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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L6026000 科目区分 専門教育科目
授業科目名 海洋生態系における低次生産を学ぶ演習
授業科目名
(フリガナ)
カイヨウセイタイケイニオケルテイジセイサンヲマナブエンシュウ
英文授業科目名 Practice on Primary Production (Plankton and Benthos) in the Marine Ecosystem
担当教員名 加藤 亜記,近藤 裕介,浅岡 聡,大塚 攻
担当教員名
(フリガナ)
カトウ アキ,コンドウ ユウスケ,アサオカ サトシ,オオツカ ススム
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   セメスター(後期)
曜日・時限・講義室 (後) 集中
授業の方法 講義・実習 授業の方法
【詳細情報】
 
演習中心、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 1-4年生次
授業のキーワード 瀬戸内海,生物多様性,生理生態 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等 広島大学大学院統合生命科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション(水産実験所)は瀬戸内海中央部に位置する,広島県竹原市にある国立大学では専任教員が配置された唯一の水産実験所です。
瀬戸内海は,本州,九州,四国に囲まれた日本最大の内海で,豊かな自然環境を背景に,古くから,漁業・養殖業は主要産業の一つを担ってきました。しかし,沿岸開発や近年の水温上昇,貧栄養化などの海洋環境の変化により,その生産量は減少傾向にあります。また,瀬戸内海では砂浜と岩礁域が連続する海岸が典型的であり,それぞれの環境で,生物種の数と構成が大きく異なった生態系が構成されています。そのため,瀬戸内海の生物多様性を保全するには,各生態系に特化した議論が必要です。
本演習では,瀬戸内海を代表する藻場や岩礁域に特徴的な底生生物(無脊椎動物・海藻類)の種構成や生理・生態的特性などを観察や分析により学習します。また,瀬戸内海のカタクチイワシ(シラス漁業)などの生産を支える動物プランクトンの採集,同定(電子顕微鏡も使用),生態に関する実習を行います。船舶を使った生物採集に加え,ドローン、遠隔水中無人探査機により収集した環境データ分析や、酸素濃度による海藻類の生理的反応の分析を行い,地域や季節による生育種の特徴を考慮した、生物多様性の保全および生物資源の持続的利用のあり方への理解を深めます。 
授業計画 3/13 (木)
14:00-15:00 受付・ガイダンス(水産実験所)
15:00-18:00 実習「ドローン・遠隔水中無人探査機を使った環境データ分析」

3/14 (金)
9:00-10:00 講義「動物プランクトンの生態的役割」
10:00-12:00 実習「動物プランクトンの採集・同定」
13:00-15:00 実習「動物プランクトンの摂餌器官の観察」
15:00-19:00 実習「岩礁域の生物の垂直分布と環境調査(的場海岸)」

3/15 (土)
9:00-10:30 講義「海藻類の光合成および呼吸量の測定」
10:30-12:00 実習「海藻類の光合成および呼吸量の測定」
13:00-16:00 実習「海藻類の光合成および呼吸量の測定」
16:00-19:00 データ分析・発表スライド作成

3/16 (日)
8:00-8:30 水産実験所清掃(清掃後,東広島キャンパスへバスで移動)
9:00-10:00 データ分析・発表スライド作成(広島大学生物生産学部)
10:00-12:00 発表会・まとめ
13:00- 解散
 
教科書・参考書等 適宜,資料を配布する 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
日本や瀬戸内海の沿岸の生物や自然,漁業・養殖業について,情報収集を事前にしておくこと(参考:竹原ステーション https://fishlab.hiroshima-u.ac.jp/のサイドバーから「瀬戸内海の生き物」「実習・演習に関する学術用語の解説」) 
履修上の注意
受講条件等
● 開始日時:2025年3月13日(木)14:00(昼食を済ませておいてください)
● 開催場所:広島大学瀬戸内 CN 国際共同研究センター 水産実験所 1階講義室
      〒725-0024 広島県竹原市港町5-8-1
      ホームページ http://fishlab.hiroshima-u.ac.jp
●初日の集合場所と方法:JR西条駅から送迎バスに乗車して下さい。バス出発時刻は,13:00です。(路線バスに乗車しないこと)。自家用車での水産実験所への集合は禁止します。
*宿泊地は水産実験所,解散場所は東広島キャンパスです(下記参照)。最終日の朝,バス(こちらで手配)で,竹原から東広島へ移動します。
●解散場所:広島大学生物生産学部(東広島キャンパス)
東広島キャンパスからJR西条駅,広島バスセンター行きの路線バスが出ています(帰りのバスは各自負担)。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima

*水産実験所から徒歩圏内(約10分)にコンビニエンスストアがあります。食事は,朝食は各自準備,昼食と夕食はこちらで手配します。

●注意事項:①水産実験所,東広島キャンパスともに全面禁煙です。屋内・屋外のいずれにも喫煙場所はありません。また,実習期間中の飲酒は厳禁です。これらが守れない受講者には単位認定しません。
②天候等により,中止または上記スケジュールに変更がある可能性があります。

●実費:7,000円(授業期間中の食事費等を含む)を現地で徴収します。また,集合場所への旅費は自己負担です。
●傷害保険・賠償保険:事前に学生教育研究災害傷害保険ならびに学研災付帯賠償責任保険(財団法人日本国際教育支援協会)に加入しておいてください。

●対象学生:農学(とくに水産学)または生物学の基礎知識を持つ学生。

●持ち物:医療保険証,デジタルカメラ(可能なら持参),釣具(希望者のみ),ノート,筆記用具,定規,マスク予備(マスク着用は大学方針に従う),合羽または傘,洗面具,タオル,着替え,体調に不安のある人は飲み慣れた薬等
*野外調査があるため,服装は長袖,長ズボン,濡れたり汚れたりしてもかまわない靴が望ましいです。また,小雨に備えて,合羽を持参してください。

●履修の辞退は原則できません。やむなく欠席する場合は,必ず広島大学生物生産学部学生支援室へ連絡ください。ただし,3月11日(火)正午以降の欠席連絡は,食費・寝具費(5200円)を実費負担いただきます。
●本授業科目は,広島大学を含む中国地方の大学および北海道大学,京都大学,長崎大学の農学・生物学の基礎知識を持つ学生向けに開講されるものです。
 
成績評価の基準等 課題50点,発表50点 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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