年度 |
2024年度 |
開講部局 |
生物生産学部 |
講義コード |
L3009006 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
酪農フィールド科学演習 |
授業科目名 (フリガナ) |
ラクノウ フィールド カガクエンシュウ |
英文授業科目名 |
Seminar in Dairy Field Science |
担当教員名 |
黒川 勇三,武井 宏将,妹尾 あいら,鈴木 直樹,杉野 利久 |
担当教員名 (フリガナ) |
クロカワ ユウゾウ,タケイ ヒロマサ,セオ アイラ,スズキ ナオキ,スギノ トシヒサ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 集中 |
曜日・時限・講義室 |
(集) 集中 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
01
:
農学 |
対象学生 |
選択,動物生産科学コース |
授業のキーワード |
酪農,家畜,乳牛, 食農教育,環境, デジタルトランスフォーメーション |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 応用動植物科学プログラム (知識・理解) ・フィールドにおける動植物生産機構並びに動植物と人間社会・自然環境との関係について,知識・理解 (能力・技能) ・動植物の取り扱いや試験ならびに飼育・栽培管理の基本的手技
・動植物の生産現場における飼育環境の基本的な評価能力
(総合的な力) ・動植物生産に関連する具体的諸事象について,自らの対象を設定し,それについての自分の考えをまとめ,文章や口頭で論理的に発表し,応答する能力 |
授業の目標・概要等 |
広島大学農場では,太陽の恵みを受けた大地で作物を作り,それらを飼料として家畜を繁殖,育成させてミルクや肉,羊毛を生産しています。酪農フィールド科学演習は,本センターの施設を有効活用し,農学系学生が草と家畜(特に乳牛)と土の循環のなかで乳を生産して食品に加工していく過程を,講義,実習及び討論を通じて学ぶとともに,食と農および環境の関わり,動物の福祉,SDGsなどの視点から見た,解決すべき課題と新たな技術(スマート酪農など)について考える機会を受講生に提供します。 ※授業計画は感染症の拡大状況や天候不良等の理由により,開講の中止や内容の一部変更,日程の変更等があります。 |
授業計画 |
8/27(火) JR西条駅に集合,農場へ送迎 午後 ガイダンス,農場見学 課題研究の説明
8/28(水) 午前 家畜の飼養管理と搾乳作業Ⅰ,乳牛の人工授精の実際 午後 乳牛に給与する飼料の種類と乳牛の栄養管理,牛の胃の仕組みを探る 課題研究発表の準備
8/29(木) 午前 家畜の飼養管理と搾乳作業Ⅱ,乳房の衛生と生産物としての生乳の衛生 午後 センシング技術を活用した乳牛管理(スマート酪農) 課題研究験発表の準備
8/30(金) 午前 班ごとに課題研究発表会(質疑応答を含む) 午後 西条駅へ送迎,昼頃解散 ※授業計画は感染症の拡大状況や天候不良等の理由により,開講の中止や内容の一部変更があります。
受講終了後にレポートを課します。 |
教科書・参考書等 |
参考書:適宜、資料を配布します。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,プロジェクター,パソコン、映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
1)家畜の飼養管理と搾乳作業手順についての予習と復習 2)家畜の人工授精に関する予習と復習 3)低温殺菌と乳製品製造方法についての予習と復習 4)濃厚飼料の特性と役割についての予習と復習 5)体験発表のための準備と打ち合わせ |
履修上の注意 受講条件等 |
●受講人数:20名程度 希望者が定員を上回る場合は,低学年の学生(1,2年生:本演習の体験をその後の自大学の授業で生かす可能性の高い)から選抜します。例年、定員以上の受講希望者がありますので,受講が認められた方はキャンセルには慎重になってください(受講を認められなかった希望者へのご配慮をお願いします)。事前に自分の予定と演習の日程を調整した上でお申し込みください。 ●傷害保険:事前に学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険(財団法人日本国際教育支援協会)相当の傷害保険に加入してください。 ●集合日時:令和6年8月27日(火)13時までにJR西条駅前(南口のロータリー)に集合してください。大学が準備したバスで農場までお送りします。昼食は集合時間までに済ませておいてください。なお,演習最終日の8月30日(金)は昼頃にバスでJR西条駅前までお送りします。 注)広大生は,令和6年8月27日(火)13時20分までに生物生産学部玄関前に集合してください。演習最終日の8月30日(金)は学部で解散します。 ●受講経費:1万円(※大学負担) ●実費:2日目および3日目の昼食代(2000円程度)を現地で徴収します。また,集合場所(JR西条駅前)までの旅費,宿泊費(宿泊費の一部を大学で補助する予定です),朝食代および夕食代は,別途自己負担です。 ●宿泊場所:東広島市内のホテル(ビジネスホテル)に宿泊していただく予定です(宿泊費の一部を大学で補助する予定です)。ホテルから農場まではバスで送迎いたします。朝食および夕食(大学生協食堂等)は各自でとっていただきます。 ●持参物:医療保険証,マスク(ただし,作業中は別途作業用不織布マスクを配布します),体温計,作業以外の時に着る動きやすい服(虫対策のため半ズボンやスカート等は不可),帽子(サンバイザー不可),水に濡れたり汚れたりしても構わない靴(サンダルやヒールのある靴は不可),雨具(カッパ),筆記用具,洗面用具,タオル,身の回り品等。作業用のつなぎ及び長靴はこちらで用意します。 ※持ち物の詳細については受講者が確定し次第,個人宛にメールで案内しますので,常時連絡の取れるメールアドレスを正確に記入してください。また,その際につなぎ及び長靴のサイズの確認と海外渡航歴の確認をしますので、必ず返信してください。メールでの連絡の際には必ず氏名と所属大学を明記してください。 ●注意事項: ①様々な感染症等の拡大状況,災害の発生や天候の状況(台風等)によっては開講の中止や内容の変更もあります。 ②授業の直前の時期に体調不良になったときは,授業開始前に必ず下記の問合せ・連絡先まで連絡してください。体調不良の原因や状況によっては、出席をご辞退いただく場合があります。 ③家畜伝染病(口蹄疫)の予防措置のため,演習日前の2週間以内に海外渡航を予定しておられる方については受講を認めない場合がありますので,受講を申し込まれる前に問い合わせてください。特に演習日前の2週間以内に口蹄疫発生地域(中国・韓国等)からの帰国を予定されている方は受講できません。帰国がこれらの期間より前であっても,海外で使用した衣服や靴を農場内に持ち込むことはできません。さらに,本演習前に国内の家畜農場や家畜関連施設(食肉センターを含む)に立ち入られた方またはその予定のある方も事前にご相談ください。 ④演習中は決められた場所以外への出入りはできません。演習期間中の移動は送迎バスを利用します。 ⑤広島大学構内(農場を含む)および宿泊施設は全面禁煙です。 ●欠席・遅刻の通知方法:やむなく欠席・遅刻する場合は1週間前までに所属大学学生係および広島大学生物学系総括支援室まで必ず連絡をしてください。 【問合せ・連絡先】 ・ 広島大学生物学系総括支援室 〒739-8528 東広島市鏡山1-4-4 TEL:082-424-4323 E-mail: sei-gaku-sien@office.hiroshima-u.ac.jp ・ 広島大学大学院統合生命科学研究科 准教授 黒川 勇三 〒739-0046 東広島市鏡山2-2965 TEL:082-424-7973 E-mail: yuzokuro@hiroshima-u.ac.jp |
成績評価の基準等 |
受講態度,課題発表,演習後のレポートで評価します。また,演習中の集団生活において,受講者の安全と健康にかかわる規則を守れない受講者は不可となることがあります。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
この演習を通して,ヒトと家畜との関わり,食料生産の成り立ちなど,農から食までの過程を講義と体験を通して学びます。酪農を中心として農業と食料生産に興味と熱意のある受講生を希望します。天候等によって内容が変更となることがあります。希望者多数の場合は低学年を優先します。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |