年度 |
2024年度 |
開講部局 |
教養教育 |
講義コード |
11026001 |
科目区分 |
平和科目 |
授業科目名 |
暴力の比較宗教学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ボウリョクノヒカクシュウキョウガク |
英文授業科目名 |
Rethinking Violence from the Perspective of Comparative Religion |
担当教員名 |
杉木 恒彦 |
担当教員名 (フリガナ) |
スギキ ツネヒコ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
1年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 月5-8:総K313 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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総じてインターアクティヴな授業(講義、質疑応答、プレゼンテーション、ディスカッション)を予定している。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
1
:
入門レベル
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学問分野(分野) |
23
:
人文学 |
学問分野(分科) |
03
:
宗教学 |
対象学生 |
全学部生 |
授業のキーワード |
人間、暴力、生命、アイデンティティ、コミュニティ、正義、救い、宗教 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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教養教育での この授業の位置づけ | 平和への道は、戦争など暴力に関する適切な知識と理解のうえに開かれる。本授業は〈宗教と暴力〉という側面から、そのための一契機を提供するものである。 |
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学習の成果 | |
授業の目標・概要等 |
近年の宗教的テロリズムに見られるように、なぜ他者への慈しみや平和を説く宗教が、時に暴力と結びつくのか。本授業では、世界の様々な宗教における暴力の事例(殺生や殉教や紛争等)を学びながら、現代社会の論点である〈宗教と暴力〉について、比較宗教学の観点から知識と理解を深めていく。これにより、宗教と暴力の関係をめぐる冷静な理解を得ることを目指す。全15回のうち、前半は講義により基礎的な知識と理解の習得を行い、後半は履修学生によるグループ・プレゼンテーションを通して同テーマに関する理解と考察を深めていく。 |
授業計画 |
第1回 ガイダンス、宗教と暴力をめぐる諸理論(1) 第2回 宗教と暴力をめぐる諸理論(1) 第3回 ユダヤ教と暴力 第4回 キリスト教と暴力 第5回 イスラームと暴力(1) 第6回 イスラームと暴力(2)、グループ・プレゼンテーションのミーティング 第7回 ヒンドゥー教と暴力(1) 第8回 ヒンドゥー教と暴力(2) 第9回 仏教と暴力(1) 第10回 仏教と暴力(2) 第11回 グループ・プレゼンテーション&ディスカッション(1) 第12回 グループ・プレゼンテーション&ディスカッション(2) 第13回 グループ・プレゼンテーション&ディスカッション(3) 第14回 グループ・プレゼンテーション&ディスカッション(4) 第15回 ゲスト・スピーカーによる講演とディスカッション
受講者総数等に応じてシラバス構成に変更を生じることがある。
グループ・プレゼンテーションは、講義で学んだ内容をふまえつつ、授業で配布する論文等を題材に、講義で学んだ内容や、独自の調査を加えたものとする。 |
教科書・参考書等 |
教科書はない。資料を授業中に配布する。 参考書(授業では直接用いない): 星川啓慈・石川明人『人はなぜ平和を祈りながら戦うのか? 私たちの戦争と宗教』、並木書房、2014年 Mark Juergensmeyer他編, The Oxford Handbook of Religion and Violence, Oxford University Press, 2013. その他の参考書は授業中に指示する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配布資料、PC、プロジェクター、スクリーン |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回:授業の趣旨・目的と構成を理解する。 第2回:生命、アイデンティティ、コミュニティ、正義、救いといったキーワードを意識しながら、どのような状況においてどのような形で宗教と暴力が結びつき得るか考える。なお、この問いは、第3回以降の学びにおいても維持してほしい。 第3回:ユダヤ教における暴力論と暴力の事例を理解する。 第4回:キリスト教における暴力論と暴力の事例を理解する。 第5~6回:イスラームにおける暴力論と暴力の事例を理解する。 第7~8回:ヒンドゥー教における暴力論と暴力の事例を理解する。 第9~10回:仏教における暴力論と暴力の事例を理解する。 第11回~第14回:プレゼンテーションとそれに続くディスカッションを通して、宗教と暴力に関する理解を深める。 第15回:ゲスト・スピーカーによる講演を通して理解を深める。 |
履修上の注意 受講条件等 |
宗教と暴力に関心のあることを受講条件とする。 |
成績評価の基準等 |
①平常点(出席と授業への取り組み)30%、②プレゼンテーション20%、③授業レポート30%、④平和モニュメント見学レポート20%で総合評価する。②の実行と③と④の提出は必須であり、それら全てを行わない者には単位を出さない。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
授業への積極的な取組みを期待する。 |
その他 |
平和を考えるレポートの提出は必須課題です。レポートの提出期間は以下のとおりです。 第1ターム開講科目 --> 4 月 30 日~5 月 13 日 第2ターム開講科目 --> 7 月 1 日~7 月 8 日 第3ターム開講科目 --> 10 月 28 日~11 月 7 日 夜間開講科目 --> 教員の指示による ※詳細はもみじTopを参照:https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/learning/kyouyou/post_1.html 【受講希望者が定員を超過したときは受講者抽選を行う可能性があります。】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |