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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K9998012 科目区分 専門教育科目
授業科目名 卒業論文
授業科目名
(フリガナ)
ソツギョウロンブン
英文授業科目名 Graduation Thesis
担当教員名 片桐 一彰,山本 剛大,荒井 正純,陸田 秀実,谷口 直和,岩下 英嗣,新宅 英司,濱田 邦裕,作野 裕司,田中 義和,中島 卓司,田中 智行,佐野 将昭,李 漢洙
担当教員名
(フリガナ)
カタギリ カズアキ,ヤマモト タケキ,アライ マサズミ,ムツダ ヒデミ,タニグチ ナオカズ,イワシタ ヒデツグ,シンタク エイジ,ハマダ クニヒロ,サクノ ユウジ,タナカ ヨシカズ,ナカシマ タクジ,タナカ サトユキ,サノ マサアキ,リー ハンスウ
開講キャンパス 東広島 開設期 4年次生   前期   通年
曜日・時限・講義室 (通) 集中
授業の方法 課題研究 授業の方法
【詳細情報】
 
この科目は広島大学輸送機器環境工学プログラムの履修において獲得した,目標A:教養・視野の広さ,目標B:基礎知識,目標C:専門知識と応用力,目標D:デザイン力と実行力,目標E:コミュニケーション力と情報伝達力を駆使して,総合力の育成を目指す科目である.また,提出された論文と発表の内容に基づいて,本プログラムの卒業生が身につけるべき能力(A~E)の習得状況を総合的に評価する. 
単位 5.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 4 : 上級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 10 : 総合工学
対象学生 輸送機器環境工学プログラム学生のうち卒論着手判定を受けたもの
授業のキーワード  
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
工学部における学習の集大成として,教養教育科目や専門教育科目で習得した基礎的あるいは専門的な知識・能力を元にして,具体的な研究開発課題に望むことで,専門技術者としての総合的な能力を養成する.
なお,下記の「到達度評価の評価項目」については,輸送機器環境工学プログラムの項目を参照すること. 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
機械システムプログラム
(能力・技能)
・柔軟な発想と創造性をもって自ら工学的課題を解決する能力の養成

(総合的な力)
・コミュニケーション能力および国際的に情報収集や発信できる能力の養成


輸送システムプログラム
(知識・理解)
・教養教育科目
自然科学・人文・社会の3分野の視野から、総合的な知識を習得,および倫理観に関する理解

・数学力学系科目
エンジニア・研究者として必要な数学力学系の基礎知識の理解と習得

・情報工学系科目
エンジニア・研究者として必要な情報工学系の基礎知識の理解と習得

・構造工学分野
輸送機器及び環境共生に関わる構造工学分野の専門知識

・環境・流体工学分野
輸送機器及び環境共生に関わる環境・流体工学分野の専門知識
・システム分野
輸送機器及び環境共生に関わるシステム・情報・輸送システム分野の専門知識
(能力・技能)
・教養教育科目
自然科学・人文・社会の3分野の視野から、多面的に物事を考える能力

・数学力学系科目
数学力学系科目の基礎知識を用いた,問題の構成能力と解析能力
・情報工学系科目
数学・力学に基づいた情報処理能力

・構造工学分野
輸送機器及び環境共生に関わる構造工学分野の専門知識を問題解決に応用できる能力

・環境・流体工学分野
輸送機器及び環境共生に関わる環境・流体工学分野の専門知識を問題解決に応用できる能力

・システム分野
輸送機器及び環境共生に関わるシステム・情報・輸送システム分野の専門知識を問題解決に応用できる能力

(総合的な力)
・デザイン力と実行力
輸送機器及び環境共生に関わる創成デザイン能力およびプロジェクト実行力

・コミュニケーション力と伝達力
エンジニア・研究者として必要なコミュニケーション力と情報伝達力


材料加工プログラム
(能力・技能)
・柔軟な発想と創造性をもって自ら工学的課題を解決する能力の養成
(総合的な力)
・コミュニケーション能力および国際的に情報収集や発信できる能力の養成

エネルギー変換プログラム
(能力・技能)
・柔軟な発想と創造性をもって自ら工学的課題を解決する能力の養成

(総合的な力)
・コミュニケーション能力および国際的に情報収集や発信できる能力の養成

電気システム情報プログラム
(能力・技能)
・実際的な問題・課題に対して,自ら実行計画を立て,軌道修正を行ないつつ,基礎および専門的知識や手法を用いて,問題・課題を解決する能力
(総合的な力)
・実際的な問題・課題を分析し,社会の要請に合致した合理的な解決策を導き出すため創造的・論理的思考力や,この解決策を物理的に実現する技術開発能力
・研究などの結果を整理し,得られた成果の意義や有効性も含めて,文章で論理的に記述するとともに,口頭で分かりやすく発表し討論する能力
・研究遂行に必要な,英語に関する英会話,リーディング,およびライティング能力

電子システムプログラム
(能力・技能)
・実際的な問題・課題に対して,自ら実行計画を立て,軌道修正を行ないつつ,基礎および専門的知識や手法を用いて,問題・課題を解決する能力
(総合的な力)
・実際的な問題・課題を分析し,社会の要請に合致した合理的な解決策を導き出すため創造的・論理的思考力や,この解決策を物理的に実現する技術開発能力
・研究などの結果を整理し,得られた成果の意義や有効性も含めて,文章で論理的に記述するとともに,口頭で分かりやすく発表し討論する能力
・研究遂行に必要な,英語に関する英会話,リーディング,およびライティング能力

応用化学プログラム
(知識・理解)
・応用化学に関する高度な専門知識
・基礎および専門知識に裏付けられた論理的思考に基づく構想力
(能力・技能)
・技術と技術が社会に及ぼす効果を理解し、社会に貢献するために研究者・技術者の責任をはたすことができるような資質
・技術の経済性・安全性・信頼性といった部分に関する知識とそれを地球的な視点から活用していく判断能力
・修得した知識・技術を活用して応用化学に関する多様な問題を解決できるようなクリエーティブな発想力
・研究者・技術者として問題解決のための能力を発揮できるような社会的に認められる倫理感,研究・開発のデザイン能力
(総合的な力)
・自主的,継続的な学習能力
・情報収集,技術の向上,研究方法の改善,研究結果および成果の解析・理解などに関して,自立した研究者あるいは技術者としてみずから工夫して積極的に取り組み,問題解決への多面的なアプローチを図る姿勢
・日本語による論理的な記述・発表・討論能力
・国際的視野で情報を収集・発信できる能力
・地球的な視点から問題を取り扱うための国際的センス

化学工学プログラム
(知識・理解)
・人・社会・自然と工学の関わりの理解と多面的な思考力の養成
(能力・技能)
・化学および化学工学の基礎の確実な習得と応用力の養成(C5)化学工学応用
(総合的な力)
・柔軟な適応力や創造力の養成,および自己啓発・研鑽意欲の醸成
・プレゼンテーション・コミュニケーション能力の向上と高度情報化への適応力の養成

生物工学プログラム
(知識・理解)
・人・社会・自然と工学との関わりの理解(到達目標A)
(能力・技能)
・生物工学及び生命科学の基礎および応用技術の修得(到達目標C・実験科目)
(総合的な力)
・構想力及び実行力の養成(到達目標D)
・コミュニケーション能力の養成(到達目標E)

社会基盤環境工学プログラム
(知識・理解)
・教養・視野の広さ
(能力・技能)
・問題構成力
・問題解析力
(総合的な力)
・課題発見力
・評価力
・伝達する能力
・実行力・解決力

建築プログラム
(知識・理解)
・工学的基礎知識の習得
(・数学,物理学,情報技術の基礎的内容を説明することができる。
・数学,物理学,情報技術の基礎的内容を建築に応用することができる。)
に関する理解
(能力・技能)
・建築専門知識・能力の育成
( (2)建築に関する総合的でより発展的な知識能力・広い範囲にわたるより発展的な知識・能力を計画的に修得し,建築技術者としての基礎を形成する。
・イ)ロ)ハ)のいずれかに関わるより発展的な内容の報告書をとりまとめることができる。)
に関する理解
(総合的な力)
・デザイン能力の育成
(・与えられた課題に対し,多くの側面から予想される問題点を指摘し,その解決に向けた方法を提案することができる。
・卒業論文において,研究の社会的位置付けを理解し,的確な研究構想を立てることができる。)
に関する理解
・コミュニケーション能力の育成
((1) 国際的コミュニケーション能力
・外国人に対して自己紹介し,意思を伝えることができる。
・工学や建築に関する専門的な文書を,辞書を用いながら読んだり書いたりすることができる。
(2) 日本語コミュニケーション能力
・聴衆の前で,自分の考えを発表し,質疑応答することができる。
・説得力のある発表用資料を作成することができる。
・工学や建築(例えば卒業論文)に関する文章を読んで十分に理解し,また研究成果を伝えることのできる文章を書くことができる。)
に関する理解
・自己啓発,研鑚能力の育成
(・新しく発生した問題について,それに関連した情報や文献を検索収集できる。)
に関する理解
・計画立案と遂行能力の育成
(・各種課題を計画的に遂行し,期限内にその成果をとりまとめることができる。
・実験,演習,卒業論文を通して,協同作業を体験する。)
に関する理解 
授業の目標・概要等 輸送機器環境工学プログラムの各教育科目・指導教員に配属され専門分野に関するテーマを選択して,それまでに習得した知識・能力を応用しつつ,新たな知識の習得をはかり問題解決力を自発的・継続的に高めて研究を実施する.これにより以下のような能力の育成をめざす. なお,輸送機器環境工学プログラムの学習・教育目標との対応も示している.
1.とりあげた研究課題の解明に関連する複数の科学的知見を列挙できる(目標A).
2.とりあげた研究課題に関連した要素技術の基本となる知識・方法論を説明できる(目標B).
3.とりあげた研究対象となる現象を構成する要素技術のみならず,それらを統合化する応用技術を説明できる.また,解析手法の妥当性・信頼性,工学的知見・技術の適用性・限界・社会的な意義を説明できる(目標C).
4.とりあげた研究対象について,自ら問題を発見でき,科学的・合理的に問題解決策を探り,論理的・調和的・倫理的に問題を解決できる.また,その解析手法の妥当性,信頼性を説明できる(目標D)
5.文章,図表,数式などを適切に用いて研究内容を表現でき,かつ適切にプレゼンテーションができる(目標E)
6.研究成果を踏まえ,さらに複雑な課題に答えるために今後学ぶべき知識や課題を見出すことができる(目標E)
7.制約の中で計画的に研究をすすめ,その成果を論文としてまとめることができる(目標E)
 
授業計画 第1回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第2回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第3回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第4回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第5回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第6回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第7回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第8回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第9回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第10回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第11回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第12回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第13回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第14回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第15回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第16回 中間審査
第17回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第18回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第19回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第20回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第21回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第22回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第23回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第24回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第25回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第26回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第27回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第28回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第29回 研究指導(文献調査,解析,実験等)
第30回 研究指導(文献調査,解析,実験等)

中間発表会,最終発表会,論文提出

前年度の3月上旬に卒業研究ガイダンス(研究テーマ説明会)が行われる.それに続き,各研究室への配属が決定される.それ以後は各研究室で研究指導される.内容は研究室やテーマに依存して変わるが,テーマ決定,中間発表などの主要な段階では概ね以下のような内容について指導が行われる。
1. 研究テーマの決定,研究計画の立案,および研究の開始
指導教員の助言のもとに研究テーマを決定し,研究計画を立てる.また,研究室における毎週のゼミナールや実験等への参加と,指導教員による個別指導によってテーマに対する理解を深める.これにより,自らの力で研究を進められるようにする.この間,研究テーマに関連する資料・文献を収集して研究の背景を理解するとともに,英文論文の輪読等により,専門的論文および英文の読解力をつける.
2. 中間発表
研究の目的,研究計画,それまでの進捗状況,今後の予定等についてのプレゼンテーションを行う.その際,聞き手によく理解してもらえるように内容や話し方を工夫すると共に,質問にも的確に答えられるように準備する.また,そのときに出された質問や助言などに基づいて研究内容と質の向上を図る.
3. 卒業論文の作成
研究結果に基づいて卒業論文を作成する.その際,得られた研究結果からどのように結論が導けるのか,それがどのような意義や有効性を持つのかなどを論理的な文章として記述する.
4. 最終発表
 研究成果のプレゼンテーションを行う.中間発表と同様,聞き手の理解が容易になるように,また,研究成果の本質的な点がよく伝わるように,発表予稿,スライド,話し方などを十分に工夫する.質問に的確に答えることも要求される. 
教科書・参考書等 配属先の担当教員より適切な助言がある. 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 配属先の担当教員より適切な助言がある. 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
配属先の担当教員より適切な助言がある. 
履修上の注意
受講条件等
 
成績評価の基準等 (1)指導教員は,学生が作成した研究日誌,ゼミ資料,研究ノート,関連文献集,実験報告書等を参考に,問題解決力を自発的・継続的に高める形で日常的に学習時間が確保され,研究が実施されていること,コミュニケーション能力を有することを適宜確認し,年間の学習・研究態度の評価を行う.
(2)主査および副査は,提出された論文に基づいて授業の目標1~7の到達度を評価する.
(3)中間発表会および最終発表会において複数名の出席教員により,授業の目標5の到達度を中心に評価を行う.
以上(1)(2)(3)を総合的に評価し60%以上の評価を得たものを合格とし,単位を与える.
なお,この科目に合格するためには,学生便覧「専門教育科目に関する履修基準」に掲載された英語能力の基準を満たしていなければならない. 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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