年度 |
2024年度 |
開講部局 |
生物生産学部 |
講義コード |
L5004004 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
分子農学生命科学実験I |
授業科目名 (フリガナ) |
ブンシノウガクセイメイカガクジッケンI |
英文授業科目名 |
Laboratory Work in Molecular Agro-life Science I |
担当教員名 |
大村 尚,三本木 至宏,藤井 創太郎 |
担当教員名 (フリガナ) |
オオムラ ヒサシ,サンボンギ ヨシヒロ,フジイ ソウタロウ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
実験 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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実験中心、ディスカッション、学生の発表、作業、薬品使用 |
単位 |
1.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
01
:
農学 |
対象学生 |
学部2年生 |
授業のキーワード |
天然生理活性物質、抽出、分画、GC、HPLC、IR、TLC、タンパク質の定量、SDS-PAGE、タンパク質の結晶化、X線構造解析 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 生物を分子、物質レベルで解析し、その生理機能を明らかにするための研究手法を修得する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 分子農学生命科学プログラム (能力・技能) ・生体分子・細胞・生物個体,個体群に関する研究領域における知的能力・技能 |
授業の目標・概要等 |
天然有機化合物の単離・精製、構造決定、有機合成、ならびにタンパク質の定量や定性を行う上で必要な基礎的実験技術の習得を目的とする。 天然物の抽出・分画(離)操作の基本的手法(溶媒抽出,TLCなど)を実習し、各種分析機器を用いて成分の同定を行う。また機器分析の一環としてHPLC、GC、IRに関する解説と実験を行う。有機合成において、基本的な有機合成実験を行う。 異種発現タンパク質を大腸菌から回収し、その定量と機器分析を行う。電気泳動法により、目的タンパク質の発現確認を行う。 酵素リゾチームを結晶化したのち、X線回折測定を行い、タンパク質の立体構造モデルを作成する。 |
授業計画 |
第1回 実験目的及び概要の説明、有機混合物の溶媒抽出法による分画(大村) 第2回 IR・TLCによる分画成分の分析(大村) 第3回 HPLCによる分画成分の分析、GCによる分画成分の分析(大村) 第4回 大腸菌からの異種発現シトクロムcの回収(三本木) 第5回 Bradford法による全タンパク質の定量、吸光スペクトル測定による異種発現シトクロムcの定量(三本木) 第6回 SDS-PAGEによる異種発現シトクロムcの発現確認(三本木) 第7回 X線回折の原理と実験概要の解説、およびリゾチーム結晶化(藤井) 第8回 リゾチーム電子密度マップを用いた構造解析(藤井) 第9回 リゾチームの立体構造モデルの作成(藤井)
各回のレポート提出については別途指示する。 |
教科書・参考書等 |
実験に関する説明書をプリントとして配付、またはmoodleからダウンロードして持参すること。 使用する視聴覚教材の種類(パワーポイント等)
参考書: 「基礎の有機化学-生命科学のために」深宮齊彦ら共著(三共出版) 「機器分析のてびき1・2」泉美治ら監修(化学同人)
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授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料(一部moodleからダウンロードすること) 第1回の授業前に動画をオンデマンド配信するので、事前に視聴しておくこと。 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1-3回 分画スキームの原理を復習して、それぞれの画分に分離されてくる成分を予測しておくこと。IR分析の基本原理、代表的官能基の特性吸収帯を復習しておくこと。GCおよびHPLC分析の基本原理を理解しておくこと。また、取得した各種データを総合的に判断して成分の同定を行い、その過程を客観的に説明できるようにしておくこと。 第4-6回 タンパク質定量の原理、SDS-PAGEの原理を予習・復習しておくこと。 第7-9回 タンパク質の結晶化の原理、およびX線回折の原理を予習・復習しておくこと。 |
履修上の注意 受講条件等 |
第1-3回は、総合科学部の化学実験室ⅡH302にて実験を行う。白衣を持参すること。 第4-9回は、生物生産学部A701にて実験を行う。白衣を持参すること。 |
成績評価の基準等 |
レポート(70%程度)および実験の中で行われる口述試験、実技評価など(30%程度)を加え総合的に評価する。 出席は単位認定の最低必要要件とする。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
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その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |