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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K7113030 科目区分 専門教育科目
授業科目名 化学実験I
授業科目名
(フリガナ)
カガクジツケン 1
英文授業科目名 Chemical Experiments I
担当教員名 中山 祐正,河崎 陸,安達 洋平,三木江 翼
担当教員名
(フリガナ)
ナカヤマ ユウショウ,カワサキ リク,アダチ ヨウヘイ,ミキエ ツバサ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   セメスター(前期)
曜日・時限・講義室 (前) 月5-8,木5-8,金5-8:工B4-008
授業の方法 実験 授業の方法
【詳細情報】
 
薬品使用 
単位 4.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 07 : 化学
対象学生 令和4年度入学応用化学プログラム学生,および過年度の当該プログラム学生
授業のキーワード 有機合成,高分子合成,実験計画,反応操作,分離分析法 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
この科目は第三類の学生を対象とした専門科目であるが,応用化学プログラムにおける学習・教育目標の「(Ka)確実な基礎」,「(Ku)クリエーティブな発想力とデザイン力」および「(Ke)継続的自己啓発と研究者・技術者としての自立」に対応している。応用化学プログラムの学習・教育目標の詳細については下記の応用化学講座ホーム頁(関連URL1)を参照されたい。
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
応用化学プログラム
(知識・理解)
・教養教育と専門教育における幅広い基礎知識および化学に関する専門基礎知識
・応用化学に関する高度な専門知識
・基礎および専門知識に裏付けられた論理的思考に基づく構想力
(能力・技能)
・修得した知識・技術を活用して応用化学に関する多様な問題を解決できるようなクリエーティブな発想力
・研究者・技術者として問題解決のための能力を発揮できるような社会的に認められる倫理感,研究・開発のデザイン能力
(総合的な力)
・自主的,継続的な学習能力
・情報収集,技術の向上,研究方法の改善,研究結果および成果の解析・理解などに関して,自立した研究者あるいは技術者としてみずから工夫して積極的に取り組み,問題解決への多面的なアプローチを図る姿勢
・日本語による論理的な記述・発表・討論能力 
授業の目標・概要等 これまでの講義で学習した有機化学反応の中から代表的なものを選び,実際に自分で反応を行うことにより以下の内容を修得する。
・実験計画の立て方
・反応試剤・溶媒の取り扱い方
・実験器具の使い方
・反応操作
・物質の精製法(蒸留、再結晶、抽出、再沈澱など)
・実験ノート・報告書の書き方
・各種分析法(GC,LC,TLC,IR,NMR,分子量測定など) 
授業計画 第1回 ガイダンス、安全講習
第2回 テーマI ガイダンス(ChemDrawのインストール、SciFinderのユーザー登録)
第3回 ChemDraw講習(講師:Revvity Japan)
第4回 SciFinder講習(講師:化学情報協会 通山様)
第5回 レポートの書き方
第6回 エバポレータの使い方(講師:BUCHI堀尾様)
第7回 中性、酸性、塩基性有機化合物の分離
第8回 クロマトグラフィーの原理と使い方(講師:バイオタージ岸様)
第9回 器具洗浄
第10回 薄層クロマトグラフィー(TLC)の使い方
第11回 シリカゲルカラムクロマトグラフィーの使い方
第12回 器具洗浄と後片付け
第13回 テーマII ガイダンス
第14回 紅茶からカフェインの抽出
第15-17回 植物から色素体の抽出・シリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製・分離
第18回 器具洗浄と後片付け
第19-20回 Poly(N-isopropylacrylamide)を用いた温度応答性ヒドロゲルの作製

第21-22回 メチルオレンジの合成
第23回 器具洗浄と後片付け
第24回 テーマIII ガイダンス
第25回 Wittig-Horner反応
第26回 E2反応によるジフェニルアセチレンの合成
第27回 Diels-Alder反応-1
第28回 Diels-Alder反応-2
第29回 器具洗浄と後片付け
第30回 アルドール反応
第31回 クロスカップリング反応
第32回 ポリ酢酸ビニルの合成
第33回 ポリ酢酸ビニルの分子量測定
第34回 器具洗浄と後片付け
第35回 テーマIV ガイダンス
第36-37回 フェロセンの合成
第38回 アセチルフェロセンの合成
第39回 アセチルフェロセンのTLCと1-ヒドロキシエチルフェロセンの合成
第40回 ビニルフェロセンの合成
第41-42回 ビニルフェロセンとMMAの共重合
第43回 フェロセンとその誘導体のTLC分析
第44回 器具洗浄と後片付け
第45回 実験室の後片付け

担当教員の指示に従い,試験,レポート等を課す予定。

状況によっては担当者や内容が変更される可能性がある。 
教科書・参考書等 講義形式: 学生自身による有機・高分子化学実験の実施,および教員による指導
テキスト: 配布テキスト,および化学同人編集部編"実験を安全に行うために", 化学同人
参考書: 畑一夫・渡辺健一"基礎有機化学実験 新版", 丸善 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト・配付資料 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
[1]-[45]必ず各実験の予習を行い,用いる試薬の性質・取り扱い法,実験手順,注意点などを理解して実験に着手すること。実験レポートは,各担当教員に指定された形式に従い,速やかにまとめ期限までに提出すること。 
履修上の注意
受講条件等
応用化学プログラム(または対応する過年度のプログラム)に配属され,基礎化学実験に合格している学生を対象とする。
本実験の受講者は安全のために保護眼鏡,白衣,靴を必ず着用すること。また,各種有機・無機試薬,及び有機溶媒を用いるため,必要に応じて手袋等を着用すること。学生災害傷害保険に未加入の学生は受講資格がないので注意すること。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため,マスクを着用すること. 
成績評価の基準等 実験の取り組み姿勢(40%)およびレポートの結果(60%)により評価する。60点以上で合格とする。全部の実験を済ませレポートを提出することが成績評価の必須条件である。「授業の目標等」の各項目の重みはほぼ均等である。なお,PCで作成されたレポートは剽窃チェックソフトにより剽窃率を確認し,剽窃率に応じて減点することがある。 
実務経験  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
 
メッセージ この科目は第三類の学生を対象とした専門科目であるが、応用化学プログラムにおける学習・教育目標の「(Ka)確実な基礎」,「(Ku)クリエーティブな発想力とデザイン力」および「(Ke)継続的自己啓発と研究者・技術者としての自立」に対応している。応用化学プログラムの学習・教育目標の詳細については下記の応用化学講座ホーム頁(関連URL1)を参照されたい。
オフィスアワー:各実験終了後(各担当者)とするが、それ以外でも随時対応する。 
その他 本実験はテーマに応じて次の教員が担当する:中山,三木江,河崎,安達
オフィスアワー:各実験終了後(各担当者)
http://home.hiroshima-u.ac.jp/kou3rui 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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