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年度 2024年度 開講部局 生物生産学部
講義コード L4011004 科目区分 専門教育科目
授業科目名 食品栄養学
授業科目名
(フリガナ)
ショクヒンエイヨウガク
英文授業科目名 Nutrition
担当教員名 矢中 規之
担当教員名
(フリガナ)
ヤナカ ノリユキ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 水1-4:生C301
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心,板書多用,ディスカッション 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 26 : 生物・生命科学
学問分野(分科) 01 : 農学
対象学生
授業のキーワード 栄養素の生理機能,生活習慣病,栄養素の代謝,非栄養素の生理機能,実務経験, SDG_03 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
「知識・理解1, 3, 4, 5」,「知的能力・技能1, 2, 4」,「実践的能力・技能2」,「総合的能力・技能1, 2, 3」に関する学習の成果が期待される。 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
食品科学プログラム
(知識・理解)
・食品科学を理解するために必須となる化学・生物学・生化学・微生物学・物理学・数学などの基盤的知識
・食品及び食品素材の機能発現メカニズムの解明法と応用化に関する専門的知識
(能力・技能)
・海洋資源・畜産資源から食品を製造する技術の習得,安全かつ機能性の高い食品へと変換するための実践的方策に関する
考察能力

分子農学生命科学プログラム
(知識・理解)
・生体分子・細胞・生物個体,個体群に関する知識・理解
 
授業の目標・概要等 栄養学の基礎、および生化学からその重要性を学ぶ。栄養素や食品成分は、なぜ、生体にとって必要なのか、どのように生体に作用するのか、生体内での代謝や組織間での相互作用を学ぶ。特に,生活習慣病や老化と食品成分との関連は重要であり,重点的に学ぶ。 
授業計画 講義の最終回に試験を行います。

1回目 三大栄養素の総論と食品の機能(一次、二次、三次)、栄養素を感じるということ
2回目 脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン
3回目 糖の摂取の現状、血糖を調節するメカニズム、糖新生、アラニン回路
4回目 糖の吸収、カロリー制限と寿命
5回目 糖の代謝とインスリンとグルカゴン、解糖系と糖新生のバランス
6回目 脂肪(中性脂質)の消化と吸収と多価負飽和脂肪酸
7回目 解糖と脂質合成のバランス
8回目 肥満と脂肪細胞、レプチン
9回目 コレステロールの吸収と代謝、生合成
10回目 肥満と疾患との関わり、アディポサイトカイン
11回目 タンパク質吸収、および代謝
12回目 癌と栄養
13回目 カロリー制限の意義
14回目 体内リズムと時間栄養学
15回目 まとめ
 
教科書・参考書等 講義形式(講義中心・プリント・ディスカッション)
使用する視聴覚教材の種類(パワーポイント等)
教科書は特に,指定しない。
参考書:
・現代の栄養化学 (柳田晃良ほか編,三共出版)
・健康栄養学 (小田裕昭ほか編著,共立出版)
・分子栄養学 (柘植治人著,学進出版)
・代謝栄養学(横越英彦編著,同文書院) 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
1回目 三大栄養素の総論と食品の機能(一次、二次、三次)、栄養素を感じるということ
・特に,食品の機能(一次、二次、三次)について理解し,復習する。
2回目 脂溶性ビタミンと水溶性ビタミン
・特に,脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの特長について理解し,復習する。
3回目 糖の摂取の現状、血糖を調節するメカニズム、糖新生、アラニン回路
・特に,血糖を調節するメカニズムについて理解し,復習する。
4回目 糖の吸収、カロリー制限と寿命
・特に,カロリー制限の内容について理解し,復習する。
5回目 糖の代謝とインスリンとグルカゴン、解糖系と糖新生のバランス
・特に,解糖と糖新生のバランスについて理解し,復習する。
6回目 脂肪(中性脂質)の消化と吸収と多価負飽和脂肪酸
・特に,脂肪の吸収と多価負飽和脂肪酸の構造について理解し,復習する。
7回目 解糖と脂質合成の連携
・特に,解糖と脂質合成のバランスについて理解し,復習する。
8回目 肥満と脂肪細胞、レプチン
・特に,脂肪細胞の役割について理解し,復習する。
9回目 コレステロールの吸収と代謝、生合成
・特に,コレステロールの生合成と代謝について理解し,復習する。
10回目 肥満と疾患、アディポサイトカイン
・特に,肥満と疾患の関わりについて理解し,復習する。
11回目 タンパク質吸収と代謝
・特に,タンパク質吸収と代謝について理解し,復習する。
12回目 癌と栄養
・特に,癌細胞と栄養素の代謝について理解し,復習する。
13回目 カロリー制限
・特に,カロリー制限の寿命について理解し,復習する。
14回目 体内リズムと時間栄養学
・特に,体内リズムのメカニズムについて理解し,復習する。
15回目 まとめ
・講義全体を通じて問題点をクリアにし,理解し,復習する。
 
履修上の注意
受講条件等
生化学の基礎が身に付いていることが望ましい。授業は継続性があり,分子生物学や食品科学などの関連分野から医学も含めて幅広く学ぶことになる。 
成績評価の基準等 授業の成績は期末試験で評価する。ただし,学内規定により授業全体の1/3以上を無断欠席の場合,成績評価できない。
 「知識・理解」および「知的能力・技能」は,主に期末試験で評価する。「総合能力・技能」は,主にレポートや討論で評価する。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他 製薬企業の研究開発に携わった経験のある教員が栄養と疾病との関係についてを解説する(全回該当)。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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