年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K8172040 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
社会基盤計画学 |
授業科目名 (フリガナ) |
シャカイキバンケイカクガク |
英文授業科目名 |
Infrastructure Planning |
担当教員名 |
塚井 誠人,布施 正暁 |
担当教員名 (フリガナ) |
ツカイ マコト,フセ マサアキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 月5-8:工107 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心.基本的に対面を予定していますが,感染教協によってはオンラインの可能性があります.
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単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
13
:
土木工学 |
対象学生 |
第四類 社会基盤環境工学プログラムの2年生ほか |
授業のキーワード |
統計的検定,多変量解析,回帰分析,非集計行動モデル,評価 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 本科目は,第四類専門科目のうち,社会基盤環境工学プログラムの専門科目に属する.プログラムの教育目標における (C)問題構成力 ,(D)問題解析力,(E)評価力に関係する。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 社会基盤環境工学プログラム (能力・技能) ・問題構成力 (総合的な力) ・課題発見力 |
授業の目標・概要等 |
道路・鉄道・港湾・空港・上下水道・公園緑地などの社会基盤は人々の生活や企業の生産活動などにとって 必要不可欠なものである。しかし,これらの社会基盤の整備は莫大な投資と時間を要するために,複雑に関連しあう多数の要因を考慮し,将来の不確実な状況を 念頭に入れて,計画的にその整備を進めることが求められている。本授業では,これらの社会基盤の整備にかかわる計画,調査・解析,予測や評価などの手法に ついて,事例分析を通じて学ぶ。 なお,「知識・理解」,「能力・技能」の評価項目は,下記のとおりである。 1.社会基盤整備計画において必要な調査と統計的な解析手法の関係を理解し,適切な手法を選択できる(C,問題構成力). 2.多変量解析などの統計手法を適用して,統計的な観点から標本特性を解析できる(D,問題解析力). 3.統計的手法を用いて社会基盤整備効果を適切に評価するとともに,既存手法の特長と限界を理解できる(F,評価力). |
授業計画 |
第1週:土木計画学概説(定義,目的,分類,計画主体,計画プロセス,手法(必要な学問体系を含む),土木計画の今日的な課題や今後の方向性など 第2週:統計的検定の考え方,平均値の検定,平均値の差の検定,分散の検定,分布の適合度の検定,分割表の検定,分散分析など 第3週:多変量解析手法:判別分析、数量化Ⅰ、Ⅱ類,主成分分析,因子分析 第4週:離散選択モデル(1) (効用理論,ロジットモデル,モデル推定) 第5週:離散選択モデル(2)(弾力性,時間価値,集計化,予測など) 第6週:回帰分析とパラメータの仮説検定 第7週:回帰分析とパラメータの仮説検定 第8週:中間試験 第9週:消費者行動理論(消費者余剰),費用便益分析 第10週:線形計画法 第11週:ネットワーク計画問題 第12週:最適化手法 第13週:産業連関分析(1) 第14週:産業連関分析(2) 第15週:全体の演習
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教科書・参考書等 |
教科書・なし.必要な教材はWebを通じて配布する(随時プリントも配布). 参考書・奥村誠(2013)「土木計画学」 (土木・環境系コアテキストスシリーズ) 川北米良・榛沢芳雄(2001)「土木計画学」 コロナ社 田口玄一・真壁肇・古林隆・森雅夫(1995)「確率・統計」日本規格協会 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1週:特になし 第2週:統計学,特に帰無仮説,対立仮説の考え方を理解することが重要です. 第3週:数理モデルの違いを理解することが重要です. 第4週:交通機関選択問題について学びます. 第5週:交通機関選択問題について学びます. 第6週:測量学で学んだ最小自乗法の応用として,回帰分析を学びます. 第7週:測量学で学んだ最小自乗法の応用として,回帰分析を学びます. 第8週:第1週から第7週の範囲で出題します. 第9週:経済理論に則って,需要と供給の関係,消費者余剰など,ミクロ経済学の観点から解説します. 第10週:シンプレックス法について学びます. 第11週:ダイクストラ法について学びます. 第12週:問題の定式化と標記について学びます. 第13週:制約付最適化問題の初歩として,線形計画法について学びます. 第14週:産業連関分析で用いられる線形代数表現について復習しておいてください. 第15週:産業連関分析で用いられる線形代数表現について復習しておいてください. |
履修上の注意 受講条件等 |
この科目に基礎となる科目 確率・統計,測量学,測量学実習II この科目が基礎となる科目 交通システム工学,地域・都市計画学 JABEE(日本技術者教育認定制度)では,決められた学習保証時間を満たすこと が求められている.この学習保証時間は本授業の全出席時間に相当している.不 慮の事故等によ りやむなく欠席する場合には,必ず授業担当者に連絡して指示 を仰ぐこと. |
成績評価の基準等 |
主に中間試験(50点),期末試験(50点)により100点満点で総合評価する。 60点以上に単位を認める。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
JABEEとの関連:この科目は広島大学環境グループの学習・教育目標のうちのB問題発見力(4.5時間)、D問題解析力(6.75時間)、E評価力(13.5時間)に関連し、合計22.5時間の学習保証時間を要する。 JABEE(日本技術者教育認定制度)では,決められた学習保証時間を満たすこと が求められている.この学習保証時間は本授業の全出席時間に相当している.不 慮の事故等によ りやむなく欠席する場合には,必ず授業担当者に連絡すること. |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |