年度 |
2024年度 |
開講部局 |
薬学部薬学科 |
講義コード |
I7094001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
微生物薬品学実習 |
授業科目名 (フリガナ) |
ビセイブツヤクヒンガクジツシユウ |
英文授業科目名 |
Experiments of Microbial Chemistry |
担当教員名 |
黒田 照夫,熊谷 孝則,森田 大地 |
担当教員名 (フリガナ) |
クロダ テルオ,クマガイ タカノリ,モリタ ダイチ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
3年次生 前期 セメスター(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(前) 集中 |
授業の方法 |
実習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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実験、薬品使用、微生物使用、組換えDNA実験 |
単位 |
1.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
03
:
薬学 |
対象学生 |
3年生 |
授業のキーワード |
遺伝子操作、抗生物質の検定、グラム染色、SDG_03 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第3ステップ:実習 薬学教育モデル・コアカリキュラム: C 薬学基礎 C8 生体防御と微生物 (3)微生物の基本 【⑥ 検出方法】 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 薬学プログラム (知識・理解) ・生体のホメオスタシス(恒常性)の維持機構とダイナミックな調節機構に関する知識と理解●資質⑤ ・基本的な医薬品の薬理作用を化学構造と関連づけて思考する能力●資質⑤ (能力・技能) ・日本薬局方収載の代表的な医薬品の分析・解析をおこなうことができる。●資質⑤
薬科学プログラム (知識・理解) ・生物・人体に関する知識 (能力・技能) ・生物・人体に関する知識の展開(応用) ・代表的な化学物質や生体関連物質及び微生物の基本的取り扱いができる (総合的な力) ・1.創薬研究・環境衛生の問題に取り組む積極的態度2.創薬研究・環境衛生の専門職としての社会への責任感3.総合的・科学的かつ沈着冷静な問題解決態度4.チーム研究における協調的態度5.コミュニケーション・発表する能力6.評価・解析力7.情報・通信の積極的利用および管理の能力8.遺伝子組み換え、動物実験に関する倫理的配慮 |
授業の目標・概要等 |
目標:微生物を用いて遺伝子操作の基礎を理解する。微生物の同定法や抗生物質の検定法について理解する。 概要: 遺伝子操作の基礎を理解するために、以下の実習を行う。 1.大腸菌からプラスミドDNAを単離し、アガロースゲルを用いて分離する。 2.プラスミドDNAの制限酵素地図を作製する。 3.プラスミドDNAを用いて大腸菌を形質転換する。 4.放線菌のゲノムDNAを単離し、その定量を行うとともに、アガロースゲルを用いて分離する。 5.放線菌ゲノムDNAから、特異的な遺伝子断片をPCR法により増幅する。 微生物の同定法を理解するために、以下の実習を行う。 6.微生物に対してグラム染色を実施する。 抗生物質の検定法を理解するために、以下の実習を行う。 7.未知濃度の抗生物質溶液の濃度を測定する。 8.微生物に対する抗生物質の最小生育阻止濃度を測定する。 |
授業計画 |
1日目 寒天培地の作製、大腸菌の液体培養 2日目 プラスミドDNAの単離、アガロース電気泳動(1)、制限酵素によるプラスミドDNAの切断 3日目 アガロース電気泳動(2)、プラスミドDNAの制限酵素地図作製 4日目 形質転換 5日目 形質転換 6日目 放線菌ゲノムDNAの抽出、定量 7日目 アガロース電気泳動(3)、PCR、寒天希釈法による最小生育阻止濃度の測定 8日目 アガロース電気泳動(4)、寒天希釈法による最小生育阻止濃度の測定、グラム染色 9日目 寒天培地の作製、バイオアッセイによる抗生物質の定量、グラム染色 10日目 バイオアッセイによる抗生物質の定量 全体を2グループに分けるため、上記順序と異なる場合がある。詳細は初回実習の際に説明する。
実習ノートおよびレポートを課す。 |
教科書・参考書等 |
実習書を配布する。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
実習書、必要に応じて実験操作のデモを行う。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
すべての回において、事前に実習書はよく読んでおくこと。 下記に示すように各回の実験の基礎知識は微生物学、微生物薬品学で学んでいるため、復習をしておくこと。 微生物学・・・1, 4, 5, 8, 9 微生物薬品学・・・7, 8, 9, 10 また3年次第3タームの遺伝子工学で学ぶ範囲も含まれるため、よく理解しておくこと。 遺伝子工学・・・1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8 |
履修上の注意 受講条件等 |
微生物を扱う実習であるため、無用な私語を厳禁とする。一方で、実習結果に対する活発なディスカッションは奨励する。 実習1カ月前を目途に、バイオセーフティに係るオンライン講習について案内を行う。この講習を受けていない場合は本実習を受講できないので、掲示等には注意をしてほしい。 |
成績評価の基準等 |
実習ノート:50点 レポート:50点 の100点満点で総合評価し、60点以上を合格とする。 ただし実習態度が芳しくない者に対しては総合点から減点する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
日本語の理解が難しい履修者に対しては、英語の資料を別途準備する。事前に相談してほしい。 |
その他 |
薬学教育モデル・コアカリキュラムにおける本講義の担当SBOsは以下のとおりである。 C8-(3)-⑥ |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |