年度 |
2024年度 |
開講部局 |
薬学部薬学科 |
講義コード |
I7021001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
放射化学・放射線保健学 |
授業科目名 (フリガナ) |
ホウシャセンカガク・ホウシャセンホケンガク |
英文授業科目名 |
Nuclear Pharmacy |
担当教員名 |
小澤 孝一郎,笹谷 めぐみ |
担当教員名 (フリガナ) |
オザワ コウイチロウ,ササタニ メグミ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 金5-8:第2講義室(薬) |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心,板書多用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
03
:
薬学 |
対象学生 |
薬学部薬学科2年生,薬学部薬科学科2年生 |
授業のキーワード |
SDG_03 SDG_12 放射性同位元素,物理性質,測定法,管理・法令,医療への応用,放射性医薬品,実務経験, cancer, human health |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第2ステップ:物質の構造と性質 薬学教育モデル・コアカリキュラム: C 薬学基礎 C1 物質の物理的性質 (1)物質の構造 【④放射線と放射能】 D 衛生薬学 D2 環境 (1)化学物質・放射線の生体への影響 【④放射線の生体への影響】 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 薬学プログラム (知識・理解) ・医薬品や無機・有機化合物の基本構造、物理的性質、反応性などの基本的知識と理解●資質⑤ (能力・技能) ・日本薬局方収載の代表的な医薬品の分析・解析をおこなうことができる。●資質⑤ (総合的な力) ・研究力:薬剤師の職域での解決されるべき問題を選定し、問題解決のための方略および研究を遂行できる能力●資質⑧
薬科学プログラム (知識・理解) ・医薬品を含む化学物質に関する知識 |
授業の目標・概要等 |
授業の到達目標:・原子の構造と放射壊変について説明できる。・電離放射線の種類を列挙し,それらの物質との相互作用について説明できる。・代表的な放射性核種の物理的性質について説明できる。・核反応および放射平衡について説明できる。・放射線の測定原理について説明できる。・代表的な放射性医薬品の性質と用途について説明できる。 授業の概要:放射性同位元素・放射線に関する物理・化学・生物・測定・管理・法令・応用など全般について修得する。 |
授業計画 |
第1回 放射性同位元素の物理 原子核,素粒子,相互作用,核力,安定性,結合エネルギー,質量欠損,同位体崩壊則,半減期,質量エネルギー保存則,α崩壊,β崩壊,γ崩壊,放射性同位元素の起源 (小澤) 第2回 放射線と物質との相互作用(1) 放射線,壊変図,散乱,電離,励起,制動放射 (小澤) 第3回 放射線と物質との相互作用(2) 消滅γ線,光電効果,コンプトン散乱,電子対創生,遮蔽効果 (小澤) 第4回 放射線の測定(1) 気体電離型測定器,電離箱,比例計数管 (小澤) 第5回 放射線の測定(2) GM計数管,半導体計数器,シンチレーション測定器 (小澤) 第6回 放射線の測定(3) オートラジオグラフィー,ポケットチャンバー,その他の測定方法,放射能・放射線量の単位 (小澤) 第7回 放射線化学・放射化学 放射性物質の生成,放射性化合物の合成,トレーサー物質挙動の特性,放射化学分析,特殊な化学反応 (小澤) 第8回 放射線生物学(1) 標的分子,DNA損傷と修復,細胞・組織障害,急性放射線症,決定臓器,有効半減期,しきい値,晩発効果,確率的影響,非確率的影響 (小澤) 第9回 放射線生物学(2) 発ガン,遺伝的影響,集団への影響,自然放射線の量と影響 (小澤) 第10回 放射線の安全取り扱い(1) 非密封放射性物質の安全取り扱い,体外被ばく,体内被ばく,遮蔽,安全管理,被ばく防護,被ばく管理,健康診断,放射性廃棄物 (小澤) 第11回 放射線の安全取り扱い(2) 法令体系 (小澤) 第12回 放射性同位元素・放射線の利用(1) 薬学研究分野における応用,トレーサー実験(有機化学,植物化学,生化学,分子生物学,分析化学,薬理学など) (小澤) 第13回 放射性同位元素・放射線の利用(2) 放射性医薬品とその基礎医学・臨床医学(診断・治療)への応用 (小澤) 第14回 放射線被ばくによるゲノム損傷とその修復機構 放射線・非電離放射線によるゲノム損傷、損傷修復機構、遺伝病 (笹谷) 第15回 放射線被ばくによる発がん誘発機構 原爆被爆者、疫学研究、発がんリスク、放射線発がん誘発機構(イニシエーション、プロモーション) (笹谷)
中間試験、期末試験、小テスト、レポート |
教科書・参考書等 |
新放射化学・放射性医薬品学(佐治英郎,前田稔,小島周二編集)南江堂 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,レジュメ,OHP,パワーポイント |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1,2回 テキストの第1章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第3回 テキストの第2章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第4,5,6回 テキストの第3章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第7回 テキストの第5章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第8,9回 テキストの第9章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第10,11回 テキストの第10章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第12,13回 テキストの第6章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 第14,15回 テキストの第10章を読んで授業に臨み,次回の最初に小テストを行いますので復習も行って下さい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
特にありません。 |
成績評価の基準等 |
中間試験40点,期末試験40点,小テスト10点,レポート10点の合計100点で評価する。 |
実務経験 |
有り
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
薬剤師業務に携わった経験を持つ教員が、医療現場で使用される放射性医薬品の取り扱い業務に関する基本的知識について講義する。 |
メッセージ |
遅刻をしないこと。 |
その他 |
授業は対面で実施しますが、教室後方の席ならびに新型コロナへの感染が気になる学生のためにTeamsで同時配信します。また、復習のために講義を録画してStreamへ掲載します。当該講義で修得した知識は、臨床事前実習や臨床実習における技能修得の基礎となる。 薬学教育モデル・コアカリキュラム:C1-(1)-④-1, C1-(1)-④-2, C1-(1)-④-3, C1-(1)-④-4, C1-(1)-④-5, D2-(1)-④-1, D2-(1)-④-2, D2-(1)-④-3, D2-(1)-④-4 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |