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年度 2024年度 開講部局 情報科学部
講義コード KA210001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 ヒューマンコンピュータインタラクション
授業科目名
(フリガナ)
ヒューマンコンピュータインタラクション
英文授業科目名 Human Computer Interaction
担当教員名 平嶋 宗
担当教員名
(フリガナ)
ヒラシマ ツカサ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   後期   3ターム
曜日・時限・講義室 (3T) 金5-8:工111
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義と講義内の課題提出中心.
課題提出:主にMoodleを利用.講義内で必携PC使用. 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 02 : 情報科学
対象学生 3年次生
授業のキーワード ヒューマンコンピュータインタラクション,情報構造化,情報デザイン,問題解決の促進,学習の促進 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
情報を学問として学ぶ上で,人とコンピュータの関係を,インタラクションという観点から把握することは,非常に重要といえる.本授業科目では,人の情報処理,コンピュータの情報処理,およびそれらの間をつなぐインタラクションに関する知識を学ぶとともに,インタラクティブシステムの設計や具体的案事例についても学ぶ.この中で特に,人の知的活動である問題解決や学習の促進を目的としたシステムについても学ぶ. 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
電気システム情報プログラム
(能力・技能)
・電気,システム,情報分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力

電子システムプログラム
(能力・技能)
・電子システム分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力

計算機科学プログラム
(能力・技能)
・D3. ハードウェアとソフトウェアの知識及びデータを効率的に処理するプログラミング能力.

データ科学プログラム
(能力・技能)
・A. 情報基盤の開発技術,情報処理技術,データを分析して新しい付加価値を生む技術.

知能科学プログラム
(能力・技能)
・D2. 人工知能やIoTなどの応用や発展に寄与できる情報処理能力やデータ分析能力. 
授業の目標・概要等 ヒューマンコンピュータインタラクションとは,人とコンピュータの情報の相互交換のことである.本授業科目では,このヒューマンコンピュータインタラクションについての理解を深めるために,人の情報処理,コンピュータの情報処理,およびそれらの間をつなぐインタラクションに関する知識を学ぶとともに,インタラクティブシステムの設計や具体的事例についても学ぶ.この中で特に,人の知的活動である問題解決や学習の促進を目的としたシステムについても学ぶ.
 
授業計画 第1回ヒューマンコンピュータインタラクションとは
ヒューマンコンピュータインタラクションとはなにか,またインタラクティブシステムが目指すものは何かを説明する.
第2回感覚・知覚ベルの人の情報処理
人の情報処理における感覚及び知覚レベルの情報処理について学ぶ

第3回認知レベルの人の情報処理:記憶
認知レベルの人の情報処理として,記憶について学ぶ

第4回認知レベルの人の情報処理:知識(1)
認知レベルの人の情報処理として,知識について学ぶ.この中で,意味ネットワークと概念の階層構造について学ぶ

第5回認知レベルの人の情報処理:知識(2)
認知レベルの人の情報処理として,知識について学ぶ.この中で,プロダクションシステムを用いた知識の利用について学ぶ

第6回問題解決(1)
知識を用いた問題解決における問題表現および探索についての基本的な仕組みを学ぶ

第7回問題解決(2)
知識を用いた問題解決における問題表現および探索について,実際の問題表現の記述やそれを用いた探索を行ってみることで理解を深める.

第8回ゲームの木の探索
ゲームの木の探索およびその枝刈りについて学ぶ

第9回言語処理
人の情報処理の一つとしての形態素解析及び形態素解析について学ぶ
第10回インタラクションの設計 (1)
インタラクションの設計指針として,可視化,対応付け,フィードバック,メンタルモデルについて学ぶ.

第11回インタラクションの設計(2)
インタラクションの設計指針として,行為の七段階モデルに付いて学ぶ


第12回入力インタフェイス
インタラクティブシステムにおける入力処理機能について学ぶ

第13回出力インタフェイス
インタラクティブシステムにおける出力処理機能について学ぶ

第14回インタラクティブシステムの実例(1)
インタラクティブシステムを実際に利用し,そのインタラクションを分析することを通して,インタラクションの意味と設計法を学ぶ
第15回インタラクティブシステムの実例 (2)
インタラクティブシステムを実際に利用し,そのインタラクションを分析することを通して,インタラクションの意味と設計法を学ぶ


各テーマごとにレポート課題を出す.別途,試験も実施する. 
教科書・参考書等 講義中心;講義のレジュメの有 (Moodleで配布)
パワーポイント使用
計算機利用実習あり
参考書:岡田謙一他著「ヒューマンコンピュータインタラクション」,オーム社 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 Moodleを利用 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
本講義では,人とコンピュータについてのかかわり/インタラクションについて,人間およびコンピュータの情報処理のそれぞれとそれらの間の関係を学ぶことになります.したがって,生活の中にあるコンピュータとのインタラクション,あるいはまだ実在しないけれど,可能性としてありえるインタラクション,について考えてもらうことが予習となります.復習としては,学んだ事柄について,さらに深く考えたレポートを課すことになります. 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 演習およびレポートを40%程度,定期試験を60%程度として総合的に判断する. 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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