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年度 2024年度 開講部局 薬学部薬学科
講義コード I7017001 科目区分 専門教育科目
授業科目名 生体分析科学
授業科目名
(フリガナ)
セイタイブンセキカガク
英文授業科目名 Bio-Analytical Science
担当教員名 紙谷 浩之,河合 秀彦
担当教員名
(フリガナ)
カミヤ ヒロユキ,カワイ ヒデヒコ
開講キャンパス 開設期 2年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 月5-8:第2講義室(薬)
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心 
単位 2.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 03 : 薬学
対象学生 薬学部薬学科2年生、薬学部薬科学科2年生
授業のキーワード クロマトグラフィー(chromatography)、電気泳動法(electrophoresis)、免疫化学的分析(immunoassay)、紫外可視分光分析法(UV-VIS spectroscopy)、質量分析法(mass spectrometry)、示差熱分析法(differential thermal analysis) 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
第2ステップ:物質の構造と性質
薬学教育モデル・コアカリキュラム:
C 薬学基礎  C2 化学物質の分析 (4)機器を用いる分析法 【①分光分析法】1)2) 【③質量分析法】【⑤熱分析】,(5)分離分析法,(6)臨床現場で用いる分析技術 【①分析の準備】【②分析技術】2),E 医療薬学  E1 薬の作用と体の変化 【③日本薬局方】 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
薬学プログラム
(知識・理解)
・医薬品や無機・有機化合物の基本構造、物理的性質、反応性などの基本的知識と理解●資質⑤
(能力・技能)
・日本薬局方収載の代表的な医薬品の分析・解析をおこなうことができる。●資質⑤

薬科学プログラム
(能力・技能)
・代表的な化学物質や生体関連物質及び微生物の基本的取り扱いができる 
授業の目標・概要等 【授業の目標】
1. クロマトグラフィーの原理とそれを用いた分析法について説明することができる。
2. 電気泳動法の原理とそれを用いた分析法について説明することができる。
3. 抗体を用いた分析法について説明することができる。
4. 質量分析法の原理とそれを用いて何を明らかにできるかを説明することができる。
5. 電磁波を用いた分析法の原理と紫外可視分光分析法について説明することができる。
6. 示差熱分析法の原理を説明することができる。
【授業の概要】
1. クロマトグラフィーの原理と機器
2. 電気泳動法の原理
3. 免疫化学的分析の原理
4. 質量分析法の原理と応用
5. 電磁波を用いた分析法の原理と紫外可視分光分析機器
6. 示差熱分析法の原理 
授業計画 第1回:クロマトグラフィーによる分離 1(クロマトグラフィーの原理、液体クロマトグラフィー1)
第2回:クロマトグラフィーによる分離 2(液体クロマトグラフィー2)
第3回:クロマトグラフィーによる分離 3(液体クロマトグラフィー3)
第4回:クロマトグラフィーによる分離 4(薄層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー)
第5回:クロマトグラフィーによる分離 5(クロマトグラフィーによる分離の理論)
第6回:電気泳動による分離 1(電気泳動による分離の原理、核酸の電気泳動)
第7回:電気泳動による分離 2(蛋白質の電気泳動)
第8回:電気泳動による分離 3(キャピラリー電気泳動)
第9回:免疫化学的分析
第10回:質量分析法 1(質量分析の原理、イオン化法)
第11回:質量分析法 2(各種分析部)
第12回:質量分析法 3(質量分析スペクトルの読み方)
第13回:紫外可視吸光分析 1(紫外可視分光分析の原理、ランベルト・ベールの法則)
第14回:紫外可視吸光分析 2(紫外可視分光分析の実際)
第15回:示差熱分析法

毎回の授業で小テストを実施するとともに、期末試験を実施する。 
教科書・参考書等 教科書 「パートナー分析化学 II 改訂第 4 版 増補」 萩中 淳/加藤 くみ子 編集  南江堂  出版年 2023(ISBN 978-4-524-40454-4) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 スライド 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回:クロマトグラフィーの原理を調べ、その展開を考察する。
第2回:順相・逆相・イオン交換クロマトグラフィーを調べ、その応用を考察する。
第3回:サイズ排除・アフィニティークロマトグラフィーを調べ、その応用を考察する。
第4回:薄層・ガスクロマトグラフィーを調べ、その応用を考察する。
第5回:クロマトグラフィーの分離理論を調べ、クロマトグラムを考察する。
第6回:電気泳動の原理を調べ、その展開を考察する。核酸の電気泳動を調べ、その応用を考察する。
第7回:蛋白質の電気泳動を調べ、その応用を考察する。
第8回:キャピラリー電気泳動を調べ、その応用を考察する。
第9回:免疫化学的分析の原理を調べ、その応用を考察する。
第10回:質量分析の原理を調べ、その展開を考察する。
第11回:各種分析部を調べ、それぞれの利点を考察する。
第12回:質量分析スペクトルの読み方を調べ、化合物の同定法を考察する。
第13回:紫外可視分光分析の原理を調べ、その応用を考察する。
第14回:紫外可視分光分析の実際を調べ、理解を深める。
第15回:示差熱分析法を調べ、その原理と応用を考察する。 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 小テスト 30 点、期末試験 70 点の 100 点満点で総合評価し、60 点以上を合格とします。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 機器を用いた分析法の原理を理解することは非常に重要です。 
その他 この講義では、下記のSBOsの内容を修得できる。SBOsコード:C2-(4)-①-1~2、C2-(4)-③-1、C2-(4)-⑤-1~2、C2-(5)-①-1~5、C2-(5)-②-1、C2-(6)-②-2、E1-(1)-③-1
当該講義で修得した知識は、実験実習科目における技能修得の基礎となる。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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