年度 |
2024年度 |
開講部局 |
薬学部薬学科 |
講義コード |
I7005001 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
生化学III |
授業科目名 (フリガナ) |
セイカガク3 |
英文授業科目名 |
Biological Chemistry III |
担当教員名 |
濁川 清美 |
担当教員名 (フリガナ) |
ニゴリカワ キヨミ |
開講キャンパス |
霞 |
開設期 |
2年次生 前期 1ターム |
曜日・時限・講義室 |
(1T) 火5-8:第2講義室(薬) |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 第7回のみオンラインで行う |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
27
:
健康科学 |
学問分野(分科) |
03
:
薬学 |
対象学生 |
薬学部2年生 |
授業のキーワード |
糖質,糖代謝,SDG_03 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 第2ステップ:生体の構造と機能 薬学教育モデル・コアカリキュラム: C 薬学基礎 C6 生命現象の基礎 (2)生命現象を担う分子 【②糖質】【⑥ビタミン】,(5)生体エネルギーと生命活動を支える代謝系 【① 概論】【②ATP の産生と糖質代謝】【④飢餓状態と飽食状態】【⑤その他の代謝系】 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 薬学プログラム (知識・理解) ・生体のホメオスタシス(恒常性)の維持機構とダイナミックな調節機構に関する知識と理解●資質⑤
薬科学プログラム (知識・理解) ・生物・人体に関する知識 |
授業の目標・概要等 |
糖質の構造と生体における役割について学ぶ。また、糖質の代謝経路とその調節機構について学ぶ。 |
授業計画 |
1 単糖の構造 2 多糖の構造と機能 3 複合糖質の構造と機能 4 ATP の役割と獲得 5 解糖系と醗酵 6 ピルビン酸脱水素酵素の役割 7 糖の構造と機能〜ピルビン酸脱炭酸酵素のまとめ 8 中間試験 9 TCAサイクル 10 ガラクトースの代謝・ペントースリン酸経路 11 グリコーゲンの合成分解経路・糖原病 12 グリコーゲンの合成分解の制御・糖新生系 13 解糖系と糖新生系の制御・ミトコンドリア機能と電子伝達系(1) 14 ミトコンドリア機能と電子伝達系(2) 15 期末試験
毎回小テストを実施 |
教科書・参考書等 |
教科書:レーニンジャーの新生化学 第7版 講義内容についての資料を提供する |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料のPDFファイルをmoodleにて提供する 小テストはmoodleにて実施する |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
以下のキーワードなどについて理解すること 1 炭素数による分類/アルドースとケトース/エナンチオマー/D体とL体/ フィッシャーの投影式/エピマー/分子内ヘミアセタール反応/αβアノマー/ フラノースとピラノース/ハースの投影式/単糖の系統名/アミノ糖/ デオキシ糖/ウロン酸/アルドン酸/ラクトン/アルジトール 2 グリコシド結合/オリゴ糖の系統名/貯蔵多糖としてのデンプンとグリコーゲン/ 構造多糖としてのセルロースとキチン/アミロペクチンとグリコーゲンの構造/ アミロースとセルロースの構造/グリコサミノグルカン(ムコ多糖)の役割/ プロテオグリカンの役割/ヘパリン糖 3 糖タンパク質とシアル酸/リン酸オセルタミビル/ペプチドグリカン/リゾチーム 4 『高エネルギーリン酸化合物』という概念/標準自由エネルギー変化の示す意味の 定性的理解 基質レベルのリン酸化によるATPの産生/ホスホエノルピルビン酸/ 1,3-ビスホスホグリセリン酸/酸化的リン酸化によるATPの産生/NADとFAD/ ニコチン酸/リボフラビン 5 高エネルギーリン酸化合物への誘導/解糖系酵素/解糖系中間体/酵素の命名(キナーゼ・ イソメラーゼ・デヒドロゲナーゼ・ヒドラターゼ・ムターゼ...)/ 解糖のエネルギー収支/NAD+回収の必要性/乳酸醗酵/アルコール醗酵/ チアミンピロリン酸の役割/チアミン 6、7、9 ミトコンドリアを利用できるということ/CoAとパントテン酸/リポ酸/ 高カロリー輸液とTPP/NAD,FADを効率よく還元することの意義とそのための戦略 酸化的脱炭酸反応/TCA回路酵素/TCA回路中間体/ 酵素の命名(シンセターゼ・シンターゼ...)/TCAサイクルのエネルギー収支 9、10 αアミラーゼ/糖吸収抑制薬 UDPグルコース/ガラクトース血症/ガラクチトールとアルドース還元酵素 10 ペントースリン酸とNADPHの産生/グルタチオンの役割/グルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼ欠損症 11 グリコーゲン分解と合成の酵素/筋肉組織と肝臓でのグリコーゲンの役割/糖原病/ 12 グルカゴンとインスリンの作用/セカンドメッセンジャー/グリコーゲン合成と分解の調節 13 糖新生におけるバイパス反応/ビオチン/リンゴ酸シャトル/乳酸、グリセロール、糖原生アミノ酸からの糖新生/フルクトース2,6-ビスリン酸による解糖、糖新生の調節 14 電子伝達系/ユビキノン/シトクロム/鉄-硫黄中心/ATPシンターゼ/化学浸透圧 |
履修上の注意 受講条件等 |
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成績評価の基準等 |
中間試験(45点)、期末試験(45点)、小テスト(10点)の100点満点で総合評価し、60点以上を合格とします。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
この講義では,以下SBOsの内容を修得できる。 【C6-(2)-②-1,C6-(2)-②-2,C6-(2)-⑥-1,C6-(5)-①-1,C6-(5)-②-1,C6-(5)-②-2,C6-(5)-②-3,C6-(5)-②-4,C6-(5)-②-5,C6-(5)-④-1,C6-(5)-④-2,C6-(5)-⑤-3】 |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |