
平和を考えるレポート(20%)
取組態度(30%)
※全授業回数の2/3以上の出席が単位認定の必要条件となる。オンライン授業の場合は課題の提出をもって出席とする。 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
一般社団法人加速器科学技術推進協議会広報部会長(高橋)
放射線と一般社会の関係などについて,基礎科学の理解促進や広報に関する経験をもとに授業をおこなう。 
メッセージ 分野:理工学,分科:物理学となっているが,物理学,天文学,生物科学,地球惑星科学などにわたる,学際的内容である。また科学コミュニケーションにも触れる。 
その他 平和を考えるレポートの提出は必須課題です。レポートの提出期間は以下のとおりです。
第1ターム開講科目 --> 4 月 30 日~5 月 13 日
第2ターム開講科目 --> 7 月 1 日~7 月 8 日
第3ターム開講科目 --> 10 月 28 日~11 月 7 日
夜間開講科目 --> 教員の指示による
※詳細はもみじTopを参照:https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/learning/kyouyou/post_1.html
【受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。】 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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