年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K7314030 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
微生物学I |
授業科目名 (フリガナ) |
ビセイブツガクI |
英文授業科目名 |
MicrobiologyI |
担当教員名 |
青井 議輝 |
担当教員名 (フリガナ) |
アオイ ヨシテル |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 4ターム |
曜日・時限・講義室 |
(4T) 火1-2,金1-2:工115 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心。テーマを決めて調査および発表。講義部分の多くは対面で実施する予定だが、新型コロナウイルスの感染状況によってはオンライン中心に切り替える。 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
02
:
生物工学 |
対象学生 |
工学部三類 発酵工学課程 二年次生および過年度生 |
授業のキーワード |
微生物の進化と系統/細菌/原核生物/古細菌/微生物代謝の多様性 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 研究者・技術者として必要となる工学基礎学力を身につけた上で,医薬・食品・環境関連分野を中心とする生物工学関連領域及び化学・プロセス系との学際領域に関する基礎知識・技術が確実に修得できる。 (C-3) 応用生物科学:分子生物学,生物資源利用学,発酵工学プログラミングなどの応用生物科学の知識と実践手法の修得及びそれらを問題解決に利用できる能力の養成。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 生物工学プログラム (知識・理解) ・生物工学及び生命科学の基礎および応用知識の修得(到達目標C・講義科目) |
授業の目標・概要等 |
バイオテクノロジーの主役となる微生物には驚くほどの多様性がある。本講義では、その多様性を生む進化の仕組みと系統分類学に基づく微生物体系を理解する。さらに、代表的な微生物の特徴と機能を学び、地球環境における微生物の多様な役割、産業的および医学的な重要性を理解する。本講義(微生物学I)では主に原核微生物を取り扱い、大きく分けると3つのパートに分けて進める。それぞれ、①微生物学の成り立ち、細胞構造、進化・分類、②系統分類に基づいた多様性(代表的な種類とその特徴)③機能に基づいた多様性(代謝など主要な機能)である。 また自らテーマを決めて行う自由調査課題(企画書の作成およびプレゼンテーション)に取り組むことを通じて、主体的に微生物学を学びつつ微生物学の学術的および社会的な意義について理解する。 |
授業計画 |
第1回 講義について概要の説明、微生物学の成り立ち、自由調査課題のテーマ紹介 第2回 微生物細胞の構造と機能、課題についての説明とテーマ決め 第3回 生命の起源、生物進化 第4回 微生物の分類と進化系統 第5回 原核生物の多様性1:プロテオバクテリア 第6回 原核生物の多様性2:グラム陽性細菌とその他の微生物 第7回 原核生物の多様性3:古細菌の多様性と機能 第8回 代謝・機能の多様性1:概要、光合成 第9回 代謝・機能の多様性2:化学独立栄養細菌 第10回 代謝・機能の多様性3:嫌気呼吸・元素循環 第11回 期末試験 第12回 最先端研究動向紹介 第13回 最終プレゼンテーション 第14回 最終プレゼンテーション 第15回 最終プレゼンテーション
第11回目に期末試験を行います。代わりに16回に講義のまとめとプレゼンおよび試験の講評を行います。 講義と同時並行で進める課題については、企画書の作成、最終発表を全員行います。
各講義ごとに提出してもらう質問、自由調査課題の企画書、最終発表資料の提出は必須です(成績に反映)。 試験の日程や講義の順番は受講者の希望や講義の進行状況、さらに新型コロナウイルス感染症の対応レベルによって変更します。
一部の講義回はオンラインで実施する場合があります。最終発表では、受講生全員で発表内容について相互評価を行い、個人の成績にもそれを反映します。
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教科書・参考書等 |
微生物学 - 地球と健康を守る -(Microbiology, for the Blue Planet and Human Life) 裳華房 (ISBN 978-4-7853-5216-5) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料(プリント)、moodle、ストリーム |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
教科書「微生物学 - 地球と健康を守る -(Microbiology, for the Blue Planet and Human Life)、裳華房」
第1章 : 微生物学の成り立ち(第1回) 第1-2章 : 微生物の細胞構造や機能、基本的性質(第2回) 第1章:微生物の進化と系統学(第3回-4回) 第4章、5章、6章:原核生物の多様性:細菌(第5回ー6回) 第6章:原核生物の多様性:古細菌(第7回) 第3章、6章、11章:代謝・機能の多様性(第8回−11回) |
履修上の注意 受講条件等 |
できるかぎり指定の教科書を購入してください |
成績評価の基準等 |
期末試験60%、自由調査課題(レポートおよびプレゼン)30%、講義中の課題・相互評価書など10%を合わせて総合評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
【講義】 講義については、毎回または数回の授業ごとに授業内容や微生物学に関する質問を必ず提出してもらいます(別の講義日にそれぞれの質問に回答します)。
【自由調査課題】 自由調査課題ではグループとしての共通のテーマの中で、1人ずつ独立した異なるテーマを自ら考えて取り組みます。その際、企画書(レポート)の提出や修正、スライドの作成を講義と並行して行います。最後に全員3-5分程度のスライドを用いた発表を行います。その際、受講者全員がお互いの発表を評価します。企画書や最終発表の資料の作成は講義期間全体を使って行います。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |