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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L6009010 科目区分 専門教育科目
授業科目名 瀬戸内海の養殖水産物を学ぶ総合演習
授業科目名
(フリガナ)
セトナイカイノヨウショクスイサンブツヲマナブソウゴウエンシュウ
英文授業科目名 Practice on economic marine invertebrates and seaweeds in the Seto Inland Sea
担当教員名 加藤 亜記,近藤 裕介,PANAKKOOL THAMBAN ANEESH,大塚 攻,羽倉 義雄
担当教員名
(フリガナ)
カトウ アキ,コンドウ ユウスケ,パナッキュール サムバン アニーシュ,オオツカ ススム,ハグラ ヨシオ
開講キャンパス 東広島 開設期 1年次生   後期   集中
曜日・時限・講義室 (集) 集中
授業の方法 演習 授業の方法
【詳細情報】
 
オンラインでの提供は行わない 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生 1-4年生次
授業のキーワード 瀬戸内,栽培漁業,地域経済,食品加工 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
「生物資源と食料生産,生物環境の保全に関する基礎的知識の修得」,「情報処理能力の修得」に相当する。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
 
授業の目標・概要等  広島大学大学院統合生命科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション(水産実験所)は瀬戸内海中央部の広島県竹原市に位置する国立大学では唯一の水産実験所です。
 瀬戸内海は,沿岸域をおもな生息場とする魚介類の供給源として重要な海域で,沿岸漁業と養殖業が全国の生産量の約2割に相当します。また,総生産量および総生産額の両面で,沿岸漁業よりも,養殖業の貢献が全国に比べて大きいです。中でも,カキおよびノリ養殖の寄与が極めて大きく,両方で瀬戸内海の総養殖生産量の約9割を占めています。
 本演習では,瀬戸内海の海の幸であるカキとノリを中心に,海産無脊椎動物や海藻の分類および生理生態の基礎について学習します。観察や実験に加え,栽培漁業センターや養殖場の見学,レトルト食品の製造実習を行うことで,瀬戸内海の水産物の一次産業(養殖)から二次産業(加工)までの理解を深めます。 
授業計画 1/11(土)
14:00-14:40 受付・ガイダンス
15:00-16:10 養殖施設見学(広島県栽培漁業協会:種苗生産)
16:30-18:30 講義「瀬戸内の水産業」

1/12(日)
8:30-10:00 講義「有用海藻の生物学」
10:00-12:00 実習「有用海藻の観察・同定・実験」
13:00-18:00 養殖施設見学(広島県福山市田島漁協:ノリ養殖)
18:00-19:00 発表スライドの作成

1/13(月)
9:00-10:00 講義「広島カキ養殖と世界の有用無脊椎動物養殖」
10:30-11:30 養殖施設見学(広島県安芸津町安芸津漁協:カキ養殖)
13:00-15:00 実習「食用無脊椎動物の観察・同定」
15:00-17:30 発表スライド作成

1/14(火)
8:00-8:30 竹原ステーション清掃
9:30-12:30 レトルト食品製造講義・実習(広島大学統合生命科学研究科)
12:30-13:30 昼食・アンケート(広島大学統合生命科学研究科)
13:30-14:30 発表スライド作成・発表練習
14:30-16:00 発表会・まとめ
16:00- 解散


成績評価の一部として,班に分かれて講義・実習・施設見学で学び,考えたことについて,パワーポイントスライドを作成し,班ごとに発表を行う。

新型コロナウイルス感染症の拡大状況や天候等により,スケジュールや内容に変更がある可能性があります。 
教科書・参考書等 適宜,資料を配布する 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
瀬戸内海域の地域文化・水産業について関心をもって,情報収集を事前にしておくこと。 パソコンでのプレゼンテーション(スライド作成・提示)の操作に馴染んでいることが望ましい。 
履修上の注意
受講条件等
● 開始日時:1月11日(土)14:00(昼食を済ませておいてください)
● 開催場所:広島大学 瀬戸内CN国際共同研究センター 水産実験所 1階講義室
      〒725-0024 広島県竹原市港町5-8-1
      ホームページ http://fishlab.hiroshima-u.ac.jp

●初日の集合場所と方法:JR西条駅から送迎バスに乗車して下さい。バス出発時刻は,13:00です。(路線バスに乗車しないこと)。自家用車での水産実験所への集合は禁止します。
*宿泊地は水産実験所,解散場所は東広島キャンパスです(下記参照)。最終日の朝,バス(こちらで手配)で,竹原から東広島へ移動します。
*水産実験所から徒歩圏内(約10分)にコンビニエンスストアがあります。食事は,朝食は各自準備,昼食と夕食はこちらで手配します。

●解散場所:広島大学大学院統合生命科学研究科東広島キャンパス
      〒739-8528広島県東広島市鏡山1-4-4
*最終日の昼食後(13:30)に解散。東広島キャンパスからJR西条駅,広島バスセンター行きの路線バスが出ています(帰りのバスは各自負担)。
https://www.hiroshima-u.ac.jp/access/higashihiroshima

●注意事項:水産実験所,東広島キャンパスともに全面禁煙です。屋内・屋外のいずれにも喫煙場所はありません。また,実習期間中の飲酒は厳禁です。これらが守れない受講者には単位認定しません。
●傷害保険・賠償保険:事前に学生教育研究災害傷害保険ならびに学研災付帯賠償責任保険(財団法人日本国際教育支援協会)に加入しておいてください。

●対象学生:農学または生物学の基礎知識を持つ学生。

●予習・復習へのアドバイス:日本,とくに瀬戸内海の養殖業について,情報収集を事前にしておくこと。パソコンでのプレゼンテーション作成・発表の経験があることが望ましい。

●持ち物:医療保険証,デジタルカメラ(可能なら持参),釣具(釣り希望者のみ),ノート,筆記用具,定規,合羽または傘,洗面具,タオル,着替え,身の回り品,体調に不安のある人は飲み慣れた薬等
*養殖施設・加工場の見学のため,服装は長袖,長ズボン,濡れたり汚れたりしてもかまわない靴が望ましいです。野外設備の見学があるので,雨天に備えて,合羽または傘を持参してください。
*食品工場での実習では,髪の長い人は,髪をまとめるヘアゴム等を持参してください。

●履修の辞退は原則できません。やむなく欠席する場合は,必ず広島大学生物生産学部学生支援室まで連絡ください。ただし,2025年 1月9日(木)正午以降の欠席連絡は,食費・寝具費を実費負担していただきます。

●本授業科目は,広島大学を含む中国地方の大学および北海道大学,京都大学,長崎大学の農学・生物学の基礎知識を持つ学生向けに開講されるものです。外国人の受講者がいる場合は,部分的に英語で説明を行います。 
成績評価の基準等 課題50点,発表50点 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ 本演習は,国立4大学(北海道大学,京都大学,長崎大学,広島大学)の水産系学部による水産海洋実践教育ネットワークおよび教育ネットワーク中国への単位互換提供科目です。そのため,他大学の学生の応募が定員に満たない場合に限り,本学部および他学部の学生に向けて開講します(第4タームの履修登録前に通知)。これらのネットワークでの演習は,おもに他大学学生が自大学にはないフィールド分野について,受講・体験・ 調査・発表及び学生間の交流などを行う目的で行われます。 
その他 本演習は,広島大学の「ひろしま平和共生リーダー育成特別プログラム」の「フィールド演習科目」提供科目です。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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