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年度 2024年度 開講部局 医学部保健学科看護学専攻
講義コード I3191002 科目区分 専門教育科目
授業科目名 地域包括ケア論
授業科目名
(フリガナ)
チイキホウカツケアロン
英文授業科目名 Comprehensive Community Care
担当教員名 森山 美知子
担当教員名
(フリガナ)
モリヤマ ミチコ
開講キャンパス 開設期 2年次生   前期   1ターム
曜日・時限・講義室 (1T) 月1-6:保302
授業の方法 講義 授業の方法
【詳細情報】
 
講義、反転授業・ディスカッション、フィールドスタディ 
単位 2.0 週時間   使用言語 J : 日本語
学習の段階 2 : 初級レベル
学問分野(分野) 27 : 健康科学
学問分野(分科) 04 : 保健学
対象学生 看護学生2年次生
授業のキーワード 地域包括ケア, 地域看護, ヘルスケアシステム, 健康障害, 移行ケア, SDG_03 
教職専門科目   教科専門科目  
プログラムの中での
この授業科目の位置づけ
(学部生対象科目のみ)
 
到達度評価
の評価項目
(学部生対象科目のみ)
看護学プログラム
(知識・理解)
・心身の機能と環境に基づく健康,疾病の予防,発症,治癒に関する知識・理解
・看護実践理論,看護の基本的技術と態度に関する知識・理解
・個人と家族,地域の健康問題と看護に関する知識・理解
・ヘルスケアシステムと看護職者間ならび他職種との協働に関する知識・理解
・看護倫理に関する知識・理解 
授業の目標・概要等 地域という生活の場で行われる健康づくりから健康障害がある療養者への支援に至る包括的なケア体系を理解し、看護職の機能や役割を学ぶ。特に、保健・医療・福祉の支援を必要とする対象者への看護の継続的支援のあり方や、関連職種や連携機関とのチームケアやネットワーク形成のあり方について理解し、地域のなかで協働関係を形成する方法について学ぶ。 
授業計画 第1回(前半)学年別オリエンテーション
       オリエンテーション
       地域包括ケアと地域共生社会の関係
       地域看護アセスメント
第1回(後半)地域包括ケアとは(講義)
第2回(前半)地域包括支援センターの機能と役割
   広島市段原地域包括支援センター・保健師(竹下八重)
第2回(後半)医療的ケアの必要な児童(医療的ケア児)について
   ひのでクリニック(プライマリ・ケア看護師)、児と児の母親
第3回(前半)妊娠期から子育て世代の包括ケア/医療ケアを必要とする児のケア(ネウボラを含む)を理解する
        広島県担当者
       ・小児期・思春期から成人期へ:移行ケア/在宅ケア(訪問看護ステーション:フレフレマート代表:谷口美紀)
第3回(後半)ネウボラの展開の実際:海田町の取り組み(海田町保健師)
第4回(前半)広島県呉市の取り組み「地域包括ケアシステムの構築+民間団体の活動」(呉市高齢者支援課保健師)
第4回(後半)高齢化した地域を支える民間団体の活動(一般社団法人まめな)
第5回(前半)地域包括ケアシステム構築:地域での挑戦と看護師の活動
   ・都市部地域における看護活動「ビュートゾルフ柏」(吉江悟)
第5回(後半)地域包括ケアシステム構築:地域での挑戦と看護師の活動
   ・過疎地域における看護活動「奈良県吉野郡天川村」(代表:山端聡)
第6回(前半)学生のグループ授業
・高齢者/障がい者/認知症の担当グループによる発表、課題や解決策の提案についてクラスでのディスカッション
第6回(後半)学生のグループ授業
・親子/医療的ケア児の担当グループによる発表、課題や解決策の提案についてクラスでのディスカッション
第7回(前半)精神病院の解放と地域包括ケア「愛媛県愛南町の取り組み」(長野敏宏)
第7回(後半)神病院の解放と地域包括ケア「愛媛県愛南町の取り組み」(長野敏宏)       
第8回(前半)地域での看取りを叶える(ゆずの家)
   (後半)学生のグループ授業  

・試験は実施しない
・レポート 3種類(地域のアセスメント、授業の学び・感想、地域包括ケアシステムの課題と対策) 
教科書・参考書等 ナーシング・グラフィカ. 地域・在宅看護論①:地域療養を支えるケア. MCメディカ出版
佐伯和子編著:地域保健福祉活動のための地域看護アセスメントガイド(第2版). 医歯薬出版株式会社
 
授業で使用する
メディア・機器等
 
【詳細情報】 パソコン持参、PowerPoint Presentation 
授業で取り入れる
学習手法
 
予習・復習への
アドバイス
オリエンテーションで配布する資料に記載する。
最終グループ発表を行う地域アセスメント・プレゼン資料をグループで授業時間外を活用して作成する。
指定した教科書を読み、また関連する資料を読んでくること 
履修上の注意
受講条件等
・対面の授業とする。遠隔の講師はオンラインで講義を行う。
3コマ目は、グループでの地域アセスメント活動に自由に活用すること
 
成績評価の基準等 S, A, B, Cの取得のための条件を記載する資料を配布する。取得したい評価の課題を適切に実施し、提出することでその評価を取得する(100%)。 
実務経験 有り  
実務経験の概要と
それに基づく授業内容
厚生労働省に看護系技官として勤務し、介護保険の創設、訪問看護事業の担当者(看護専門官)として制度の改善等に取り組んだ経験、さらには地方自治体と地域包括ケアシステムの展開に関わった教員が講義する。さらには、各回に招聘されている講師も現場で地域包括ケアを展開する専門家である。 
メッセージ  
その他 実際に地域を探索してアセスメントするフィールドワークが入る。 
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。
回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 
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