年度 |
2024年度 |
開講部局 |
理学部 |
講義コード |
HJ335000 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
生物構造化学 |
授業科目名 (フリガナ) |
セイブツコウゾウカガク |
英文授業科目名 |
Biological and Structural Chemistry |
担当教員名 |
片柳 克夫 |
担当教員名 (フリガナ) |
カタヤナギ カツオ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 3ターム |
曜日・時限・講義室 |
(3T) 水5-6,木5-6:理E104 |
授業の方法 |
講義 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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講義中心、板書多用、パワーポイント使用 |
単位 |
2.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
07
:
化学 |
対象学生 |
理学部(おもに化学科) |
授業のキーワード |
蛋白質,核酸,分光法,回折法,X線構造解析,立体構造 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 生命現象を分子構造に基づいて化学的にとらえるための基礎を修得する。特に最近は新規化合物開発の設計の際に、数十億年の進化の賜物でもある蛋白質や核酸の構造をお手本として利用する例も多くみられており、一度はしっかりと学んでおく必要がある分野である。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 化学プログラム (知識・理解) ・化学諸専門分野や学際領域における高度な専門的知識を理解し習得する |
授業の目標・概要等 |
生命の営みを司る生体高分子(蛋白質・核酸)について、原子レベルでの精密な 立体構造の特徴を知るとともに,機能を考える上で重要な立体構造解明へのアプロ ーチについて学ぶ。 |
授業計画 |
第1回 授業の紹介とタンパク質工学 第2回 タンパク質を構成するアミノ酸の性質 第3-4回 タンパク質分子全体の性質,構造の階層性 第5回 タンパク質の1次構造と2次構造,蛋白質の変性 第6回 タンパク質のドメイン構造とサブユニット構造 第7回 ヌクレオシドとヌクレオチド 第8回 DNAとRNA 第9回 核酸の塩基配列からタンパク質の合成へ 第10-12回 各種分光法によるタンパク質の構造分析法 タンパク質研究における質量分析,赤外,紫外可視,円偏光二色性,核磁気共鳴分光法 第13-15回 タンパク質の立体構造解析法-X線構造解析 回折像と結晶構造因子,X線発生装置と大型放射光X線 分子配列の対称性,回折像の対称性 X線構造解析で解明される,蛋白質による生命の緻密な制御 第16回 【期末試験】 「知識・理解」を総括評価する。 |
教科書・参考書等 |
教科書 「スタンダード生化学」有坂文雄 著(裳華房)【第1回~9回】 (第10回~15回はパワポの内容が教科書代わり) 参考書「生命薬学テキストシリーズ・物理化学(下)」桐野豊 編(共立出版)【第10回~12回】 「X線解析入門」角戸・笹田 著(東京化学同人)【第13回~15回】 【第1回~15回をさらに勉強したい人】「基礎生化学」ヴォート著(東京化学同人) 講義で示したパワポの内容は試験で問います。 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
テキスト,配付資料,映像(ビデオ/PC/その他画像資料) |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
配布するプリントや参考書で予習・復習をすること。その理解の助けになるようにレポート課題を随時課す。 |
履修上の注意 受講条件等 |
学内規定に従い2/3以上の出席を持って成績評価の対象となる。 |
成績評価の基準等 |
レポート提出と試験による総合評価(レポート1割、試験8割、平常点1割) |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
本科目は生物・物理・化学の境界分野のため、理解を深めるためにも講義は毎回出席することを前提とする。なお、生物系の最初の科目であるが、高校と大学の橋渡しになるようにしており、高校で生物を取らなかった学生でもきちんと勉強すればそれが本科目の成績に不利になることはありません(過去の実績から)。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |