年度 |
2024年度 |
開講部局 |
理学部 |
講義コード |
HJ180000 |
科目区分 |
専門教育科目 |
授業科目名 |
無機化学演習 |
授業科目名 (フリガナ) |
ムキカガクエンシュウ |
英文授業科目名 |
Exercises in Inorganic Chemistry |
担当教員名 |
久米 晶子,岡本 泰明,久保 和幸,西原 禎文,松原 弘樹 |
担当教員名 (フリガナ) |
クメ ショウコ,オカモト ヤスアキ,クボ カズユキ,ニシハラ サダフミ,マツバラ ヒロキ |
開講キャンパス |
東広島 |
開設期 |
2年次生 後期 セメスター(後期) |
曜日・時限・講義室 |
(後) 金9-10:理E209,理E210 |
授業の方法 |
演習 |
授業の方法 【詳細情報】 |
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演習中心、板書多用、ディスカッション |
単位 |
1.0 |
週時間 |
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使用言語 |
J
:
日本語 |
学習の段階 |
2
:
初級レベル
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学問分野(分野) |
25
:
理工学 |
学問分野(分科) |
07
:
化学 |
対象学生 |
化学科2年次生 |
授業のキーワード |
無機化学・錯体化学・分析化学の演習 |
教職専門科目 |
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教科専門科目 |
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プログラムの中での この授業科目の位置づけ (学部生対象科目のみ) | 「基礎無機化学」,「無機化学I, II, III」で学習した内容を演習問題として解き,無機化学分野の総合的な理解を深める。 |
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到達度評価 の評価項目 (学部生対象科目のみ) | 化学プログラム (能力・技能) ・身につけた基礎的知識を化学的諸問題に応用できる能力を修得する |
授業の目標・概要等 |
少人数のクラス編成で行い,無機化学(分析化学,錯体化学を含む)の基礎的事項についての演習を通して,無機化学・分析化学糸の授業内容の理解をより深める。 |
授業計画 |
第1回 無機溶液反応の化学(化学平衡,電解質溶液,及び酸塩基反応に関する計算) 第2回 無機溶液反応の化学(酸化還元反応,及び沈殿生成平衡に関する計算) 第3回 無機溶液反応の化学(沈殿生成が関与する錯形成反応及び酸化還元反応に関する計算) 第4回 無機溶液反応を用いる各種滴定に関する計算 第5回 試験(第1-4回までの授業に関して「知識」,「知的能力・技能」を評価する。) 第6回 原子核反応,原子の電子状態,水素原子の原子半径とエネルギー,原子スペクトル,モーズリーの法則 第7回 有効核電荷の計算,電子の軌道と量子数,水素型軌道の波動関数,電子スピンとボーア磁子,電子親和力とイオン化エネルギー,ボーリングとマリケンの電気陰性度,共有結合半径 第8回 結合エネルギー,分子の双極子モーメント,原子価殻電子対反発モデル,3中心4電子結合,イオン結晶における最密充填,イオン半径,基本的なイオン結晶の構造 第9回 イオン結晶の格子エネルギー,ボルン・ハーバーサイクル,結晶格子とミラー指数,プラッグの式,結晶構造因子 第10回 試験(第6-9回までの授業に関して「知識」・「知的能力・技能」を評価する。) 第11回 典型元素化合物の結合に関する演習(同族元素間のシグマ結合エネルギーと元素の周期律,異元素間のシグマ結合エネルギーと元素の周期律,パイ結合エネルギーと元素の周期律,原子上の孤立電子対が結合に与える影響) 第12回 遷移金属錯体に関する演習(1:金属錯体の命名法,正八面体錯体と正四面体錯体の結晶場分裂,結晶場安定化エネルギーの算出,分光化学系列の順序と配位子の性質) 第13回 遷移金属錯体に関する演習(2:金屑錯体の幾何異性体,光学活性錯体となりうる条件,高スピンと低スピンの推定と磁気モーメントの算出,d軌道エネルギーレベルが電荷移動スペクトルに及ぼす影響) 第14回 遷移金属錯体に関する演習(3:Irvi㎎-Williams系列,磁気モーメントによる錯体の構造の推定,中心金属による配位子の分極,トランス効果,配位子置換反応機構) 第15回 試験(第11-14回までの授業に関して「知識」,「知的能力・技能」を評価する。) |
教科書・参考書等 |
教科書:特に指定しない。 参考書:本水昌二(他)『基礎教育シリーズ 分析化学 <基礎編>』 東京教学社; 柴田村治編著「無機化学演習」裳華房; 中原勝厳著「無機化学演習」東京化学同人 |
授業で使用する メディア・機器等 |
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【詳細情報】 |
配付資料 |
授業で取り入れる 学習手法 |
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予習・復習への アドバイス |
第1回-5回では分析化学・溶液化学に関する基礎的計算問題を解く。第6回-10回では典型的な無機化合物の性質に関する演習問題を解く。第11回-15回では主に金属錯体に関する基礎的事項に関する問題を解く。いずれも予め配布された問題を各自が予習することが肝心である。授業では自分の解答と比較するという立場で臨んで欲しい。また一部に関してはグループごとに相談して問題を解答する協調演習も行う。 |
履修上の注意 受講条件等 |
4期までの全ての無機化学関係の授業を履修しているか,受講中であることが望ましい。 |
成績評価の基準等 |
3回の試験50%(程度)及び出席状況を含んだ授業50%(程度)により成績評価を行う。ただし,学内規約により授業全体の1/3以上を無断欠席の場合,成績評価できない。 |
実務経験 |
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実務経験の概要と それに基づく授業内容 |
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メッセージ |
演習問題に対する積極的な解答と質疑を期待する。 |
その他 |
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すべての授業科目において,授業改善アンケートを実施していますので,回答に協力してください。 回答に対しては教員からコメントを入力しており,今後の改善につなげていきます。 |