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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K8914040 科目区分 専門教育科目
授業科目名 水文・水資源工学
授業科目名
(フリガナ)
スイモン・ミズシゲンコウガク
英文授業科目名 Hydrology and Water Resource Engineering
担当教員名 内田 龍彦
担当教員名
(フリガナ)
ウチダ タツヒコ
開講キャンパス 東広島 開設期 4年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 水1-4:工113
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
2023年度は河原能久広島大学名誉教授が実施します.講義形式について4/12(水)の第一回で説明します.
なお,講義はPowerPointファイルを用いて対面で説明を行う予定です. 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 13 : 土木工学
対象学生 社会基盤環境工学プログラム4年生,過年度生
授業のキーワード 水循環,降水,蒸発散,浸透,流出解析,利水,水資源開発 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
本科目は社会基盤環境工学プログラムの中で,環境工学に関する基礎的な知識を習得したり、理解を深めるものである.
・この講義の前提になす科目:水理学,環境水理学
・この講義とともに履修することが望ましい科目:河川工学,気象学 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
社会基盤環境工学プログラム
(総合的な力)
・課題発見力 
授業の目標・概要等 地球上で生起している水循環システムを理解する.また,水循環システムに及ぼす人為的な影響や気候変動の影響を理解する.さらに,生活や経済活動を支えている水資源開発や管理の手法や課題を理解する.なお,「知識・理解」,「能力・技能」の評価項目は,下記の通りである.
・流域の水循環システムがいかに構成されているかを説明できる.
・水文学の諸要素を図化することができる.
・水利権と水資源開発の規模との関係を説明できる.
・今後の日本,世界での水資源開発での課題を挙げることができる. 
授業計画 第1回 概論:水循環,地球上の水資源,水利用
第2回 エネルギーと水循環:太陽放射と地表面での熱収支,水収支
第3-4回 降水:大気中の水蒸気,降水のメカニズム,降水量の測定,地球規模の降水量の変動
第5回 蒸発散:蒸発散のメカニズム,蒸発散量の観測法,推定法
第6回 地表流と川の流れ:地表面を介した降雨の分配,降雨流出過程,河川流量
第7回 地中水:土壌水,地下水
第8回 水文モデリング:陸面モデル,河川モデル,降雨流出モデル
第9回 気候変動の影響と水災害:全球気候モデル,洪水渇水,土砂災害
第10-13回 水資源開発に関わる実務(1):治水,利水,レポート
第14-15回 水資源開発に関わる実務(2):電力,レポート

第10-15回は外部講師により夏季休業中に実施予定 
教科書・参考書等 参考書:Brutsaert:"Hydrology: An Introduction", Cambridge University Press
    杉田倫明,田中正編著:「水文科学」,共立出版
    国土交通省:「日本の水資源」
なお,必要な資料は適宜配布する.
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 Powerpointファイルを用いて説明する. 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
第1回 水循環システムを構成する過程を理解する.
第2回 地表面での熱・水収支を理解する.
第3-7回 各プロセスに関してメカニズムや計測方法を理解する
第8回 水文学に関連するモデリング研究の動向について理解する.
第9回 気候変動と水災害の密接な関係を理解する.
第10-15回 水資源開発の現状や課題を理解する. 
履修上の注意
受講条件等
この科目に先立つ基礎科目:水理学,環境水理学
 
成績評価の基準等 「授業の目標」の到達度はレポートと理解度テストに基づいて評価する。これらの評価点の配分は次の通りとし,成績は総合評価(100点満点)とする。
レポート(20点+40点満点),理解度テスト(40点満点) 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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