年度 |
2024年度 |
開講部局 |
工学部 |
講義コード |
K6433020 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
生体電気工学 |
授業科目名 (フリガナ) |
セイタイデンキコウガク |
英文授業科目名 |
Bioelectrical Engineering |
担当教員名 |
辻 敏夫 |
担当教員名 (フリガナ) |
ツジ トシオ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
3年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 月3-4:工219, (2T) 木3-4:工102 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、演習中心、板書多用、ディスカッション、学生の発表、野外実習、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
11
:
電気システム制御工学 |
対象学生 |
第二類 3年生 |
授業のキーワード |
生体システム,生体電気特性,電気化学変換,電気情報伝送及び処理,感覚系回路,中枢神経系回路,運動系回路,人間-機械系,電子義手,医療電子工学,ニューロコンピュータ,メカトロニクス |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | この科目は第二類の学生を対象とした専門科目であり,第二類における学習・教育目標の「(D)電気・電子・システム・情報の各分野において必須とされる基礎的問題の定式化能力とその解決能力」,「(E)電気・電子・システム・情報の各分野において共通して必要とされる応用的問題に対する定式化能力とその解決能力」に対応している.第二類の学習・教育目標の詳細については下記の第二類のホームページ(関連URL1)を参照されたい. |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 電気システム情報プログラム (能力・技能) ・電気,システム,情報分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力
電子システムプログラム (能力・技能) ・電子システム分野の基礎概念,知識および手法を具体的・専門的な問題に応用する能力 |
授業の目標・概要等 |
人間を電気システムとしてとらえ,その電気的入出力メカニズムの生理学的,精神物理学的基礎を学ぶとともに,人間がかかわるさまざまな問題,事例を人間工学的観点から解説する.本講義の受講により,学生は生体電気工学の考え方,生体の電気工学的理解,生体電気特性,人間工学の適用法を習得することができる. |
授業計画 |
第1回 講義内容概説,生体電気工学とは(2024年6月6日開講予定) 第2回 生体電気信号の計測と利用 第3回 電気制御システムとしての人間 第4回 感覚系の特徴と工学モデル(1):感覚とは,視覚 第5回 感覚系の特徴と工学モデル(2):聴覚 第6回 中枢神経系の特徴と工学モデル(1):脳幹-脊髄系,大脳辺縁系 第7回 中枢神経系の特徴と工学モデル(2):新皮質系 第8回 運動系の特徴と工学モデル(1):運動系の構成 第9回 運動系の特徴と工学モデル(2):脊髄反射系,筋骨格系 第10回 運動機能の代行 第11回 脳機能の代行(1):ニューロンモデルとニューラルネット 第12回 脳機能の代行(2):小脳とパーセプトロン,ニューラルネット 第13回 脳機能とヒューマン・エラー 第14回 生体電気工学のメディカル応用 第15回 生体電気工学に基づく自動車開発
第16回目の講義時間(2024年8月1日)に期末試験を行う.また小テストを4回程度,レポート提出を1回程度,実施する.
連絡事項は「もみじ」の掲示板やTeamsにより行う. |
教科書・参考書等 |
・教科書:生体電気工学,辻 敏夫著,第二類電気システム制御グループ発行(講義開始時に 配布予定) ・参考書:長町三生編「現代の人間工学」,朝倉書店 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
Microsoft PowerPoint |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予習: シラバスを確認し,テキストを参照することにより授業内容の概要を把握しておくこと. 復習: テキストを参考に講義内容のまとめを自分なりに作成しておくこと.期末試験,レポート作成の際には,この各回のまとめを参考にすればよい. |
履修上の注意 受講条件等 |
・原則としてすべての授業に出席すること. ・テキストのPDFを事前にダウンロードし,必携PCで確認しておくことが望ましい. ・この科目が役立つ応用科目 自動制御,回路理論,ロボット工学,人工知能 |
成績評価の基準等 |
・期末試験を行う.また小テストを4回程度,レポート提出を1回程度,実施する. ・授業の目標の5項目の到達度は期末試験により評価する.また,成績評価(100点満点)は授業目標の到達度により決定し,60点以上を合格とする.これらの配分は,期末試験75点(程度),小テスト・レポート25点(程度)とする. |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
・工学システムは基本的に人間のために存在している.したがって工学システムの設計・運用を考えるとき,人間に関する知識は必要不可欠である.人間の特徴を工学的に理解し,応用できる能力を身につけることは,どのような工学分野においても重要である.本講義のねらいもこの点にある. |
その他 |
・オフィスアワーは毎週月曜日,木曜日の12:00-13:00に設定する.期末試験の答案は希望者に対して期日を指定して開示する. 関連URL1 https://www.bsys.hiroshima-u.ac.jp/people/faculty-members/696/ 関連URL2 https://www.bsys.hiroshima-u.ac.jp/ |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |