年度 |
2024年度 |
開講部局 |
薬学部薬学科 |
講義コード |
I7073001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
臨床薬理学A |
授業科目名 (フリガナ) |
リンショウヤクリガクA |
英文授業科目名 |
Clinical Pharmacology A |
担当教員名 |
小澤 孝一郎,柳瀬 雄輝 |
担当教員名 (フリガナ) |
オザワ コウイチロウ,ヤナセ ユウキ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
4年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水1-4:霞R402講義室 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心,板書多用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
03
:
薬学 |
対象学生 |
薬学部薬学科4年生,薬学部薬科学科4年生 |
授業のキーワード |
病態生理,薬物治療,主作用・副作用,食道・胃疾患,血液疾患、実務経験, cancer, infectious disease, human disease, human health, obesity, public health |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第3ステップ:疾病と病態 薬学教育モデル・コアカリキュラム: A 全学年を通して:ヒューマニズムについて学ぶ (1)生と死 【生命の尊厳】【先進医療と生命倫理】 C 薬学専門教育 [生物系薬学を学ぶ] C8 生命体の成り立ち (1)ヒトの成り立ち 【消化器系】【血液・造血器系】,(3)生体の機能調節 【消化・吸収の調節機構】,[薬と疾病] C13 薬の効くプロセス (3)薬の効き方II 【消化器系に作用する薬】【血液・造血器系に作用する薬】【血液・造血器の疾患】【消化器系疾患】 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 薬学プログラム (知識・理解) ・生体のホメオスタシス(恒常性)の維持機構とダイナミックな調節機構に関する知識と理解●資質⑤ ・様々な臓器に関する主な疾患に対する適切な薬物治療のための基本的知識と理解●資質⑥ ・薬効や副作用を定量的に理解するための薬物動態の理論的解析に関する知識と理解●資質⑥ ・医療チームと薬物治療などに関してコミュニケーションができる知識と理解●資質③,④ ・基本的な医薬品の薬理作用を化学構造と関連づけて思考する能力●資質⑤ ・臨床検査値の異常から推測される主な疾患を挙げることができる能力・技能●資質⑥ (能力・技能) ・代表的な薬物の薬物血中濃度が測定できる能力・技能●資質⑥ ・医療チームと薬物治療などに関してコミュニケーションができる能力・技能●資質③,④ ・医薬品の配合禁忌や不適切な処方に対して、適切な対処ができる能力・技能●資質⑥ (態度) ・医療人としての人格形成の自己向上力:薬剤師はヒトの生命にかかわる職業人であることを自覚し、それに相応しい行動・態度。病んでいる人たちのみならず、医療チームの中で他の医療スタッフとコミュニケーションできる知識と理解●資質①,②,③,④,⑨ ・常に患者の存在を念頭におき、医療チームのみならず国民からも信頼される薬剤師となるための能力●資質①,②,④
薬科学プログラム (知識・理解) ・生物・人体に関する知識 ・医薬品を含む化学物質と人体の相互作用に関する知識 (能力・技能) ・生物・人体に関する知識の展開(応用) ・医薬品を含む化学物質と人体の相互作用に関する知識の展開(応用) |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標:将来,適切な薬物治療に貢献できるようになるために,血液・造血器疾患,消化器系疾患,およびそれらの治療に用いられる代表的な医薬品に関する基本的知識を修得する。 授業の概要:血液・造血器疾患ならびに消化器系疾患の病態生理及びそれに対する治療薬の薬効,副作用について基礎から臨床応用まで幅広く講義する。 |
授業計画 |
血液・造血器疾患 第1回 血液 (小澤孝一郎) 血液の組成,造血機構と造血因子,血液成分の特徴 第2回 貧血治療薬 赤血球の産生と貧血の種類,貧血治療薬 (小澤孝一郎) 第3回 血液凝固系及び線維素溶解系 血小板血栓(一次止血),血液凝固系(二次止血),血液凝固阻止因子,線維素溶解系 (小澤孝一郎) 第4回 抗血栓薬と止血薬 血液凝固阻害薬,血小板凝集阻害薬,血栓溶解薬,血液凝固促進薬,抗プラスミン薬,血管強化薬及びトロンビン (小澤孝一郎) 第5回 播種性血管内凝固症候群(DIC) (小澤孝一郎) 第6回 血友病,ビタミンK欠乏症 (小澤孝一郎) 第7回 紫斑病 特発性血小板減少性紫斑病,アレルギー性紫斑病 (小澤孝一郎) 消化器系疾患 第8回 食道・胃疾患と薬物治療 (小澤孝一郎) 急性胃粘膜病変,慢性胃炎,胃潰瘍,胃ポリープ,ダンピング症候群 第9回 小腸・大腸疾患と薬物治療 潰瘍性大腸炎,クローン病,過敏性調症候群,腸閉塞(イレウス) (小澤孝一郎) 第10回 便秘・下痢及び嘔吐と薬物治療 便秘・下痢,嘔吐,制吐薬 (小澤孝一郎) 第11回 肝疾患と薬物治療(1) 急性ウイルス性肝炎(A型急性肝炎,B型急性肝炎,C型急性肝炎),慢性ウイルス性肝炎 (小澤孝一郎) 第12回 肝疾患と薬物治療(2) 肝硬変,劇症肝炎,薬剤性肝障害 (小澤孝一郎) 第13回 ウイルス性肝炎と薬物治療 急性ウイルス性肝炎(A型急性肝炎,B型急性肝炎,C型急性肝炎),慢性ウイルス性肝炎 (小澤孝一郎) 第14回 胆道疾患と薬物治療 胆石症,胆道炎 (柳瀬雄輝) 第15回 膵疾患と薬物治療 膵臓の生理,急性膵炎,慢性膵炎 (柳瀬雄輝)
中間試験、期末試験、小テスト、レポート |
教科書・参考書等 |
テキストとしてプリントを配布します。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,OHP・パワーポイント等 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
血液・造血器疾患 第1回 プリントの血液の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第2回 プリントの貧血治療薬の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第3回 プリントの血液凝固系及び線維素溶解系の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第4回 プリントの抗血栓薬と止血薬の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第5回 プリントの播種性血管内凝固症候群(DIC)の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第6回 プリントの血友病,ビタミンK欠乏症の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第7回 プリントの紫斑病の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 消化器系疾患 第8回 プリントの急性胃粘膜病変,慢性胃炎,胃潰瘍,胃ポリープ,ダンピング症候群の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第9回 プリントの潰瘍性大腸炎,クローン病,過敏性調症候群,腸閉塞(イレウス)の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第10回 プリントの便秘・下痢,嘔吐,制吐薬の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第11回 プリントの急性ウイルス性肝炎(A型急性肝炎,B型急性肝炎,C型急性肝炎),慢性ウイルス性肝炎の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第12回 プリントの肝硬変,劇症肝炎,薬剤性肝障害の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第13回 プリントの急性ウイルス性肝炎(A型急性肝炎,B型急性肝炎,C型急性肝炎),慢性ウイルス性肝炎の項を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
特にありません。 |
成績評価の基準等 |
中間試験40点,期末試験40点,小テスト10点,レポート10点の合計100点で評価する。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
薬剤師業務に携わった経験を持つ教員が、病院・薬局業務における薬物治療の基本的知識を講義する。 |
メッセージ |
遅刻をしないこと。 |
その他 |
当該講義で修得した知識は、臨床事前実習や臨床実習における技能修得の基礎となる。 この講義では、下記のSBOsの内容を修得できる。 【C7-(1)-⑨、C7-(1)-⑭、C7-(2)-⑨、E2-(3)-②、E2-(4)-②、E2-(4)-③】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |