年度 |
2024年度 |
開講部局 |
理学部 |
講義コード |
HL400000 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
公開臨海実習 |
授業科目名 (フリガナ) |
コウカイリンカイジッシュウ |
英文授業科目名 |
Marine Biological Course |
担当教員名 |
田川 訓史,有本 飛鳥,植木 龍也 |
担当教員名 (フリガナ) |
タガワ クニフミ,アリモト アスカ,ウエキ タツヤ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 前期 セメスター(前期) |
曜日・時限・講義室 |
(前) 集中 |
授業の方法 |
実習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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実験中心、作業、薬品使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
4
:
上級レベル
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学問分野(分野) |
26
:
生物・生命科学 |
学問分野(分科) |
03
:
基礎生物学 |
対象学生 |
理学系の学部・学科の2年次生以上(大学院生も受講可能) |
授業のキーワード |
生物モニタリングコース:生物多様性、生物採集、調査、分類、系統 進化発生・オミクス解析コース:受精、発生、進化、無腸動物、棘皮動物、半索動物、脊索動物、新口動物、比較発生、遺伝子発現解析 進化発生・ゲノム編集コース:受精、発生、進化、無腸動物、棘皮動物、半索動物、脊索動物、新口動物、比較発生、ゲノム編集、ゲノム解析 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 海産動物の多様性や分類系統、正常発生の観察および分子発生生物学実験などを遂行する発展的な能力を修得するための科目 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 生物学プログラム (能力・技能) ・身につけた基礎的知識を元に実験などの実践を遂行できる以下の実験能力を修得する。1)基礎的な観察技能と実験操作技能。 2)観察した自然現象や実験操作の結果を記述する能力。3)関連するデータを収集し評価する能力。 |
授業の目標・概要等 |
3つの異なる実習(生物モニタリングコース;進化発生・オミクス解析コース;進化発生・ゲノム編集コース)から各自の目的に合わせて選択する。生物モニタリングコースでは、生物の多様性や分類系統に関して、野外での生物観察や採集と実験室での分子生物学的解析の両面からデータを収集・解析することで学ぶ。進化発生・オミクス解析コースでは、主に海産新口動物の発生を対象とした観察・実験によって動物の発生の多様性、共通性を学ぶ。進化発生・ゲノム編集コースでは、海産無脊椎動物を用いたゲノム編集実験を行い、ゲノム編集の原理や応用の広がりを進化発生学の視点を通じて学ぶ。いずれのコースでも、次世代シークエンスに関する基礎的な実験や解析について取り扱う。 |
授業計画 |
生物モニタリングコース: 3泊4日の集中形式で、以下の内容を実施予定。 1.生物の生態学的・形態学的多様性の講義 2.潮間帯を中心にした砂州と磯の生物採集と観察・記録 3.プランクトン採集と観察・記録 4.採集した生物の形態学的同定 5.環境試料からのDNA抽出
進化発生・オミクス解析コース: 4泊5日の集中形式で、以下の内容を実施予定。 1.受精・発生・進化に関する講義(一部英語で実施) 2.新口動物(ウニ・ホヤ・ギボシムシ・ナメクジウオなど)の発生観察と解剖 3.発生における遺伝子発現やその制御に関する次世代シーケンス解析
進化発生・ゲノム編集コース: 4泊5日の集中形式で、以下の内容を実施予定。 1.受精・発生・進化・ゲノム編集に関する講義(一部英語で実施) 2.新口動物(ウニ・ホヤ・ギボシムシ・ナメクジウオなど)の発生観察と解剖 3.ゲノム編集等の遺伝子機能解析実験
オンライン合同発表会: 実習で行なった解析等の結果を参加者各自が発表し、他コースの参加者を交えた総合討論を行う。
レポート提出。
天候や生き物の状態等により、実習内容は若干変更されることがある。 |
教科書・参考書等 |
テキストは実験所で用意する。 参考書:海産無脊椎動物の発生実験(培風館)、無脊椎動物の発生(培風館)等。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
予め配布されるテキスト内容を確認し、実習準備して下さい。 |
履修上の注意 受講条件等 |
実習志願用の書類(広島大学理学系支援室(学士課程担当)へ問い合わせること)を用意して、期限までに提出すること。 当実験所で開講される公開臨海実習は別日開催のコースを複数受講することが可能だが、認定単位は1コース分(2単位)のみとなる。 定員は各実習で異なるため、臨海実験所ウェブサイトの実習情報等で確認すること。 食べ物や特定生物に対するアレルギー、また、それ以外の特異体質の学生は事前に連絡が必要。食事発注先の都合上、食材の指定や変更はできないので留意のこと。 対面実習が実施される尾道市向島町にある臨海実験所までの交通費および実験所滞在中の食費は各自負担。 授業に関連して受講者が収集・作成し、提出したデータ・課題等については、今後、臨海実験所(広島大学)の教材等として利用・公表することがある。なお、この授業科目の履修希望を提出した時点で、以上の内容に同意したものとして取り扱う。 |
成績評価の基準等 |
実習態度・レポート内容・発表内容を総合的に評価する。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
公開臨海実習は、全国から集まる他大学の学生と交流できる貴重な場であり、また、自然科学に対する知識理解を広い視点から捉え直す機会としていただきたい。学内の学生(大学院生も受講可能)にも是非参加してほしい。 |
その他 |
実験所ウェブサイト https://www.hiroshima-u.ac.jp/rinkai |
すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |