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年度 2024年度 開講部局 工学部
講義コード K5304010 科目区分 専門教育科目
授業科目名 要素設計II
授業科目名
(フリガナ)
ヨウソセッケイ 2
英文授業科目名 Machine Elements Design II
担当教員名 池条 清隆
担当教員名
(フリガナ)
イケジョウ キヨタカ
開講キャンパス 東広島 開設期 3年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 月1-4:工220
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心で行いますが,毎回の授業で,簡単な小テストを出します. 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 25 : 理工学
学問分野(分科) 09 : 機械工学
対象学生 工学部第一類 3年次生および過年度生
授業のキーワード 動力伝達装置,歯車,トライボロジー,潤滑,摩擦,摩耗. 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
機械システムプログラム
(能力・技能)
・機械システム工学の基礎の確実な習得と応用力の養成

材料加工プログラム
(能力・技能)
・機械システム工学および材料創生・加工の基礎の確実な習得と応用力の養成

エネルギー変換プログラム
(能力・技能)
・機械システム工学の基礎の確実な習得と応用力の養成 
授業の目標・概要等 機械要素の中で重要な役割をする動力伝達装置と歯車の設計について学ぶ。次に、歯車や機械要素の性能、耐久性、信頼性に密接に関係する摩擦・摩耗・潤滑(トライボロジー)の考え方や知識を修得する。本講義の受講により、学生は歯車を設計することができるようになり、さらに、トライボロジーとは何かを学び、それを機械設計に取り入れることの重要性を理解することができる。

なお,「知識・理解」,「能力・技能」の評価項目は,下記のとおりである。
本講義の受講に対する学習成果として、以下があげられる。
1)歯車の設計の基礎事項を理解・説明する能力を修得できる。(B)
2)歯車の強度設計の考え方を理解し、設計を行なえる能力を修得できる。(B)
3)トライボロジーとは何かを理解し、説明する能力を修得できる。(B)
4)トライボロジーに及ぼす種々の要因を理解・説明でき、設計に応用する能力を
  修得できる。(B) 
授業計画 第1回 (1)講義の概要、(2)動力伝達装置の基礎
(3)歯車の種類と分類、平歯車・はすば歯車の説明.
第2回 歯車歯形の条件、歯車規格.
第3回 歯車のかみあいと創成歯切り、非転位(標準)平歯車の説明.
第4回 平歯車のかみあい率,歯車の切下げ.
第5回 転位歯車
第6回 はすば歯車
第7回 歯車の強度設計
第8回 かさ歯車,ウォームギヤ.
第9回 歯車列,遊星歯車装置.
第10回 トライボロジーの基礎、用語定義、潤滑方法・形態.
第11回 表面・接触・摩擦、境界潤滑と混合潤滑,転がり摩擦.
第12回 潤滑剤の役割と種類
第13回 表面損傷、摩耗
第14回 流体潤滑,弾性流体潤滑.
第15回 トライボロジーの機械工学に対する応用

・6月初旬に期末試験を行う.
・4-5回程度のレポートの提出を予定している. 
教科書・参考書等 授業では以下の教科書を使用する.
・要素設計Iの教科書[倉西正嗣 監修「大学課程 機械要素設計 第3版」オーム社].
・村木正芳、「よくわかるトライボロジー」、東京電機大学出版局.
その他、授業中にプリントを配布.
本講義の参考書として以下のものがあげられる.
・林 洋次 (監修)「First Stageシリーズ 機械要素入門1,2」実教出版.
・根本良三,「絵とき「歯車」基礎のきそ」、日刊工業新聞社.
・成瀬長太郎,「歯車の基礎と設計」,養賢堂.
・木村好次,岡部平八郎,「トライボロジー概論」,養賢堂.
・佐々木信也ほか著,「はじめてのトライボロジー」,講談社.
・山本雄二, 兼田楨宏,「トライボロジー 第2版 正」,オーム社.
・Richard Budynas, Keith Nisbett,「Shigley's Mechanical Engineering Design, 11th Edition, Si Units」,McGraw-Hill Education (Asia).
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】  
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
上記の授業計画に示した第1回から第15回の講義内容に対して授業を行うことを予定しているので、教科書を先読みして予習を行うことを勧めます。また、レポートの出題により復習が可能なようにしていますが,レポートがない場合も、授業のあったその日に忘れないうちに毎回復習を行うことを強く勧めます。 
履修上の注意
受講条件等
「要素設計I」,「材料力学I」を履修しておくことが望ましい。 
成績評価の基準等 「授業の目標・概要」の中に記述した授業の目標の4項目の到達度は筆記試験により評価する。
成績評価は授業目標の到達度に日頃の学習態度を加えた総合評価により決定し、60%以上を合格とする。これらの配分は、期末試験(40%)、レポート(30%),小テスト(30%)の予定. 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
油圧機器の設計に従事. 
メッセージ  
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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