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年度 2024年度 開講部局 歯学部歯学科
講義コード J1509070 科目区分 専門教育科目
授業科目名 総合歯科医療学II
授業科目名
(フリガナ)
ソウゴウシカイリョウガク II
英文授業科目名 General Dentistry II
担当教員名 河口 浩之,堀越 励,西 裕美
担当教員名
(フリガナ)
カワグチ ヒロユキ,ホリコシ ススム,ニシ ヒロミ
開講キャンパス 開設期 5年次生   前期   2ターム
曜日・時限・講義室 (2T) 水5-6:歯第2講義室
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義中心 
単位 1.0 週時間   使用言語 B : 日本語・英語
学習の段階 3 : 中級レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 02 : 歯学
対象学生 歯学科5年生
授業のキーワード SDG_03、臨床行動科学、プロフェッショナリズム、患者中心・生活者中心の歯科医療、患者の物語に基づく歯科医療、包括的総合歯科医療、地域歯科医療、ケアリング、実務経験 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
教養的教育→専門基礎教育→1~2年
本授業は、1~2年次の教養的教育科目で学習した汎用性能力(コミュニケーション、協調学習、倫理的思考、リテラシー、評価・判断、問題解決)、並びに2年次からの他の専門教育科目(基礎科目・臨床科目)の基本的知識や技能を学ぶ。
臨床基礎科目 → 総合歯科医療学(4年、5年)
 専門分野の臨床基礎科目についての知識・技能を学びながら、第1段階で学んできた汎用性能力(コミュニケーション、協調学習、倫理的思考、リテラシー、評価・判断、問題解決)や科学的な思考や知識をもとに、これらを患者中心の包括的総合歯科医療の臨床行動科学的な側面にどのように応用し、使い分けていくのかについて、その基礎を学ぶものです。
5年次には、これらを体験(シミュレーション)し、能力修得の基礎を学修するようになります。
臨床実習(5年、6年)
臨床現場での体験・経験や他者(先輩・後輩など)の体験、そして先人のデータなどをもとに、一般的歯科臨床で遭遇する経験についての行為中並びに行為後の振り返りを通じて、考え、悩み、迷いながら、患者中心の包括的歯科医療についての基本的な能力を獲得していきます。
   ――――――――――――――――― 卒業後 ―――――――――――――――――――――   
 臨床研修~専門研修~生涯研修
プロフェッショナルとして、卒直後から生涯にわたって、臨床での経験を通じて、行為中並びに行為後の振り返りを行いながら、考え、悩み、迷い、患者中心の包括的総合歯科医療に必要な能力を研鑽していきます 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
歯学プログラム
(能力・技能)
・歯科領域の疾患の予防・診察・検査・診断・治療に関する基本的技能
(総合的な力)
・豊かな人間性,専門職の歯科医師としての責務の理解,これを実践するための基礎的知識,技能,態度を含む総合力
・患者や家族,他の医療者との適切なコミュニケーション能力 
授業の目標・概要等 授業の概要
この授業は、地域における患者中心(Patient Oriented)の歯科医療並び医療における臨床行動科学について、基本的な能力であるプロフェッショナリズム,知識:情報の収集・伝達、問題の評価・判断・解決法,論理的思考、推論、省察などを、医療の安全・危機管理、医療の質管理に、どのように応用(活用)するかについて学びます。
つまり、この授業では、単なる知識の詰め込み(記憶、想起レベル)ではなく、知的能力としての理解、応用、評価(問題解決)に必要な知識のネットワーク化を求めています。そのために、自らの学びや体験を通じての行為後の省察(振り返り、reflection on action)から次の行動のための省察(振り返り、reflection for action)へ、そして行為中の省察(振り返り、reflection in action)を通じてクリティカルシンキングやロジカルシンキング、推理推論、さらには問題解決や評価・判断などの知的能力の醸成に努める必要があります。

学習目標:
将来の総合歯科プロフェッショナルとして、地域住民の口腔保健管理に必要な総合的歯科医療の質管理(医療の質や安全(危機)管理)についての臨床行動科学的な能力(態度:倫理・プロフェッショナリズム,知識:情報の収集・伝達、問題の評価・判断・解決法,論理的思考、推論、省察、技術:ケアリング、コミュニケーション、マネージメント、ガバナンス)への理解を深める。 
1. 総合的質保証(total quality management、(医療の質や安全(危機)管理))の意義や意味
診療室、メディカルサプライ、患者、診療記録、文書、スタッフ管理、医療経済・経営のあり方。
2.一般歯科診療所における歯科治療と在宅診療(一次)、専門歯科治療(二次)、先端歯科治療(三次)、及び医科、関連福祉施設・行政との連携。
3.問題志向型解決法POSや臨床倫理的判断法を用いる患者の問題点の抽出・分析・評価法、診療記録(POMR、看護記録、口腔保健指導記録、フォーカスチャーティングなど)、クリニカルパスを使った総合歯科医療の質保証と標準化の手法
4.標準予防策スタンダードプレコ―ション(器具・機材の滅菌・消毒法と汚染機材の処理法、及び伝染性疾患原因微生物並びに物質の感染対策法)
5.患者誘導法や歯科治療時の診療姿勢やポジションの選択、歯科用器具、歯科・医療用機器・機材の安全な操作法並びにメインテナンスの方法。
6.総合的質保証(total quality management)のシステム管理手法(安全な歯科医療の提供並びに安全管理・事故防止・危機管理システム)
 7.Evidence Based Medicine や Narrative Based Medicineを基盤にした多職種連携医療、チーム医療、医科歯科連携医療の意義や意味、取り組み方

教授法:
1.講義・演習法: Patient managed problem 法、PBL法、ワークショップ法
2.人的資源    講義者6人
3.評価法:
1)学習者:
毎回のポストアンケート35点、期末筆記試験65点 
☆ただし、授業の欠席については1回の欠席につき、5点を減点する。
2)教員:ポストアンケート(授業ごとの評価)、大学共通授業評価 
授業計画 第1回(6/12)医療行動経済学の視点から
第2回(6/19)臨床倫理、省察的実践家
第3回(6/26)歯科診療所における医療の質と安全管理(1)
第4回(7/3) 歯科診療所における医療の質と安全管理(2)
第5回(7/10)医療事故、危機管理の概念
第6回(7/10)安全に配慮した基本的臨床技能
第7回 (7/17)病院・診療所における感染対策
第8回 (7/24)  試験


1)学習者:ポストアンケート、筆記試験    
 評価の配分:ポストアンケート35点、期末試験65点
2)教員:授業評価 (授業ごと、大学共通授業評価)

授業履修上の留意事項:  
1) 特段の理由のない限り、毎回出席すること。また欠席した場合の補習は、原則として行わない。
2) 歯学部細則第18条(科目試験)の3にあるように、「授業実施時数の3分の2以上の出席を満たさない場合は、期末試験の受験を認めない。」 
教科書・参考書等  [1]医療面接
1.斎藤清二:「はじめての医療面接 コミュニケーション技法とその学び方」,医学書院,2000.
4.A.フォークナー(篠田雅幸訳):[医療専門家のためのコミュニケーション技術],診断と治療社,2000.
9.C.K.アドリッチ(田口博国訳):「医療面接法-より良い医師―患者関係のためにー」,医学書院,2002.
17.伊藤孝訓,寺中敏夫編集:「患者ニーズにマッチした医療面接の実際」,クインテッセンス出版,2008.
[2]インフォームドコンセント,ナラティブ,真実を伝える
1. ジーン・ルートン(浅賀薫訳):「ターミナルにおけるコミュニケーション 死にゆく人々・その家族とのかかわり」,星和書店,1997.
2.ロバート・バックマン(恒藤暁 監訳):「真実を伝える」,診断と治療社,2000.
3. チャールズ R.K.ハインド(岡安大仁,高野和也訳):「いかに“深刻な診断”を伝えるか 誠実なインフォームド・コンセントのために」,人間と歴史社,2000.
4. フォークナー,P.マグワイヤー(兵頭一之介,江口研二訳):「がん患者・家族との会話技術」,南江堂,2001.
5.山本和利 ほか: 「脱専門化医療」,診断と治療社,2002.
6.T.グリーンハル,B.ハーウィッツ(斎藤清二ほか監訳):「ナラティブ・ベイスド・メディスン 臨床における物語と対話」,第3版,金剛出版,2002.
7.星野一正:「インフォーム・ドコンセント-日本に馴染む六つの提言」,丸善ライブラリー232,1997.
8.J.ローナー(山本和利 監訳): 「ナラティブ・ベイスト・プライマリケア 実践ガイド」,
診断と治療社,2005.
9.森岡恭彦:「インフォームド・コンセント」,NHKブックス711,日本放送協会,1994
[3]判断・診断の思考
1. 福井次矢:「臨床医の決断と心理 Clinical Decision Making」,医学書院,1988.
2. 久道 茂:「医学判断学入門 –われわれの判断や解釈はまちがっていないか-」,南江堂, 1990.
3. 福井次矢(訳):「すぐれた臨床決断の技法 医療過誤最少化に向けて」,メディカル・サイエンス・インターナショナル, 1999.
4. 森 敏明(編):「認知心理学を語る 第3巻 おもしろ思考のラボラトリー」,北大路書房, 2001.
5. 竹村洋典:「臨床医になるための必修アイテム 医療面接から臨床判断まで」,南江堂, 2002.
7.A.R.ジョンソン,ほか(赤林 朗 訳):「臨床倫理学」,第5版,新興医学出版,2006.
[4] 患者中心の医療、包括的歯科医療、総合歯科医療:
1.J.ローナー(山本和利 監訳): 「ナラティブ・ベイスト・プライマリケア」実践ガイド、
診断と治療社、2005年.
2.山本和利 ほか: 「脱専門化医療」、診断と治療社、2002年.
3.高江州義矩、ほか: 「保健医療におけるコミュニケーション行動科学」、医歯薬出版、2002年.
4.江川 寛 ほか: 「医療科学」、医学書院、2000年.
5.川口陽子 ほか: 「予防歯科・成功への道」ライフステージから捉えたアプローチ、
  デンタルダイヤモンド社、2001年.
6.植松 宏 ほか: [高齢者歯科ガイドブック],医歯薬出版,2003年.
7.日本歯科衛生士会: [歯科保険指導ハンドブック],医歯薬出版,2003年.
8.A.R.ジョンソン、ほか(赤林 朗 訳): 「臨床倫理学」、第5版、新興医学出版、2006年.
   これは、臨床倫理の基本となるとてもよい本です。 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 テキスト,配付資料,音声教材,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
オムニバス講義であるため毎回の出席が重要である 
履修上の注意
受講条件等
授業履修上の留意事項:  
1) 特段の理由のない限り、毎回出席すること。また欠席した場合の補習は、原則として行わない。
2) 歯学部細則第18条(科目試験)の3にあるように、「授業実施時数の3分の2以上の出席を満たさない場合は、期末試験の受験を認めない。」

学習者(学生)用ガイド:
「PBLチュートリアル」を受講する(進める)にあたって

1.受講の心得
1. これから行われるスモールグループ討論、PBLチュートリアル、体験型学習などの授業では、参加学生のグループ・ダイナミズムを利用した学習法ですので、貴方の積極的な発言が不可欠です。
2. この講義を成功させるには、参加学生一人一人の発言が絶対に必要です。
3. 発言しない受講者は、受講資格がないと判断されます。
4. 未熟な発言であっても恥ずかしがらずに、積極的に発言しましょう。
5. 貴方が発信すべきこと
・あなたが興味深いと思うこと
・あなたがわからない事項
・他の人の発言への支持、反対意見
・他の人の疑問への回答
・何が問題なのか?
・どのような切り口で攻めるか?
・何を調べたら良いのか?

問題抽出と問題解決に向けて、あなたの発言が期待されています。 
成績評価の基準等 評価法:
毎回の授業態度・課題等35点、期末筆記試験65点 

 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
歯科医である教員が、地域における患者中心(Patient Oriented)の歯科医療並び医療における臨床行動科学について講義する。 
メッセージ 特段の理由のない限り、毎回出席すること。また欠席した場合の補習は、原則として行わない。 
その他   
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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