年度 |
2024年度 |
開講部局 |
理学部 |
講義コード |
HM276000 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
岩石変形学I |
授業科目名 (フリガナ) |
ガンセキヘンケイガク1 |
英文授業科目名 |
Rock Deformation I |
担当教員名 |
岡崎 啓史,片山 郁夫 |
担当教員名 (フリガナ) |
オカザキ ケイシ,カタヤマ イクオ |
開講キャンパス |
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開設期 |
3年次生 前期 2ターム |
曜日・時限・講義室 |
(2T) 水3-4,木7-8:先402N |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
B
:
日本語・英語 |
学習の段階 |
3
:
中級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
04
:
地球惑星科学 |
対象学生 |
3年生 |
授業のキーワード |
応力と歪、モール円、断層、流体と変形、レオロジー、テクトニクス |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を得る |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 地球惑星システム学プログラム (知識・理解) ・地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を身につける
Earth and Planetary Systems Science (知識・理解) ・地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を身につける |
授業の目標・概要等 |
岩石の変形,地質構造,地球テクトニクスについて統一的な視点から理解できるように講義する.また,岩石の力学的性質の概要についても論じる. |
授業計画 |
第1回 応力と歪、単位系、様々な変形応答(脆性と延性、塑性、弾性、粘性)と岩石の変形組織(概説) 第2回 主応力軸、二次元応力成分と力のつり合い 第3回 モール円の導出 第4回 摩擦と破壊、内部摩擦角、クーロンの破壊条件とモールの破壊条件 第5回 応力場と断層の三つのタイプ、脆性剪断帯 第6回 延性的変形、有限歪と歪楕円体、歪楕円体とフリンのダイアグラム,延性剪断帯 第7回 地殻の強度断面と島弧の変形、横ずれテクトニクス 第8回 褶曲理論 第9回 様々な変形構造と剪断センスの解析法 第10回 岩石の破壊における水の効果と異常間隙圧 第11回 地下での水の移動様式と流体速度の構成則 第12回 脆性塑性境界 第13回 地震性すべりと非地震性すべり 第14回 地震のエネルギーと摩擦発熱 第15回 地震発生と水の関係性
レポートは3回程度、 |
教科書・参考書等 |
配布資料に基づいて講義します。参考書は以下の通り。 (1)狩野謙一・村田明広,1998,構造地質学,朝倉書店,298pp. (2)山路 敦,2000, 理論テクトニクス:構造地質学からのアプローチ,朝倉書店,287pp. (3) Hobbs,B.E.,Means,W.D.and Williams,P.F.,1976.An 0utline of Structural Geology. John Wiley&Sons, 571pp. (4) Jaeger, J.C.,1969.Elasticity,Fracture and Flow with Engineering and Geological Applications.Methuen &Co.Ltd,268pp. (共立全書に和訳あり,但し絶版.) (5) 植村武・水谷伸治郎編,1979.地質構造の形成,岩波地球科学講座9,294 pp. (教科書は使いません。) |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料,PCプロジェクター使用 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
重要な講義内容は理解を深めるために、数回のレポート課題を出す。 各回のキーワードを以下に示すので、予習しておくように。 第1回 脆性と延性、塑性、弾性、粘性 第2回 主応力軸 第3回 モール円 第4回 内部摩擦角 第5回 断層の三つのタイプ 第6回 フリンのダイアグラム 第7回 地殻の強度断面 第8回 褶曲 第9回 剪断センス 第10回 有効圧 第11回 浸透率 第12回 脆性塑性遷移領域 第13回 地震 第14回 摩擦発熱 第15回 モール円、有効圧、脱水脆性化 |
履修上の注意 受講条件等 |
変形とテクトニクスの基礎を可能な限り初歩的に講義する。数式は使うが、数学のレベルはせいぜい高校2年程度。 |
成績評価の基準等 |
レポート30%(程度),定期試験60%(程度)及び平常点10%(程度)により行う。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
複雑な数理解析よりも基礎概念の理解を重視します。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |